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社会的背景とビジネス、テクノロジーについて【中国、インド】

ユーチューバーの企画動画を視聴していてもどかしい気持ちになったことはありませんか。もっとあそこでああしていたらもっと面白いのに!あのオチは微妙。自分ならもっと面白く作れるのに!というように。思うに動画コンテンツはまだまだ片方向ですよね。どうすればユーザーがより満足できる動画コンテンツを提供できるのでしょうか。「ビリビリ動画」はより豊かな動画体験を追求すべくインタラクティブ動画コンテンツに着手しました。

一般的な動画コンテンツと比べ、視聴者が能動的にストーリーを主導できるインタラクティブ動画は、より感情移入もしやすく、視聴者の定着を強めることができる。テンセントビデオや愛奇芸にとっては有料会員への誘導など、マネタイズの新たな手法にもなり得る。

↑インタラクティブ動画の利点は、コンテンツの記憶定着、視聴時間向上、コンテンツ改善が可能になることでしょうか。またコンテンツにもよりますが、強力な依存関係を生み出すこともできそう。

話は変わりますが、インド発の女性向けSNSサイト「Sheroes」が好調のようです。

インドで女性向けソーシャル・プラットフォーム「Sheroes」を創設したSairee Chahal最高経営責任者(CEO)は、インドではインターネットの発展が雇用創出に貢献したものの、女性の社会参加の割合は依然低く、雇用率はわずか17%にとどまると指摘する。Chahal氏はこうした性差別の解消を目指してSheroesを立ち上げた。
2013年の開設当初は、企業との提携による女性向けの就職支援を行っていた。その後、インターネットユーザーの増加やソーシャルECの台頭に伴い、二~三級都市の女性がSNSで副収入を得るようになったことを受け、女性向けのソーシャル・プラットフォームへと立ち位置を変化させた。
Sheroesのコミュニティーは現在、62を数える。ユーザーはそれぞれのコミュニティーで写真をアップするなど自らの日常生活をシェアする。「Bazaar」と名付けたコミュニティーでは、同じコミュニティーのユーザーに私物を直接売ることも可能だ。Chahal氏は、このBazaarが今後の主な収益源になると見込んでいる。
 Sheroesではユーザーがコミュニティーへの参加を通じてコネクションを構築できる点を挙げた。ユーザーがソーシャルネットワークの供給側となり、ソーシャルECはその需要側になるというものだ。

↑箱から作って中身を入れるというより、中身が自然発生するから箱を作るというイメージでしょうか。インドでは文化的な理由により女性の労働者数が極端に少ないそうです。さまざまな制約があることを考えると、そのためにソーシャルECが存在しているといっても違和感はありませんね。

おまけ

先月より上海で施行されたゴミ分別条例。非常に大きなビジネスチャンスです。ゴミ収集におけるOMOに注目していきたいですね。

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