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引退したeスポーツプレーヤーのキャリア、ゲームコーチなど【中国スタートアップ】

中国のeスポーツ市場の伸びが好調の要因として下記3つの要因が挙げられます。1つ目は政府による支援。

今回、海南省は資金、人材、税収、ノービザ、イベント認可、中継放送の6分野で優遇と支援を行う「海六条」という新たな政策を発表した。資金面に関しては、eスポーツ企業の成長を後押しすべく「海南生態軟件園(Hainan Resort Software Community)」が10億元(約156億円)のeスポーツ産業特別基金の設立を計画している。人材については、優秀なeスポーツ選手やハイレベル人材を招致するための海南eスポーツ人材「千人計画」が始動した。

2つ目は、中国人のeスポーツに対する認識の変化。なんと北京オリンピックで利用されていた鳥の巣スタジアムで有名ゲームの世界大会の決勝が行われるなど、注目度が高まるとともに大衆にとってeスポーツが身近になってきているようです。

3つ目は、eスポーツイベントの体制が確率されてきたこと。イベントを運営する組織の整備が進んだことに理由がありそうです。

上記の要因によって成長を続けるeスポーツ市場において、特にユニークな企業が「玩家檔案」です。多元的な情報をもとにeスポーツのプレイヤー同士をマッチングさせるサービスを運営しています。

玩家檔案のコアコンピタンス(中核となる強み)は、データマイニングと技術基盤、ユーザーの需要に対する理解力だ。将来的にはeスポーツ大会関連のサービスやアイテムの取引サービス、プッシュ型広告などにも着手していく予定だ。現段階でユーザー数は10万人を超えており、7月には30万人を突破すると見込んでいる。

既存のeスポーツに関する情報検索サービスでは、実現できなかったレベルのユーザーが求める高精度なマッチングを実現することが出来るそうです。考察ポイントとしては最適なマッチングのため、各プレイヤーが入力する情報のなかには趣味のタグがあることでしょうか。

おまけ:ゲームコーチサービスだけでなく引退後のeスポーツプレイヤーのキャリアプランを提供している「比心」もユニークです。

eスポーツも、バスケットボールやサッカーなどのスポーツと同列に捉えるならば「比心」のサービスが誕生するのも当たり前の流れといえばそうなのですが、驚きは大きいですね。

※スカイランドベンチャーズでは資金調達や事業内容のご相談を承っております。気になった方は是非DMください。

下記参照、参考。



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