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1分30秒で読める、中国飲食ビジネス

中国の茶飲料専門店「奈雪の茶」は備品にも徹底的にこだわり、空間づくりに力を入れている。バーも3店舗開店しており、SNS映えする空間に仕上がっている。

カフェ・喫茶店とバーの境界が曖昧になってきている。

もはや飲食店である必要が無いとすら感じる。

飲料はSNSへの投稿ネタとしても、サブカルチャー要素としても、流行文化との融合が始まっており、若者たちのライフスタイルや自己表現の一部となりつつある。消費者を拡大したいのならば、飲料ブランドは特定の商品やシーンだけにいつまでも固執することはできない。

例えば飲食店だと、提供される飲食物を飲食した自分がどう映るのか、イケてるか否かがユーザーにとっては重要なのだと思う(どういった場所で飲食しているのかも重要で、提供される飲食物自体の重要度は低そう)。

また、主な消費者層は流行の変化に敏感な若者であるため、新たな商品ブランドを立ち上げた後も、頻繁に商品のリニューアルを行って彼らの関心を惹き付ける必要がある。この面で、各飲料ブランドの取り組み方はさまざまだが、目標はただ一つ、消費者を獲得し、定着させることだ。

出典 https://36kr.jp/22249/

京都の嵐山にも店舗を抱える「%アラビカ」は中国にも進出。北京の新たなSNS映えスポットとなっている。

中国(香港、深圳、上海)ではすでに10店舗を展開している。さらに南京、広州などへの出店も計画中だ。ミニプログラムでECも展開しており、コーヒー豆のほか、コーヒーマグなどの雑貨も販売している。

出典 https://36kr.jp/21126/

ブランドイメージを消費者に強烈に植え付けられるからこそ、飲食店でありながら雑貨なども人気。実店舗はハブの役割を果たしている。

一方でコーヒーチェーン「咖啡之翼」はコーヒー自動販売機を管理運営する「莱杯咖啡」を買収することによって、スマートコーヒー自動販売機「自由翼」の事業拡大を加速し、ユーザーごとに最適化された珈琲の提供に注力している。

出典 https://36kr.jp/22162/

珈琲をはじめとする飲食物をどのように活用し最終的に消費者を定着させるのか。その手法に今後も注目していきたい。

※中国ビジネスについて語りたい起業家の方、ぜひスカイランドベンチャーズでお話しましょう。お気軽にDMください!






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