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中国リーガルテック【1分で流し読み】

RPA関連の企業の資金調達が中国では相次いでいる。

「法天使(北京)科技有限公司(Fatianshi(Beijing)Technology Co., Ltd)」傘下の弁護士向けオンラインリーガルサービスプラットフォームの「法天使(Fatianshi)」が、シリーズAで「深圳前海京信供銷基金管理有限公司(BJITIC & CO-OP FUND)」から資金を調達した。資金は主に、法律、法務文書等のデータベース「中国合同庫」のナレッジグラフ改良、審査ツールの最適化、「中国合同庫」出版計画の推進に充てられる。現在、中国の弁護士の2割がユーザーとして法天使に登録している。

出典 https://36kr.jp/?s=%E6%B3%95%E5%A4%A9%E4%BD%BF


日本でもより活発的になっていくだろう。最近では、法務監査業務をRPAによって効率化するLIRISが新日本法規出版と共同で実証実験を開始したばかり。

https://liris.co.jp/news/2019/05/14/711/

法律を学ぶ者なら誰もが知っている新日本法規出版との共同実験。中国で今最も将来性が見込まれるRPA企業のCEOの高煜光氏の提唱するRPA市場の勝ち方を踏襲しているようにみえる。

高氏はRPAの市場競争について、迅速に市場を占有すること、製品の安定性、堅牢性、信頼性を高めることの2点が現段階で最も重要との認識を示した。
RPAを導入する顧客は大企業が中心であり、ひとたびその製品が認められれば、ソフトウェア型ロボットの必要数は増え続け、利用場面も多くなる。そうすると、RPA企業の方も顧客の業務フローに対する理解が深まる。RPAは長期的なサービス体制を重んじ、反復購入を獲得していくというビジネスだ。

出典 https://36kr.jp/21869/

ただでさえ業務量の多い弁護士の人手不足問題に対し業務効率化だけではなく根本の人手不足解消にトライするスタートアップが「匯智星源」だ。

AI(人工智能)によるスマート化製品が人間の一部の仕事を肩代わりをすることは、これまでも効率アップや人手不足解消のための重要な方法の一つとみなされてきた。「天津匯智星源信息技術有限公司(Tianjin Huizhixingyuan Information Technology)」(以下、匯智星源)は「AI+法律」で法律相談サービス分野に参入。主力製品の公共法的サービスロボット、オンライン公法サービスバーチャルロボットなどはすでに天津市、重慶市、江西省、遼寧省などの検察院で利用されている。

従来、法律相談サービスを提供する企業は存在したが最終的に弁護士による聞き取りが必要だった。「匯智星源」では、法律相談から解決までロボット単体が担う。

※未来を作り上げるテクノロジーについて語りたい方、是非スカイランドベンチャーズでお話しましょう。気軽にDMください!


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