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【アナトミートレイン×テーピング】僧帽筋中部線維の痛みをアナトミートレインを使って「患部以外の治療5分+テーピング1本」で痛みを解決した治療方法


今回は僧帽筋中部線維へのアプローチの一例になります。

アナトミートレインを使った治療は管理人自身、比較的頻繁に使っていて、今回は特にドンピシャで決まったのでこちらで公開していきます。

アナトミートレインとは

アナトミートレインとは簡単にいうと筋膜の特徴的な繋がり(ライン)の事で、12本のラインがあります。

・スーパーフィシャルフロントライン:SFL

・スーパーフィシャルバックライン:SBL

・ラテラルライン×2:LTL

・スパイラルライン:SPL

・スーパーフィシャルフロントアームライン:SFAL

・ディープフロントアームライン:DFAL

・スーパーフィシャルバックアームライン:SBAL

・ディープバックアームライン:DBAL

・フロントファンクショナルライン:FFL

・バックファンクショナルライン:BFL

・ディープフロントライン:DFL

それぞれのライン上でどこかに問題が起きると、同一ライン上の他の場所へ影響を起こし、痛みとなりうる。

以前テレビで肩こりに対して足趾を屈曲すると、柔らかくなるって番組がやってましたが、あれがそうですね。

あれはスーパーフィッシャルバックラインを使ったアプローチになります。

ここでは各ラインについては触れないので、興味がある方は調べてみて下さい。


患者さんについて

年齢:13歳
部活:バドミントン部
身体的特徴:関節弛緩に近いぐらいの可動域
同一部位の治療経験:僧帽筋中部線維の短縮性収縮ex、小胸筋へのアプローチ
主訴:僧帽筋中部線維の痛み

実はこの子は2回目の施術で、最初にアプローチをしたのも僕自身でした。

<初回の治療について>

この子はかなり関節可動域が広く、反面スタビリティが低下しているものを考え、僧帽筋中部線維の収縮を入れるエクササイズをし、自宅でも行うように指導をしました。

結果としてその場ではまあまあでしたが、その後は改善せずに再来院となり、今度はアプローチ方法を変える事に。

そしてここからが2回目の施術となります。


アナトミートレインを使ってみた

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