Yoichiro Ashida

芦田 陽一朗 - Ashoka Japan. College of the Atlan…

Yoichiro Ashida

芦田 陽一朗 - Ashoka Japan. College of the Atlantic(アメリカ・メイン州)卒。1996年生まれ。 Envisioning the world where empathy is translated into action.

マガジン

  • アショカ・ユースベンチャラー活動ブログ

    • 34本

    「これはおかしい」「これを変えたい」心の違和感や気づきを行動に移し、小さくても社会に変化を起こしていく。アショカ・ジャパンでは、そんな若者チェンジメーカーを「ユースベンチャラー」として認定し、彼ら・彼女らが失敗を恐れず活動を進められる環境を一年提供しています。このマガジンでは、ユースベンチャラー本人が、活動や気づきについて、自分の言葉で綴ります。 過去アーカイブ記事:https://medium.com/ashoka-japan アショカ・ユースベンチャーについて:https://bit.ly/AshokaJapanYouthVenture

  • 私の選択・私の行動

    「世界を変える」 そんな大それたことを言う政治家や革命家、カリスマ的リーダーなんかいないし必要ない。 それよりも、 「これ、何かおかしいんじゃないか」、 「この状況、なんとか変えたい」と 素直な気持ちを、行動に移す。 大規模じゃなくても、自分の手と足を動かして。 今の社会に必要なのはそんな若者なんじゃないか。 これは、自分で選択し、自分で行動する若者の物語。

  • 多様性と自分

    アメリカの大学に留学する僕が、多様性と自分の関係性について考える記事のシリーズ。人種、経済バックグラウンド、ジェンダー、セクシュアリティなど、日常の一部になっていること、普段あまり意識しないことをあえて言葉にして考えてみます。

最近の記事

4年間の留学と1年間の休学の意味

(English version is available here - On Empathy) 僕はオタクに憧れていた。 数学、俳句、古典、演劇、哲学、軍事もの、鉄道やその音に至るまで、何か一つ、熱中できるものを持っている友達に囲まれて過ごしたのが、僕の開成での6年間だった。他人の目なんか気にせず自分の世界に浸ったり、好きなものへの情熱を永遠に語り続けられる姿が好きだった――そして同時に彼らが羨ましかった。僕には何かこれというものが無かったのだ。一番嫌いだった言葉は「普

    • 気候変動について知っておくべき2つのこと

      気候変動(Climate Change)は、大規模で複雑な問題だ。個人で解決できる問題じゃないし、数字やグラフ、専門用語がいっぱい出てきて、理解する前に心が折れそうになる。でもGreta Thunbergや小泉環境大臣など、メディアで話題になることも多くなってきたように思う。先学期、Climate Justice(気候正義)という授業を取った僕から見て、忙しい人達でもこれだけは知っておいたほうがいいと思うのは、 「日本人の生活にも直接影響する」ということと、 「今まで通り

      • 努力が全て(じゃない)

        中高生の頃、「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。」という王貞治さんの言葉が大好きだった。このストイックさがとにかくカッコいいと思った。ももクロの5人が笑顔を絶やさずに、全力で歌って踊る姿に元気をもらった。硬式テニス部と運動会で、スポ根精神あふれる男子校生活を送った自分にとって、「努力」の二文字は絶対的な存在だった。「甘えるな、妥協するな、まだまだできるはずだ。」そう自分に鞭打って頑張ることがすべてだと思っていた。 アメリカの大学

        • 矛盾を抱えながら生きる

          アメリカのメイン州にある僕の大学では、スピーチや講義の前によくLand Acknowledgementということをする。短くまとめると「私たちはこの地で長い時間を過ごしたネイティブ・アメリカンの土地に立っているということ、そして彼らの神聖なる水や土地の権利を今も侵しているということを認めます」という内容の文章を読み上げ、20秒~1分ほど沈黙を共有する。 黙祷に近いけれど、少し性質が違う。例えば東日本大震災の被害者や原爆被害者や戦死者への黙祷は、その死を悼むのが主な目的だ。そ

        4年間の留学と1年間の休学の意味

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        記事

          「普通」に苦しみ、「普通」と闘う:千葉桃

          --- 私の選択・私の行動 ③ --- 「これ、何かおかしいんじゃないか」 「この状況、なんとか変えたい」 素直な気持ちを、行動に移す。 大規模じゃなくても、自分の手と足を動かして。 今の社会に必要なのはそんな若者なんじゃないか。 これは自分で選択し、自分で行動する若者のストーリー。 ———————— 千葉桃(弘前大学4年・22歳) 柳田國男の『遠野物語』で知られる岩手県遠野市で生まれ育った千葉さん。全校生徒わずか3名の小・中学校に通っていたが、小学4年生の終わりに

          「普通」に苦しみ、「普通」と闘う:千葉桃

          ゴミから肥料。畑でつながる:山﨑 紀奈里

          --- 私の選択・私の行動 ② --- 「これ、何かおかしいんじゃないか」 「この状況、なんとか変えたい」 素直な気持ちを、行動に移す。 大規模じゃなくても、自分の手と足を動かして。 今の社会に必要なのはそんな若者なんじゃないか。 これは自分で選択し、自分で行動する若者のストーリー。  ———————— 今回紹介するのは、とても元気で笑顔が印象的な山﨑紀奈里(やまさき・きなり)さん!岡山県日生(ひなせ)町で新しい肥料を開発し、農業と食事を通じて地域が明るくなるきっか

          ゴミから肥料。畑でつながる:山﨑 紀奈里

          選んだ島根の地で ― 竹ボーイ・鈴木元太の挑戦

          --- 私の選択・私の行動 ① --- 「これ、何かおかしいんじゃないか」 「この状況、なんとか変えたい」 素直な気持ちを、行動に移す。 大規模じゃなくても、自分の手と足を動かして。 今の社会に必要なのはそんな若者なんじゃないか。 これは自分で選択し、自分で行動する若者のストーリー。  ———————— 萩・津和野の名で知られ、「山陰の小京都」とも呼ばれる島根県津和野町。豊かな自然の中に赤い瓦の屋根が続く街並み。石畳で整備された中心部は城下町の雰囲気を漂わせている。

          選んだ島根の地で ― 竹ボーイ・鈴木元太の挑戦