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失敗に負けるな

仕事や人生には、失敗やミスはつきものですよね。

「悔やんでいる人は、実は反省していない!」

ドキっ!
そりゃ、失敗やミスをしたら、後悔したり謝ったりしますよね・・・

反省とは?

ある方の話によると、

- 仕事で失敗した際に、「ああ、しまった!二度とこうした失敗をしたくない!」と思うのは「後悔」で「反省」ではない

- 仕事でトラブルになって、「すべて私に責任がありあす。私の未熟さが原因です!」というのは「懺悔」であって「反省」ではない

そうです・・・

では、「反省する」とは何か・・・

それは、抽象的・情緒的なことではなく、極めて「具体的・理性的」な振り返りをすることなんですよね。

もちろん、失敗したそのときの素直な気持ちはとても大切です。

でも、そこで単なる自分の中の気持ちだけを「反省」として終わらせるのでは無く、失敗の経緯を振り返り、それがどうして起こったのか、原因を明確にし、自分の仕事の進め方の何を変えなければいけないのか、どんなスキルやテクニックが足りなかったのか、・・・・など、仕事のプロとして、ひとつひとつのプロセス、シーンについて明確にし、対応する行為が重要です。

我々のようなメーカーは、特に品質問題などが発生した場合は、上記の反省の行動が重要な仕事です。

一方で、その他の現場やシーン・・・、
例えば、お客様から問い合わせの現場、営業活動の現場、会議進行の現場、間接業務の現場、教育訓練の現場、OJTの現場・・・などでは、小さな失敗がまだまだ軽んじられ、反省なく次に活かされないケースがまだまだ沢山あります。

せっかく仲間が得た「失敗」という成長のチャンスを、共有化し次に活かすための「反省」が必要です。

この反省を、組織で日常から対話する習慣のあるチームは、必ず成長すると信じています。

コミュニケーション力を高め、「失敗を活かす」チームを目指します。

良い失敗と悪い失敗

「失敗」には、良い失敗と悪い失敗があります。

- 「悪い失敗」とは・・・

実は、実力の中で「避けられた過ち」。
後ろ向きな姿勢や態度、行動が生んだ怠惰、ごまかし、手抜きから起こります。一連の品質不正や会計不正などの不祥事は、だいたいこの代表例です。

我々の日常の中の品質問題の中でも、ほとんどのケースがこれにあたります。

仕事の”原則”を守っていない為の失敗も、明らかにこのケースです。

起きてしまったら、「なぜ」を繰り返し、真因を究明し、同じ過ちを繰り返さない仕組みを、組織の中に埋め込む「反省」が必要です。


- 「良い失敗」とは・・・

前向きに、新しい挑戦をした結果、起きるもの。
もちろん「反省」は必要ですが、そこには次の成功に繋がる大きなヒントが隠れています。

この手の良い失敗は、覚悟の上でむしろどんどん挑戦したほうが良いと言えますよね。


確かに最近の風潮は、企業では失敗が許されず、失敗すれば世間の冷たい目にさらされ、風評被害なども合わさり、会社が傾くほどの事態になることもあります。
でも、それだからと行って、挑戦しない、守りばかりの会社は、その先の成長もできません。

「良い失敗」を恐れず挑戦する会社、自分でありたいものです・・・

「行動すれば次の現実」

この言葉は、近年惜しまれてお亡くなりになった、カリスマコンサルタント石原明先生の言葉です。

行動すると、なんらかの結果がでますよね。

うまくいくこともあれば
うまくいかないことも・・・

でも、長い目でみれば、どちらでもいいという話です。

もしも、結果的に失敗しても「こうすると失敗する」ということがわかります。
確実に、行動をする前よりも前に進んでいます。

もちろん、行動してた結果が良ければ、さらに良し!

とにかく、行動すると次の「可能性」が広がるのです。

可能性を広げることが成功、成長への一歩

成功でも失敗でも、結局何が得られるか・・・

それは、「可能性」かもしれません。

例えば、
- 新しいやり方を知った!
- 新しい「知り合い」ができた!
- 別の課題を見つけた!
- 今まで知らなかった「情報」を得た!
- 自分の長所に気づいた!
など…

次の行動につながる成功の「可能性」が増えていきますよね。

これがメッチャ大きい・・・

目標や目的を達成するための、可能性がどんどん増していくわけです。

行動すると、行動したことによって得られる結果から、次の「可能性」が
ドンドン生まれてくる・・・。

山登りで、少し高いところに登ると、景色が変わり、頂上に近づくのとのと一緒ですね・・・

失敗を恐れない行動で、仲間とともに成長したい!

※ 2018 社長VOICE より

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