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ウィスキングスクールProgress開講! (前回ウェビナー内容)

みなさん、こんにちは!ネバーニャです。
いよいよ、ウィスキングスクールを本日開講いたします。誰しもが本場のウィスキングを体系的に学べるスクールとしては日本初の取り組みとなります。

ウィスキングは座学や動きを体で覚えていくパートが多く、それをオンラインで身につけてから、希望者にはオフラインでの講習会もご用意しております。

オンラインで動画を見て学び、自分の部屋などでウィスキングの動きを実践して撮影し、講師からフィードバックがもらえたら次に進むという形を取っています。これは見るだけでなく、体で動いて覚えてもらうことを重要視しているためです。

サウナ/バーニャという熱気と蒸気に包まれた空間で、体で覚えたものでないと実践ではなかなか使えないのです。また、事故のないよう、温度管理や体調管理といった安全面についてもアドバイスしております。

僕自身もこのようなスクールをロシアで受けて、基礎をしっかりと学んでから、実践で少しずつ経験を積んできました。長年培われたノウハウがロシア語にしかないのはもったいないと思い、自らマスターの言葉を日本語に分かりやすく翻訳しております。

ウィスキングを学びたいと思っていた方は是非チャレンジしてみてください。マンツーマンでの指導やウィスキング施設運営のアドバイスも含め事業者向けのプロフェショナルコースもご用意しております。


ウィスキングスクールについて、前回2021年11月25日に実施した無料ウェビナーの内容をまとめましたので、共有します。

動画はYouTubeからも閲覧可能ですので興味のある方は、巻末の動画をご視聴ください。

<ウェビナー内容>

【スタニスラフ・パーニン(以下:スタニスラフ) 
自己紹介・日本の皆さんへメッセージ】

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スタニスラフ:私は約12年前にプロのウィスキングを始めました。すべての始まりは私がリラックスして、気持ちよく、理にかなったウィスキングを体験したことからでした。なぜ、そのウィスキングがそこまで自分の中に強い印象を残したかというと、それはウィスキングの中の構成要素である蒸気、葉っぱ、温かさを深く感じられたからだと思っています。

そこから12年の間、私は「なぜウィスキングが人に、自分にそのように心地よく作用したのか」「それはどのような作用なのか」、そして「どのような人にとってウィスキングは効果的で、必要とされているのか」ということを研究し続け、今ここでお話しするに至りました。

ロシアバーニャについて研究し活動をしていく中で、ある所で「自分はロシアバーニャについてすべて知っている」と思うようになるかと思っていたのですが、実際は全くそんなことはなく、やればやるほど少しずつ新しい扉が開いていき、新しい可能性が見えてきました。

その中でも特に、バーニャがいかに人のメンタルや考えにどのように作用するかということへの理解が、経験と共に深まってきました。最初の頃はウィスキングのコンテストやイベントに出場したり、バーニャ関係者の人々と関わったりといった活動をしてきたのですが、人に与える作用、人の心と体にに与える影響について徐々に興味を持つようになってきてからは、これについて深く、かつ具体的に研究をするようになり、どんどん面白い世界が見えてきています。

ウィスキングのキャリアを積むと同時に、私は一人の男として、一人の父親として、ウィスキングのプロフェッショナルとして、日々学び、成長してきました。ロシアバーニャはとても大きな力を秘めています。その力とはこの惑星に住んでいる私たち一人一人が持っている力と同じような力であり、もしその人が望めばロシアバーニャの持っているエネルギーは最大限に発揮されます。

僕自身は日本人とは関わったことがなく、日本についてはよく知りません。ただ僕が分かるのは、皆さんが若くて元気があって、私たちと同じようによく働いている人たちだということです。皆さんがたくさん働かれている中で生まれてくる疲労感のうち、肉体的な疲労はそう大したものではありません。肉体的な疲労というのは、食事や入浴で癒すことができるからです。

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一方で、現代人にとって最も大きな疲労というのは、頭と心に溜まるものだと思います。ロシアバーニャというものはまさにこの疲れの癒しのために作られたもので、頭と心に大きく作用します。ロシアバーニャで頭と心の疲れを癒すには、ある程度必要な知識を得ていく必要があります。これらのロシアバーニャに必要な知識はロシアの中に元々あるものですが、現在少し忘れ去られている部分もあるため、これらを復活させる活動をしています。

現在、世の中では色々な分野・業界においてトランスフォーメーション、つまり変革が起きていますが、同じようにロシアバーニャでも変革が起きています。従来のロシアバーニャには色々な形があったのですが、本来のバーニャの形である、心と頭を癒し、人々が自分が人間であることを再認識する場所としてのトランスフォーメーションが起きつつあります。

そして今、ロシアバーニャの本質について理解している一部のバーニャマスター、ウィスキングマスターが集まり、知恵を交換し合い、活動し、レベルを高め合っているところです。私たちには長年培ってきた多くの知識や経験があります。そしてそれらを日本の皆さんと共有する準備が出来ています。ロシアバーニャで感じる体験は誰にとっても必要だと思いますし、少なくとも週に1回体と心をリセットする体験は必要だと思います。

今日はこの後、少しヴィヒタ(ロシア語:ヴェーニク)をお見せしながら、ウィスキングの一部を少しデモンストレーションしようと思います。これはどんどん深く、面白くなっていく、奥深い分野でもあります。

皆さんは、例えば週に5日働き、週に1度バーニャに入ると思います。働いている5日間は外の世界と繋がる一方で、週に1度バーニャに入るとき、ウィスキングを体験するときは自分自身の世界と繋がります。これによってバランスを取っていくのです。

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この習慣を取り入れていくことによって、少しずつ心と体、心と頭がバーニャから出た後に綺麗になっていきます。そして、綺麗になったその心と体、頭で行動していくことで、あなたの人生は少しずつ変わっていきます。

考え方が変わると、あなたの姿勢や行動が変わっていきます。行動が変わると習慣が変わっていきます。さらに習慣が変わるとその人の性格が変わり、性格が変わると人生や運命が変わっていきます。このようにしてロシアバーニャはその人の人生に作用していきます。

しかも、それが自然な形で作用していきます。週に1度、正しくロシアバーニャに入ることによって、少しずつ変わっていくのです。私たちには、そのための必要な知識や技術は皆さんにお伝えする準備が出来ています。それらは全く難しいことではなく、シンプルに少しずつ基本を学んでいくだけでいいのです。それらの知識や技術を忠実に実践していくだけで、自分に合ったやり方が完成してくると思います。

また、ロシアバーニャ・ウィスキングを学ぶことで、人に対する感謝、慈悲の心が生まれ、その心によって両親や友人に良い体験を提供することができるようになるでしょう。

私はいつも、「ロシア人は皆、バーニャでウィスキングができるようにならなければならない」と口酸っぱく言っています。私が考える男性の使命というのは、外の世界に少しでもいい影響を与え、世の中に貢献すること、すなわち子供や色々な人々に対していい作用をもたらすことが男性(に限らず女性も)の使命だと思っています。これらに加えて、バーニャの中では色々な元素、水や風や火、ヴェーニクの葉の自然の力などがあり、そういったものを使いながら、自然な、良い形で外の世界に影響を与えることができます

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日本とのつながり、ヨウイチとの繋がりという点についてですが、ヨウイチはロシアで僕のところに来て僕のウィスキングを受け、僕からウィスキングを学び、一緒にモスクワで色々なところに行き、ウィスキングの大会などに出場しました。このヨウイチとの繋がりはロシアのバーニャにとって大きな歴史になると思っています。ロシアのバーニャが日本人の皆さんに伝わるいいきっかけになると思います。

多くのロシア人は「日本人は働きすぎ」というイメージを持っていますが、勤勉で頭をよく使う日本人にこそ、ロシアバーニャが必要だと私は信じています。

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【質疑応答】

Q.鹿児島でウィスキング体験を行いたいと思っているのですが、素人がオンラインのみで学び、施術を行うことは危険になりますか?

スタニスラフ:結論から言うと、オンラインでしっかり知識を得ながら、ウィスキングに詳しい人とコンタクトを取ることが出来るのであれば問題ありません。例えば温度や体調管理などについて、知識のある人と連絡を取り、随時質問ができるような状況でやるのであれば危険ではないと思います。ただし、知識のない中で闇雲にやってしまうと危険にもなり得ると思います。


Q
.バーニャに入る前後は飲酒は控えた方がいいのでしょうか?

スタニスラフ:アルコールは人に刺激を与え、人に変化をもたらすものです。お酒を飲むと気分や考えが変わるかと思います。これと同じようにウィスキングも人に変化をもたらすものです。そのため、このような変化をもたらす複数の要素を一度に混ぜてしまうことは基本的にはあまりよくないと思います。

勿論心臓に負担がかかるということもありますが、それだけではなく、ウィスキングは体にいい変化をもたらすものと認識しているので、アルコールとは混ぜないようにしています。また僕自身も以前は飲酒をしていましたが、ウィスキングをはじめ、人の心と体について研究するようになってからは一切飲酒をやめました。

ネバーニャ:僕がロシアで、スタニスラフと行動を共にした時も、一週間一滴もお酒を飲みませんでした。

スタニスラフ:私は飲酒も喫煙もしませんし、皆さんにもそうすることをお勧めしますが、強制はしません。それは皆さんの自由です。

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Q.ウィスキングの歴史ですが、いつ頃から今の形のウィスキングが行われているのですか?

スタニスラフ:ウィスキングの歴史は、人々が自然の中で暮らしていた頃から存在していました。太古の人々は、冬、太陽が隠れてしまっている時には、太陽の光を浴びて温まったりリラックスしたりする代わりに、火を使って体を温めるという方法を見つけました、火を使って薪を燃やし、石を熱し、石に水をかけて蒸気を浴びて、草木を採ってきて体をたたくということは、紀元前から行われていました。その後都市ができ、その中で公衆バーニャのようなものが生まれ、バーニャの歴史が広がっていきました。

また、田舎や自然の中でのライフスタイルは、ロシアの「第二の母」と言われています。現在、健康志向の高まりなどにより、こういったライフスタイルに回帰する動きがあります。ウィスキングそのものが持つ人々に対する作用というのは化学的、医学的にも証明されたもので、シンプルなものです。後ほど実践でお見せします。


Q.温浴や医療以外で、バーニャとコラボレーションが期待できる業界はありますか?

スタニスラフ:面白い質問ですね。バーニャ・ウィスキングは人体の機能に働きかけ活発化させるという働きがあります。加えて、人の頭と心に働きかける、心を落ち着かせる働きもあります。

具体的なところでいうと、ロシアでも昨今取り入れられ始めているのは、ビジネスマン、企業の経営者やトップマネジメントがウィスキングやマッサージを受け、日頃の疲れを取り、再びしっかり働けるように回復させるというものです。

加えて、こうして頭に働きかけるロシアバーニャは、物事の捉え方、物事の考え方を変えるということにも繋がるため、トレーニングや研修、頭脳的な作業や学びの場等とも相性がいいです。心の状態をしっかりと整えた上で何かを学ぶと、脳がより客観的に、落ち着いた状態で物事を捉えることが出来るようになります。そのため、頭脳労働者の人たちと相性がいいと思います。

元々そういった頭脳労働者の人たちの中には、アルコールやドラッグでストレス発散をする人がいたと思いますが、徐々に時代の中で、これらは人工的なものであるということに気付き始め、自然に回帰するという流れが出てきています。

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Q.ウィスキングで使うヴィヒターはどのように作るのですか?

スタニスラフ:葉には表と裏がありますね、片方は太陽を向いている方、もう一方は地面を向いている方です。枝は若くて細い枝を使います。それらを花束のように束ねます。両面とも地面を向いて生えていた葉を外側に向けます。なぜなら葉の裏側のほうが栄養素が多く、それを体に触れさせるためです。外側や上の方には大きな葉を、持ち手に近い部分には小さな葉を置き重ねていき、縛ります。とても簡単です。
さらに束ねた枝を一度直射日光の当たらないところで乾燥させ、その後にプレスして、平たい形に成形します。

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Q.根畑さんのオンライン/オフラインスクールはどのように開校を予定していますか?
ネバーニャ:はい。このような形でオンラインの講座をスタニスラフと実施しながら、オフラインも主に東京で開校していく予定です。これは、オンラインとオフラインどちらかのみ、ということではなく、双方で補完しあうというのが大切だと思っています。オフラインでは感覚的なもの、葉の感触や匂いなどを実際に受けてみて感じること、一方オンラインではオフラインでの感覚を家で繰り返し習得していく、その繰り返しが大切だと思っています。

僕自身、スタニスラフのレッスンをオンライン/オフライン共に経験しており、オンラインではSkypeなどで個人レッスンを受け、動きの基本を学び、オフラインでは感覚をつかんでいきました。何よりやはりウィスキングを実際に受けるというのがまず第一歩だと思います。これは僕のウィスキングに限らず、今日本でもウィスキングはどんどん広がっているので、色々な人のウィスキングを受けることで、体感で何をしているかを理解することができるかと思います。


Q.なぜウィスキング中に体に水をかけるのでしょうか?


スタニスラフ:水には2種類あり、お湯と冷たい水があります。
僕のウィスキングでは、一番最初に体にお湯をかけるところから始めます。これは、お湯によって熱を体に浸透させ、ウィスキングに入っていくためです。バーニャは60℃前後と熱すぎず、温かい空間なので、まずは熱伝導率のいいお湯によって体を温めるのです。

一方、熱くなった時に冷たい水をかけるのは、ロシア語でコントラストと言いますが、いわゆる温冷交代浴と同じです。これによって自律神経の働きを整え、内部に作用し、内臓を浄化します。ロシアバーニャは基本的に自分の内部と繋がることを目的としていますが、これは身体的・精神的両方の意味で繋がることを意味しています。

Q.音とウィスキングの関係について教えてください。

スタニスラフ:面白い質問ですね。音とは何でしょうか?言葉も音ですね。今こうしてウェビナーで、音、すなわち私の言葉によって皆さんの脳や考えに働きかけています。言葉にはそうした力があります。

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バーニャの中では音だけではなく匂いや葉の感触などが五感を通して作用します。そして、それらが気持ちのいい形で作用する必要があります。そのように作用するために、一つ一つの要素が気持ちがよく、ストレスを与えすぎないものでなければなりません。例えば、熱すぎてすぐに出たくなってしまうようなバーニャは良くないのです。熱いバーニャで我慢すること、逃げたいと感じてしまうことは良くないのです。逃げたいという考えに支配されてしまい、その他の要素の効果が薄れてしまうからです。すべての要素が良い環境を作ったうえで適度な熱を与えることが必要です。

ネバーニャ:スタニスラフのバーニャはとてもマイルドで、暑くて逃げたくなるというものではなく、かと言って生ぬるいわけでもなく、絶妙なバランスを保っています。

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Q.オフラインスクールは開校予定ですか?
ネバーニャ:はい、先ほどお話しした通りです。ただし、現状決まった施設を持っているわけではないので、様々な場所でオフラインの講習会を実施します。ゆくゆくは施設を作るということもしたいと思っています。


Q.ウィスキングで重要なことは何ですか?利用者の快感ではなく、自分自身を見つめさせることが大切ですか?

スタニスラフ:とてもいい質問ですね。ありがとうございます。利用者の快感と自分を見つめさせる環境づくりということですが、これはどちらかひとつということではなく、快感がないと自分を見つめさせることはできないと考えています。これらは表裏一体で必要十分条件なのです。バーニャの中で、心地よい状態を作ることで、その人が自分の世界と繋がるという作用をもたらすのです。

一番大事なことは、ウィスキングの最中は我慢するだけのものではなく、その中での気持ちよさを感じるからこそ、バーニャの中で自分の体と繋がることができるのです。

Q.ロシアのどこを訪ねればスタニスラフさんに会えますか?

スタニスラフ:モスクワに来てください。モスクワ郊外、西の方の車で1時間ほどのところにある別荘地に僕のバーニャがあるので、そこに行けば、そこで寝ることもできますし、食事付きで1泊2日程過ごしたりすることも出来ます。

スタニスラフ インスタアカウント

https://instagram.com/mr.stanya?utm_medium=copy_link

Q.幅広い層の人にウィスキングを体験してもらいたいと考えていますが、特に高齢の方や基礎疾患のある方にはリスクを伴うと理解しています。絶対禁忌や相対禁忌があれば教えてください。

スタニスラフ:まずバーニャという場所は、強制的に連れて行ってはいけません。その人の意志を尊重する必要があります。その人が自分の体とも相談したうえでバーニャに来たい、体験したい、と思うのであれば問題ないと思います。

その上でどのようにウィスキングをしていくかですが、一番大事なのはやはり温度です。熱すぎるバーニャやサウナは当然リスクが伴います。相手をしっかり見ながら少しずつ温度を上げたり、少しずつ体に働きかけていくということを丁寧にやっていけば、間違いは起きないはずです。

高血圧などの、一般にサウナに入らない方がいいと言われている人たちについては、もちろん100℃などの高温では危険になってきますので、50~60℃に抑えるなど、そういった部分で調整をしていく必要があると思います。

Q.日本で流行っているサ飯のように、バーニャの後にお勧めの食べ物があれば教えてください。

スタニスラフ:基本的にはバーニャの後はあらゆる感覚が鋭くなっており、心が喜ぶものを食べるのが良いと思います。例えば甘いハチミツや、美味しくて温かいお茶、フルーツ等を食べると良いと思います。いわゆるロシアにあるフィンランドサウナ(ドライサウナ)のような、乾燥して温度が高いサウナの中では、乾燥し、熱があまり体の中に入っていかず、サウナの中でカロリーを消費するため、サウナの後に脂っこいものや肉などが食べたくなるかもしれません。
しかし、バーニャの後にはマイルドで、かつ感覚が喜ぶものを摂っていくのが良いのではないかと思います。

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Q.ロシアではウィスキングは職業となっていますか?日本でもウィスキングで食べていける時代は来ると思いますか?

スタニスラフ:ロシアでも珍しい職業ではありますが、ウィスキングを職業としている人は存在します。単にバーニャの中で葉っぱを振るだけではなく、やっていることが理にかなっていて、一部のマスターは専門の職業としてやっています。

私は、日本はウィスキングでトップに立つ可能性を秘めていると思います。なぜなら日本人は忍耐強く、規律があり誠実な心を持っているので、日本人のウィスキングのレベルはトップになっていくのではないかと思います。

Q.ロシアではウィスキングと医療や福祉などの繋がりはありますか?
スタニスラフ:もちろんです。例えばロシアでは、高齢者の方、筋肉や皮膚が衰えてきた方に対しては、骨や膝やひじなどの関節、筋肉と骨を結ぶ部分を少しずつ内部から温めていくことで、活発化させていくという施術を行います。それはとても心地のいいものであり、良い作用を与えることができます。ただし、高齢者の方にウィスキングをする際には、子供にウィスキングをするように、少しずつ、優しく施術していく必要があります。

【ウィスキングをどのように学んでいくのか】

スタニスラフ:ウィスキングを学ぶ上で大切なのは、ウィスキングの意味を理解した上で、脳とウィスキングの手の動きを感覚としてリンクさせることが大切です。少しずつ学んでいき、考えなくてもバーニャの中で手が勝手に動くようになるまで練習することが大切です。そうして続けていくうちにだんだん慣れてきて、人に施術していくうちに「こうしたほうかいい」ということを考えられるようになっていきます。これがとても良いウィスキングのレベルと言えます。

【最後に】

スタニスラフ:ロシアバーニャ・ウィスキングを学ぶことは、自分自身の心と体と繋がる大きな手段になると思います。それらを取り入れることによって、自分自身はどんどん変わっていきますし、誇張ではなく、その人の人生を大きく変える力があると信じています。

ウィスキングを通して人にいい体験をもたらすということはもちろんですが、皆さんが学ぶことを通して、自分自身に対する深い理解を得ることが出来ると思います。さらにそれは、外の世界から人工的なものを取り入れるという方法ではなく、自然な形で吸収的できるというのがロシアバーニャの特徴だと思っています。

これからヨウイチと一緒にやっていくオンラインスクールの中では、そのために必要なウィスキングの動きや基礎知識などを共有していきたいと思っています。現在オンラインは普及していますが、オンラインが普及すればするほど、オフラインがさらに貴重になってくると思います。オンラインで実際に会って体験する、実際に肌で感じるということがこの時代にはますます重要になってくると思います。そういった機会も提供できればと思っています。

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ネバーニャ:近々、ウィスキングスクールを始めたいと思っています。内容や金額の詳しいところは今後出していきますが、スタンダードなウィスキングコースは、すごく安いわけではないとは思いますが、しっかりと身につけて今後に活かしていきたいと考えている人からしたら高くはないと思います。

僕自身もロシアでいろいろ学ぶに際して、スタニスラフの元や他のウィスキングスクールで学んできた経験があるので、これを活かした形に出来ればと思っています。

(本日22年3月6日リリース!詳細は下記ホームページから)


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