オーガニックカラー とは?頭皮がしみる、かゆい方でも使えるのか。
こんにちは、ご覧いただきありがとうございます!
代官山で美容師をしております、西村陽一です。
髪や頭皮に負担が少ないカラーや安全な白髪染めカラーやメンズヘアも是非お任せください。
ジアミンアレルギーでお悩みの方、確かな知識と技術でお客様のお悩みを解決致します。ジアミンアレルギー診断やご相談などお気軽にお問い合わせください。
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◆今回はオーガニックカラーについて
よくHPB(ホットペッパービューティー)などのクーポンサイトにカット&オーガニックカラーといったクーポンをよく見かけます。
オーガニックと聞くと髪が痛まなそうな印象がありますよね。
お客様からの印象を聞くと
傷まなそう
しみにくそう
といった声をよく聞きます。
実際にはオーガニックってそもそもよく分からないけど選んでいたりする方もいらっしゃるのではないでしょうか?
◆実際オーガニックってどんなもの??
オーガニックって何なのか調べてみました。
オーガニックについて調べると「有機、有機栽培」と書いています。環境負荷を考えた製造方法とのこと。
そして「この製品はオーガニックとして認証いたします!」
といった判断をする機関がいくつもございます。
このように認証機関で統括されてい流わけではなくいくつもの機関や連盟があり、それぞれ各国の団体によって審査基準が違います。
◇日本の商品の認証機関はJAS
日本では、JASが認証を受けた製品でないと「オーガニック」と商標の使用が難しいです。
審査基準は厳しく、各国の基準と引けを取りません。
◆実際、オーガニックカラーってどう?
オーガニックカラーの表記には
「天然由来」
「天然成分配合」
髪に良さそうと思いがちですが実はオーガニックのカラー剤でも通常のカラー剤との仕組みは変わりません。
オーガニックカラーも通常のカラーと同じく
ジアミン
アルカリ
過酸化水素
の三つの成分が混ざりあい反応します。
オーガニックカラーは、アルカリ成分が通常のカラー剤に比べて抑えられていて、髪の毛のダメージを考慮しながら染めることが可能。
髪の毛の痛みが気になる方にとても相性が良いです。
デメリットは、、
色味が薄い。
高明度、高彩度のカラー剤(イルミナ、アディクシーなど)に比べて色が薄く希望に色が出にくいのが難点、、。
◇カラー中に頭皮がしみやすい方の注意点
頭皮に優しいと書いてありますが、ここだけで判断するのは危険です。
頭皮トラブルのお悩みで
頭皮がしみる
カラー後にかゆくなる
と言った症状に悩まされている方が多いのですが、かゆくなる原因はアルカリだけでなくカラーに含まれているジアミンによる場合もございます。
いくらオーガニックカラーと言っても、ヘナやマニキュアといったカラー剤でない限り、含まれている染料自体は変わりません。
※頭皮への症状によってはアレルギーの可能性が高いので注意が必要です。
ジアミンアレルギーの可能性がある方はこちらを是非読んでみてください↓
◆実際に使用されているオーガニックカラーの特徴
ミルボン ヴィラロドラカラー
92%天然由来のカラー剤。世界初の「ICEA VEGAN認証取得」と「NEAR NATURE規格」を両立したヘアカラーです。
◇使用感
今まで色んなカラー剤を使用してきましたが、その中でも髪への負担がかなり少なく、手触りがかなり良かったのが印象的でした。こちらのカラー剤であればカラーを続けていてもダメージを感じにくいかと思います。
デメリットは色の薄さと取扱店舗が少ない。特にアッシュといった寒色系は弱いです。ちょっと前に寒色系のシリーズが出ましたが、イルミナやアディクシーと比べると弱いのが正直なところ。
白髪を染めながら赤みを出したくない!って方は物足りないかも、、。
そしてサロン契約のみのサロンでしか扱えなく、購入ルートが限定されていて導入費用も高いことから、結果お客様への価格設定も上がることがしばしば。
「カラー後にかゆみがある」といったお悩みの方も使用は難しいです。(ジアミンアレルギーの方限定)
塩酸トルエン−2.5ージアミンが主だって使用されていてアレルギー反応を起こす可能性は十分あります。
2.ナプラ エヌドットカラー
「ポリッシュオイル」で有名なエヌドットシリーズ。スタイリング剤以外にもカラー剤やシャンプーなど多種多様なラインナップ。
◇使用感
オーガニックカラーなのに、高明度高彩度が大きな特徴。
上記のヴィラロドラカラーの比べても圧倒的な色味の強さにより、効果が高く色の表現力はかなり高い方です。カラー剤特有のニオイも少なく、カラー後の不快さも軽減されています。手触りも良し◎
オーガニック成分が配合されていますが、あくまでも通常のカラー剤と作りがほぼ変わりませんのでヴィラロドラと比べると実感はしづらいかもしれません。
寒色系は得意でオーガニックカラーと言われているものの中では一番出やすいかも。
3.ナンバースリー ヒュウカラー(番外編)
オーガニックカラーではないですが、ウェルビーイングカラーと呼ばれるカラー剤。大きな特徴はグロスカラーと呼ばれる液状のカラー剤がラインナップにございます。
洋服でもサステナブルといった環境配慮に一目置かれる時代でありますが、カラー剤でもこういった流れがあります。
こちらのグロスカラーは、超低アルカリ剤。
通常のカラー剤と比べても90%近くの軽減。
普段のサロンワークでも使用していますが、ダメージは感じないと言ってもいいくらいの使用感。明るくする力がないので、こちらのカラー剤であれば痛むといった印象は感じにくいはずです。
こちらは塩酸トルエン−2.5ージアミンを使用しています。
(パラフェニレンジアミン不使用)
ジアミンアレルギーの方には不向きです。
◆頭皮が敏感な方って結局どのカラー剤を選べばいい?
オーガニックカラー=頭皮が敏感な方も使える!
というわけではありません。
お客様のご希望、頭皮の状態、症状に合わせて薬剤を選定し染められる美容師さんを選びましょう!
カラー中に頭皮が痛い方はカラー剤に含む過酸化水素&アルカリのどちらか、もしくはどちらでも反応が起きます。
まずはヴィラロドラといったオーガニックカラーを使用し、それでも痛かった場合はゼロテク(頭皮につかないように塗る)をしてもらうのがオススメ。
少しでも触れると痛い超敏感肌の方は、ゼロテクを用いても回避が難しい場合があるので、そんな方は根本は過酸化水素&アルカリフリーのノンジアミン、毛先はオーガニックカラーで塗り分けが良いです◎
僕のオススメは得意分野でもあるノンジアミンカラー。
その中でもHC染料、塩基性染料がベースのカラー剤。
※ノンジアミンカラーはいくつかの染料がございます。
いくつか仕上がりをご紹介いたします。
上記の写真全てノンジアミンカラーを使用しています。ブリーチを組み合わせてあげれば幅広いカラーを表現することが出来ます。
過去にカラー後、痒みに悩まれていたお客様もノンジアミンカラーによって不安なくカラーを楽しめるようになります。ですが人それぞれ症状が違うため、このカラー剤が安全です!とは言えないのが正直なところ。
大切なのは、染める前のカウンセリング。
医者と同じように、美容師もお客様の大切な髪や頭皮を預かる仕事。カラー剤に含まれる薬剤のメリットデメリットを把握しているかどうかが肝心です。
◆まとめ
⚪︎オーガニックカラー=手触りが良い、髪の毛の負担が少ない!
⚪︎オーガニックカラーだからといって頭皮への負担がないわけではない!
⚪︎正しい知識を身につけた美容師さんにお願いするのが大切!
⚪︎このカラー剤が安全とは言えないので、不安な方はパッチテストを!
◆自己紹介
◇ご来店いただいていない方の特典メニュー
ノンジアミンカラーには種類がありますが、間違えた選択をしてしまうとノンジアミンカラーなのに顔が腫れてしまったりと失敗をしてしまう可能性もございます。そんな経験をしたくない方やしてしまった方へ向けて、初めてご来店いただいた特典としてアレルギー診断をご来店時に無料で行っております。
今後のご希望のカラーや頭皮の状態、アレルギーかどうかご相談しながらお客様のご希望に沿ってご案内致します。
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