マニアックなボケをしまくる友達と一緒にいたら「知らないことを調べる」癖がついた

こんにちは、西荻ぷれまのイシイです。

夜はすぐ眠くなってしまうこともあり、あまり夜遊んだり飲みに行ったりせず「付き合いが悪いキャラ」と思われがちな僕ですが、高校生の時から細々とつるんでいる人がいます。

それが下の三神くんです。

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三神くんとは部活が一緒とかいうわけでもなかったのですが、家が近所だったのと共通の趣味がお笑い鑑賞だったということで、なんとなく一緒に帰ったり話をするようになり、結果的には一緒に文化祭で漫才をするなど、割と仲良くなりました。


そうして高校生活を一緒に過ごすうちに、三神くんが「とにかく雑学的な情報をたくさん持っている人」であることを知りました。

特に漫画、ゲーム、映画、といったジャンルでは、僕らの世代が普通に生活していたらまず触れないタイトルの内容まで詳しく知っていて、「頭にwikipediaが埋め込まれてるんじゃないのか」と思うほど、インプットされている情報量が多いんです。

そしてお笑い好きということもあり、彼はその豊富な知識を「クラスメイトへのボケ」という形でアウトプットしまくるのですが、15才くらい上の人たちがハマった漫画の知識がないとわからない彼のボケは、僕も含め理解できないことが多々ありました。


そんな時、周りは「なんだよそれ〜」となんとなくその話を流していたのですが、ぼくはその「きっと面白いことを言っているのにそれがわからない・・・!!」という状況がとても悔しかったんです。

なので、彼が僕のわからないボケをかますたびに「それ何の話?」と聞いてみました。いま考えれば完全にボケを殺してましたね・・・

でも三神くんは嫌な顔一つせず元ネタを教えてくれました。おかげで僕は元ネタとなった漫画を読んだり映画を見て知識を得て、彼が別の時にボケても元ネタの知識ありきでツッコミを入れられてと、楽しい時間を過ごすことができました。


うまくまとめられないけど、彼とのやり取りで

「『知らないことを知ろう』という意識を持っていると、人生が楽しくなる」ということを割と早いうちから学ぶことができました。

「同じ年」「同じ部活」「同じクラス」など同質のコミュニティに囲まれて生活することを余儀無くされる学校では、「周りが知っていることは知らないとまずい」と同じくらい「周りが知らないことは知らなくていい」という空気が漂います。

その空気に慣れてしまうと、大人になって何かモヤモヤした状況にいても「周りはあまり気にしてなさそうだしな・・」となんとなく無視してしまう習慣として残ってしまうと思いますし、それでは「掘り下げたら楽しかったはずのこと」も見落としてしまうではないかなと感じています。

一方で、周りが知らないことを多く知っている彼と話を楽しむために「話の腰を折ってでも自分も知ることを増やす」という経験をしたことで「わからなかったらその場で聞くし調べる」という習慣として僕の中に残っているなぁと思いますし、実際に掘り下げたら面白いことに繋がったことも多くあります。

そんな経験を僕に与えてくれた三神くんが、最近僕に唐突に「ネタを書きたくなったから書いてみた」と漫才のネタを送ってきました。

もしかしたらどこかで披露することがあるかもしれません。



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