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一日店長をして「いったん数字だけで考えてみる」という思考を教わった

こんにちは、西荻ぷれまのイシイです。

昔の写真を見ていたら、ちょうど一年くらい前に撮ったこの写真を見つけました。

これは僕が以前バイトさせてもらっていた飲み屋「西荻窪project(現西荻ぷれまショップ)の場所をお借りして一日店長をした日の写真です。


雑談程度に「料理に興味がある」と話をしたら「一日店長やってみたら?」と北村さんが提案してくれて、完全なノリでやった記憶があります。

やってみようと思うがどうしたら・・?

そんな初手から北村さんは順序立てて教えてくれました。

一日店長のやることをざっくり書き出してみると


前日までにやること

・出したいもの、出せるものを並べ材料の値段を調べる

・自分もお客さんも楽しめるくらいの負担感で提供できる種類、量を決める

・その内容で楽しませられる人数をざっと出す

・赤字が出ないように「一人からいくら払ってもらう必要があるか」を考える

・収支と作業量、人数を提供料やほかのサービスで調整する

・実際に材料を買って、ネットでレシピを調べて試作をする

・料理の仕込み


当日やること

・食器やラグラスやらの準備

・レジ打ち

・調理、盛り付け、提供

・接客

・片づけ、清算

などです。


僕にとって一番マナビが大きかったのは、それまでの人生で経験がなかった「お客さんの人数と提供する料理の量を読む」という作業でした。

最初は「来てくれる人数=自分の人望」みたいな感じで考えたためにビビッて「3人くらい・・?」とか、「めっちゃ必死に呼ぶから20人くらい!?」とブレブレでしたが、北村さんが「気持ちとかは一回抜きにして、数字だけを見て考えるといいよ」と教えてくれました。

そこで、人数だけではなく「日付」「営業時間」「金額感」「仕込む豚肉の枚数」など客観視できる要素だけを見て「行けそうだな」「これ疲れそうだな」と考えてみました。

すると、当日は割と想像の範囲内の作業で済んで、営業中に大パニックとはならずに楽しむことができました。

この経験で学んだ思考はいろんなところに活きています。

たとえばサッカーの練習を考えるときも、「この練習は1セットがざっくり20秒だから、3回順番待ちをするとだいたい1分に一回しか自分の番は回ってこないから選手は飽きちゃうな」など。

更にこれが身につくと、料理以外にもチャレンジしたいことを思いついた時に「できそうか」「何があればうまくいきそうか」という見通しもつくんだろうなと思います。


それができるように、数字で考えることを癖づけていこうと思います。

下の写真は一日店長の時の様子とその時作ったトマトのサラダです。

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