「ブルース」はこの2枚のCDでOK!

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       ※『あ、これメルカリで売ってしまおう』(その12)※ 

商品の説明
1枚目は「ブラック・ミュージックの伝統 ブルース、ブギ&ビート篇」
中村とうよう氏選曲・監修による、黄金の1枚。
戦前のいわゆる「デルタブルース」から戦後の「シカゴブルース」まで、豊かな川の流れに身を任せるように、知らず知らずブルースの歴史がたどれます。
しかも、ただ有名な曲が並べてあるわけではありません。さすがはとうよう氏。実に小憎い選曲で、曲と曲とのつながりが素晴らしい!
ヘビーローテションでもまったく聴き飽きない、魔法のようなセレクションのCDです。

2枚目はマジック・サムの大名盤「ウエストサイドソウル」
マジックサムのブルースは、伝統的なブルースに根差しながら、その枠を軽々と超えてしまう広さ、そして聴く者を即行動に駆り立てるような熱い力を待っています。
70年代の京都であれほどブルースが盛り上がったのは、このレコードの影響力(!)という説があるほどです。
マジックサムはこの後もう一枚アルバムを残して32歳の若さで亡くなりました。
このCDは、LPと同じく、日暮泰文氏の解説(現行CDは小出斉氏)
ここで氏は、マジックサムの死によって生じた空洞の大きさ、いわばブルースのありうべき未来の死を嘆いています。

ブルースの歴史と未来、この2枚でOKだと思います。

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