ぐうたら日記18~二千円 コーヒー飲んで リラックス お酒飲むより 安い発散

無性に話したい友人を思い出してラインした。もう10年くらい会ってない。

高校3年間、部活をしていなかった私は、その思い出した友人と、もう一人の友人、その帰宅部3人組でいつも下校していた。帰る方向が、それぞれの半分くらいまで同じ。帰りはいつもその3人だった。

昼間にラインして、その翌日の昼過ぎに返信がきた。2年くらい前から鬱になってしまって会えないよ、という。私も絵文字を入れずに返信する。

「わかるよ、私も15年前くらい、そんな感じだった。」

したかった仕事ができる事になったが、まだ子供は小学生だった。学校に送り出し、張り切って仕事に向かい、充実した時間を過ごす。そして夕方、おお急ぎで電車に飛び乗り、乗り換えは走って、一本でも早い電車に乗る。慌てて慌てて帰るが、その間、10分おきくらいに、子供からメールがくる。

「いまどこ?」

いくら慌てて帰っても、小学生の息子は制服のまま、ひどいときはランドセルを背負ったまま、ソファーで寝ていた。それが1年。

仕事はうまく行ってる、続けたい。家事もなんとか頑張る。そう思ったが、ソファーで寝ている息子が不憫で仕方なかった。

「やめよう。できるときになったら仕事しよう。」

そう考えて、ちょうど1年でその仕事をやめた。

その仕事に投資もしていたので、仕事をやめて残ったのは、マイナス資産と寂しい思いをした息子だけだった。

1年間が無駄なような、私が意味のない人間のような気がした。

「私のこの1年はなんだったのか。誰の為にもならなかった。おまけに借金まで…」

そうしてその後2年くらい、家族が家にいないときは、カーテンを閉めて、寝れるだけ寝た。寝たら何も考えなくていいので助かった。その代わり、夜は布団の中でずっと泣いていた。
子供が学校に出掛けたら寝て、帰宅30分くらいに起きる。子供が起きている間は普通にしていて、子供が寝静まったら、布団に潜って朝まで泣いた。

最近、人に迷惑をかけない程度に、我慢はしない、と決めた。ずっと感情を抑え気味に生きてきた。夫と結婚してからは、夫よりも私が変な人なんだろうかと、思ってしまうような、夫の話術に洗脳された。

勿論、家のコーヒーも、セブンのコーヒーも美味しい。でも一番好きなコーヒーは、きれいな、ゆったりした場所で、品のある店員が、丁寧な接客をしてくれるお店で飲むコーヒー。そういう空間に、やっぱり身を置きたい。

結婚するとき、母が夫に言った。

「この子はお金がかかるよ。」

そう言って、本当に結婚できるのか念押しした。

そろそろ苦しくなった。元の自分に戻りたい、ついに覚醒してしまったのだ!
そんな事を考えながら、二千円のコーヒーを飲んだ。少しだけ、昔の私に近付いた。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

6

yokko

短歌や詩、エッセイを書いています。 親としての葛藤や反省、自分の親との関係、そして恋愛のこと等書いています。各賞に応募したものは、削除していきます。神戸在住。

ぐうたら日記

自分の怠け者さを棚に上げたまま、趣味の人間ウォッチング→分析を綴った徒然日記です。ちなみに、#題名は短歌となっております。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。