トレンドの週6勤務について、新卒2ヶ月で脱落した男が語る
ツイッターのトレンドに「週6勤務」がありました。
週6勤務なんて闇深すぎるとか法律違反とか昭和は終わったぞみたいな反応がちらほらありましたけど、建築とか建設業界だと実はそれが当たり前です。
マンションとかの建設現場にある1週間の工事予定が書いてる看板を見てみてください。休日は日曜日しかありません。シフトなんてないです。
あなたが今住んでいる家も、週6勤務の結晶です。
まあでも結論を言うと
週6勤務なんてやるもんじゃないです。生きてる意味が分からなくなります。
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さて、僕が新卒1社目で入った会社が、休みは日曜だけの週6勤務でした。
なんと恥ずかしいことに、始めから週6と分かってて入っちゃったんですよね。年間休日87とかそんなんです。
職種はリフォームの営業。といっても現場の施工管理もやってて大工さんの手伝いまでしてました。
就活苦戦しててやっと掴んだ内定で、何も考えずに飛び込んじゃったんですよね。今思えばアホでしかなかったんですが…
週5勤務で『週5の疲れを2日で癒すのは無理』という嘆きに、週6勤務の人が『こっちは週6の疲れを1日で癒さないとダメなんだから甘えるな』などと返すような社会では、働き方改革が進むわけがありません。そして、部活顧問を務める教員など、週7勤務の人は週7の疲れをどこで癒せば良いのでしょうか。
https://twitter.com/TeacherChildish/status/1317997647991500800?s=19
「こっちは週6なんだ、甘えるな」なんていかにも不毛な議論ですが…当時は僕は「甘えるな」側の人間だったんですよね。
完全週休二日制で働いてる大学時代の同期が許せなかった。
「こっちは週6で月に4日も多く働いてるのに、座って研修受けてるだけのお前らより給料も安い。ふざけんなよ」
なんてボヤいてました。自分で選んだ道なのにね。でも悲しいかな人は不幸マウンティングしちゃうんです。
だから「甘えるな」と言いたくなる気持ちはほんとよく分かります。
入社後1ヶ月半で帯状疱疹になった
入って2週間くらいで後悔しましたね、「なんで週6の会社に入ったんだろう」と。
周りは華金してる中、自分は「あー明日も仕事や」。
週1日の休みは、疲れて何もせずに寝て終わり。また明日から6日間始まる。
というか4月の2週目で早速休日出勤してましたね。
アフター5なんて夢の話で、6時からが見積作成などの営業事務の始まり。上司には「定時はお客さんと会う時間」なんて言われました。
仕事が終わるのは毎日8時や9時。家帰ったら晩ご飯食べて寝るだけです。
そんなわけで、仕事終わりにコンビニの駐車場で焼き鳥やチキンをほおばることだけが唯一の楽しみになっていました。
こんな生活で、生きてる意味を見いだせなくなってきました。
「あぁ、俺はファミチキ食べるために生きてるのか」
と。
車通勤だったんですが、日曜の夜は酒(ほろよい)に溺れ、山道を110キロで走り、「このままガードレール突き破ったらどうなるんかな~」なんて思いながら走ってました。
いやもうだいぶヤバいですね。人死なせなくてよかった、、
身体にも異状が出て、診断は帯状疱疹。原因はズバリ「疲労とストレス」とのこと。
その後2ヶ月休職し、復職したのちすぐ退職したのでありました。(↑のリンク記事にも詳細を書いてます)
当時はうつ病の診断はなかったですが、初診の時より精神は荒れ狂ってましたね。
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そんなわけで、週6勤務はよほどその仕事が好きでない限りは絶対にやるもんじゃありません。
ワークライフバランスとはてんで真逆、向いてるのは仕事が生き甲斐の仕事人間。
最後に、半沢風にまとめるなら
「週6勤務? 死んでも嫌だね!!」
です。
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