見出し画像

直感があれば、小さなスパイラルは必ず大きくなる

先日の投稿でも触れた岡田さんから拓された重要なミッションは、元内閣府知財戦略室室長の住田さんの思いでもあります。

以下は岡田さんのメッセージ。

住田さんから託された重要なミッションよろしくお願いいたします。
一部の方々が唱えていらっしゃる、知的資産の棚卸し→評価→因果関係づけ→将来予測→(以下省略)というウォーターフォールではなく、アジャイルなプロセスこそ、知的資産経営。そして、経営デザインシートの租として、強く望んでおられること、前者のスタンスをとっておられる方には、修正対応を望んでおられること、きちんとお伝えしていかないと、中小企業の方々にとって、そして、知的資産経営全体にとっても取り返しのつかないことになりかねないので。この時のアツい思い、強いご意思、決して埋れさせてはならないと思いました。ぜひ、お力添え、よろしくお願いいたします。

住田さんとのお話しは私も再確認しました。

住田さんは、以下のようにもおっしゃっていました。

知的資産をなにもかも開示する必要などそもそもない。
社内で知的資産を検討し、公開する必要があると思われる部分を抽出して公開すればよい。(記憶の再現ですので言葉は正確ではありません。)

どのように小さな企業でも、どのように価値が棄損された企業でも、人が営む知的な活動、という意味での知的資産はかならず「あり」ます。

但し、現実的に顧客価値創造につながらない、人が営む知的な活動を知的資産と言ってしまうと、資産の意味がおかしくなる。賞味期限の切れた在庫を「棚卸資産」と言い張って、資産の部に計上するようなおかしなことになってしまう。
 
ウォーターフォールというと「一気通貫」というイメージですが、「一気通貫」というよりは循環しながら、スパイラルに価値をあげてゆく、私は企業さんからヒアリングするたびにそのイメージを抱いてきました。
時代の変化が速いから、このスパイラルを小さく早回しする。
アジャイルってそんな感じかな。

ここに先日読んだ、田坂広志氏のいう「直感」があれば、小さなスパイラルは確実に大きくなる。

野中郁次郎先生のおっしゃる「直感」の意味が少しわかりかけた気がする。

経済センターでミニセミナー やります。
大事なことは、これまでにこだわらず、未来を構想する力。
経営デザインシートでシフトチェンジを加速するツールとして使いこなしてみませんか?

https://kyoto-yorozu.jp/seminar/2019-11-8/



京都で「知的資産とビジネスモデルの専門家」として、活動しています。現在は内閣府の経営デザインシートの普及に勤めています。