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かって誰かの娘だった、あなたと読む

◇母との関係が苦しかった私のために

 陽転思考で「稼ぐこと」を全肯定している和田裕美さんが好きです。陽転思考のゴールって自分の人生を全肯定することに通じるます。彼女の書籍は、営業やマネジメント系の堅めのビジネス書というよりも自己啓発にちかいものが多くあり、とっても読みやすい、でもその読みやすい、行間に深い真理がはさみこまれています。そこを感じ取れるようになると、「すごいお金」や「運をつくる授業」などは、人生のバイブルと言っていいほど、読むたびに学びがあります。

 今回2回目の読書会を開催する「タカラモノ」はそんな和田さんの自伝的小説。いつも人生に素直でポジティブな和田裕美さん。きっと明るく、おだやかでご両親に守られ育ったのだろうと勝手な想像をしていました。

 この小説は「ママの人生」という前作があって、その小説をリライトされ、文庫化され新発売されたもの。

◇仰天の「ママの人生」

前作のママの人生を読んだときの感想は、「よく和田裕美さんもそのお姉ちゃんもグレずに素直に育ったな」でした。それぐらいママは、後先考えず自分の人生を生きてはりました。母より女を優先して。

でも、この「タカラモノ」となってからは、どんな失敗しても肯定し、自分の明日に責任を持ち、真っすぐ娘を愛し、成人すれば母ではなく先輩女性として向きあう「ママ」姿勢に、なんとも言えない「潔さ」を感じ、このママだからこそ、和田裕美さんは、和田裕美さんになれたのだと、そう感じるようになりました。

子供ができても働くが「当たり前」の時代になってきましたが、それでも働くママへの風当たりはやっぱりある。働く働かない以前に子供を持ち向きあうことはやはり自分の子供時代を見つめることに通じ、そこに心痛む日もある。人生子供を持たない選択をしても、ママとの関係を見直しておかなければ、一生を通じて影になることもある。

ママと過ごした人生前半戦の時間を、限りなく光で満たすために、この読書会を開催しようと思います。

詳細はこちら https://www.facebook.com/events/2302499136472474/




 

京都で「知的資産とビジネスモデルの専門家」として、活動しています。現在は内閣府の経営デザインシートの普及に勤めています。