書評 日本一稼ぐ弁護士の仕事術
未来を創る朝読書
令和元年 9月26日
本日の1冊
「日本一稼ぐ弁護士の仕事術」
著 福永活也
発行 クロスメディアパブリッシング
帯に24歳フリーターから最高年収10億円とあります。
中々挑発的なタイトルと帯ですが、内容は極めて堅実でかつチャレンジブルな一冊。
私は本を読むのは、知識を身に着けると言うより、書いた方の経験を一時期でも共有し、自分の行動に落とし込むため。
同時に本を読むという行為は、無自覚に流れ去りがちな自分の心情の変化や思考の移り変わりが読めるようになる道に通じている、と思っています。
自分の身に起こった不幸を誰かのせいにしない。
これが本を読む人のたしなみだと思います。
なぜ、こんなことを冒頭に書くかと言えば、この本の著者、福永氏の生立ちが、客観的には困難で悲惨なものだったからです。
本当にさらりとしか書いていませんが、
未熟児産まれ、
高校生の頃に難病指定の慢性腎炎にかかり
法科大学院在籍時に手術の後遺症で2日1日寝込んでしまう。
更に実父が心療内科に通うレベルで精神的に不安定で、中学生のころから虐待としか言えない暴力や強要が著者が23歳で実父がなくなるまで続いたと言います。
この不公平を嘆き、自分の人生でできないことを、実父のせいにすることはいかにも簡単。
この方は、「カバチタレ」という行政書士をあつかった漫画を読み、フリーターから法律を職業にしょうと思い立ち、そこから司法試験に挑まれるのです。
著者から頂いた、メッセージは、
普通のことを積み上げるだけで、十分な価値がある
私は野良だ、エリートでもなければ立派人間でもない、だからこそ、誰よりも挑戦できる
でした。
活かしたい、ポイントは5つ
1.抽象的な言葉を具体的な行動に置き換える
2.三年間忙しと言わない
3.不公平を受けいれ、困難を楽しいと言い換える
4.なにかをやる時成功イメージを描く
5.自分の自分による自分の為の人生
そして、忘れてはいけないこと
ストレスに実体はない!
本日は舞鶴に向かいます。
前回のセミナーを開催させて頂き、その後の個別相談です。
久しぶりにお会いできる方もいらっしゃり、とても楽しみにしています。
京都で「知的資産とビジネスモデルの専門家」として、活動しています。現在は内閣府の経営デザインシートの普及に勤めています。