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なぜ写真を撮るのか、なぜ上手になりたいのか②

写真を撮り始めたのは、大学生のとき。海外旅行がきっかけだった。

思い入れのある写真

はじめてデジタルカメラを購入してから今までで、とくに思い入れのある写真はこちら。

場所はコペンハーゲン。

この桜を目にしたとき、頭の中に映像が浮かんだ。
明るく柔らかな光が降り注ぐなか、桜がひらひらと舞う。ぶわっと風が吹く。そんな映像。

自然と足が動き、桜単体の写真を撮っていた。

すると桜を楽しむ人たちが現れて、シャッターを切り続けたのが上の写真。

なんだかうれしかったんだよね。
遠い異国の地でも桜を愛でる人がいることへの親近感と、桜を見て心が動く瞬間に立ち会わせてもらえたこと。

そして彼女たちにとってはいつでも見られる景色だけど、私にとってはいつまた見られるか分からない。デンマークに来なければ、ここに居なければ、見ることができないシーン。だから写真として手元に残したかった。


こうやって考えてみると、写真を撮りたくなるのは
「美しい映像が浮かんだとき」
「もう二度と見られないかもしれない光景」
「誰かの心が動く瞬間」
なのかもしれないなあ。


なぜ上手になりたいか

写真がうまくなりたいと思いはじめたのは、1年前。SNSで数多くのすてきな写真に出会った。伊佐友美さんタクロコマさんをはじめ、Instagramの検索ページで見かける写真、そして濱田英明さん西山勲さん

彼らの写真を見るたびに心動かされた。見たことがあるような景色でも、どこか儚げで美しくてやさしい世界がそこにはある。

「こんな表現ができるんだ」と驚きだった。私自身なかなか納得のいく写真が撮れなかったので、どうしたらこんなに美しく撮れるのか知りたい、そう思った。

表現したいのは、やわらかくほわっとしていて夢見心地のような、どこか儚げなもの。こんなイメージの写真は、過去を思い出したり、当たり前と思っていたことの魅力を再発見できる力があると思っている。


写真を撮ってどうするのか

近頃は本当にたくさんの人が自分の写真をSNSなどで公開している。それを見るのはすごく楽しい。なのだけど、自分の写真を外に出すことにあまり積極的になれないのだ、実は。

そもそも、写真を撮りはじめたきっかけが「いつまた見られるか分からない瞬間を手元に残すために」だから、撮った写真を誰かに見せたりSNSで公開するというのは、もともとの「やりたいこと」ではない。自分の手元にあればそれで満たされるから。

内をあまり外に出せない性格なのも関係しているのかもしれない。このnoteもどうにかがんばって習慣にして、やっと続けられているという感じなのだ。

でもSNSで写真家さんたちの作品に触れるたびに感動し癒やされ、「美しいなあ」と見惚れる。その時間に満たされる。

外に出すのは慣れなのか。

もしくは自分なりの「美しい」にもう少しだけ胸をはれたら、「写真を使って何がしたい」が見えてくるのかもしれないなあ。

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