27歳の私が住みたいと思った高齢者住宅
数年前、はじめて知って衝撃を受けたサービス付き高齢者住宅があります。
その名は「銀木犀」。
高齢者住宅と言えば、病院と同じように「画一的で少し冷たい雰囲気のある建物」という固定概念がありました。なのでデザイナーズマンションと言われても信じてしまうようなインテリアに、驚いて二度見したのを覚えています。
こんなに素敵だったら私も住みたいと思ったし、住環境は入居者本人にとってはもちろん、そのご家族にとっても意味があるもの。こんなに暖かい雰囲気であれば、リラックスして自宅に訪ねるような気持ちで会いに行けるだろうなと思います。
銀木犀の魅力はインテリアだけではなく、介護方針にも表れています。
・施錠はしない。
・住居者が散歩したいと言えば自由に出かけることができる。
私は介護の現場を知っているわけではないですが、これがすごく難しい判断だろうことは想像できます。施設として負う責任や危険性を考えれば、施錠をしたほうがいいし、外出だって許可しないほうがいい。
それでも入居者のことを考え、様々な批判や困難がありながらも、理念を実行する姿に頭が下がる思いです。
そして介護方針は、入居者だけではなく彼らの家族、つまり私たち全員が考えるべき問題でもあると思っています。
銀木犀の方針に同意することは、万が一の可能性を受け入れることでもあります。何かが起こったときに、「○○が望んだことだから」と受け入れられるか、「どうしてちゃんと見なかったんだ」とサービス提供者を批判するのか。
介護はどうあって欲しいのか。優先すべきは安心・安全なのか、一日でも長く生きることなのか、生きたいように生きることなのか。
自分が利用するとしたら、大切な家族が利用するとしたら、どう考えますか?
ちなみに千葉県浦安市の銀木犀では、駄菓子屋や銀木犀食堂もあり、一般の人でも訪れることができます。
私も、次回東京に行く際にはぜひ行って実際の様子を見たいと思っています。
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