理解はできなくても、尊重することはできる

「女は〜するべき」なんて考え方が、昔からどうしても受け入れられなかった。

でも男女平等をふりかざして、不必要な批判をしてきたことを反省している。相手の背景も考えずに、「そんなの不平等だ」と勝手にイライラ・トゲトゲしていたなあと。

そう思えるようになったきっかけのひとつが、この漫画エッセイ。

男尊女卑に思える旦那さんの言動には心の底から怒りと悔しさが湧いてくるんだけど、彼の気持ちを知ると「そういう考えによるものだったのか」と、納得はできないけど、彼の痛みや重圧を想像することができた。


そしてこの本を読んでよかったのは、自分にとって大切なものを否定されるのは本当に辛いことだと気づけたこと。

私自身、夫が大切にしているゲームやサッカーを理解できず軽視していたけれど、単純に私の趣味(カメラやピアノ)を否定されたらそれほど辛いことはないのに、それと一緒のことをしてたんだなって。当たり前すぎる話なんだけど。
今までごめん、と漫画を読みながら思いました。


夫婦だって家族だって結局は他人で、互いのことを理解できないポイントはたくさんある。理解はできなくても、楽しそうにしている相手の姿を「よかったね」と見守れる人でありたい。彼が私の趣味を尊重してくれるのと同じように。


すべて漫画なのでサラッと読めます。おすすめです。

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