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別府大学での「コーチング論」第2回:自由になるための授業

別府大学で「コーチング論」の授業、

前回は、リフレーミングについて説明した。


少しおさらいをすると、

リフレーミングとは、物事の見方、

とらえ方を多角的にみて、考えること。


多角的にとらえる技術を習得すると・・・

人生の壁にぶつかっても、

回避できるようになる!


リフレーミングの力を磨くには、

同じテーマの話を

複数の人から聞くのも効果的。

また、いろいろな職業の人から

話を聴くことも、

非常に有効だと、私は考えている。


ということで、

今年の授業では、特別企画として

元刑事の井上杉夫さんをゲスト講師に迎えることに。


井上さんは刑事を退職後、

講演家(口演家)として活躍中。

愛称は”杉ちゃん”。


授業内容

『元刑事課長、今口演家の変身・笑い・希望』

◯刑事課長の変身

◯口演家としてのセルフコーチング

◯夢を叶えるためのコーチング

◯働くことへのコーチング

◯勉強することについて

等。

杉ちゃんが、

警察官時代やプライベートでの数多くの失敗から学んだことを

面白おかしく口演。

学生も、最初は

元刑事がやってくる!

ということで、やや緊張気味。


どんなコワイ人が来るのかと思いきや、

いきなり大分弁さく裂!

そして、漫談風のトーク!!


みんなの固定概念が外れ、

次第に緊張が緩んでくる。


この緊張感が解れた時こそ、

学びのチャンス!


伝えたい想いが、

スポンジのようにドンドン吸収されるからだ。

学生の緊張感をさらに解すため、

いつもの杉ちゃんスタイルという

法被へ衣装替え。

刑事らしさが一気に薄らぎ、

身近なイメージに。

いつの間にか、

杉ちゃんの口演に引き込まれていく(笑)

続いて、イノシシのマスクへ変身。

この状況だけ見たら、

かなり不審者かも・・・(笑)


だが、学生は

日頃聞けない刑事の苦悩などを聞けて

面白かった様子。

私は、看護師という職業柄か?!

「人間が腐敗した現場へ行くと、ニオイが染みついて取れない。」

という話に思わず反応してしまった。


腐敗しかけた肉体の異臭を、

実際に知っているからだ。


この話、一見コーチングや、

リフレーミングとは関係ないように感じるだろう。


だが、人が嫌がる職業や、業務と

どう向き合うか?!


これこそ、リフレーミングが必要となる。


たとえ、どんなに夢みて志した職業でも、

望まない配属先や環境での

勤務を命じられることがある。


時には、苦手な上司の下で働くこともある。


そんな時に、リフレーミングを実践できると

心が自由になれる。


また、どんな状況でも

自由に発想転換できるようになる。


いわば、

「自分を飽きさせない生き方」

ができるのだ!

こうして、杉ちゃんの120分口演が終わった。

学生のこの笑顔をみれば、

どれだけ楽しめたかが伝わるはず。


最後に杉ちゃんと記念撮影をしてから、

”課外授業”へ!

別府の人気店、

三五ホルモンで慰労会。(笑)

杉ちゃんからお土産まで頂いた。

そして、大盛ごはんで乾杯!!

ホルモンが安くてびっくり!

1人前350円!!

前菜におススメなのが、アキレスポン酢!

コリコリした食感と、甘酸っぱい味で最高に美味しい。

杉ちゃんと、

口演、講義でどんな想いを伝えたいか?

これから先、どんな人生を歩みたいか?

など、時間を忘れ語り合った1日。

場所を変えて授業することで、

リフレーミングにつながることもあるだろう。


コーチングとは、

目標達成や問題解決のために使うのが一般的。


しかし、夢や目標が見つけられない学生も多い。

それどころか、

夢を持って生きている子の方が圧倒的に少ない、と

言ってもいいだろう。


だから、夢や目標のない学生にとっては、

コーチングの授業を受けること自体が

苦行になりかねない。

しかし、私のコーチング観は、

一般的なコーチングとは

だいぶ違うかもしれない。


目標達成や問題解決は

主眼にない。


もし、あなたに夢や目標がなくても

何も問題ない、と思っている。


私にとってのコーチングとは、

自由に生きるための方法だ。

そして、自由になればなるほど、

自分に飽きない生き方ができる、

と考えている。

学生たちに、

「先生ってカオス」

と言われる私の授業スタイルは、

ちょっと型破りかもしれない(笑)


(・・・第3回に続く)


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