社会人野球のクラブチームについて②

冒頭で書いた様に、みんなが安心して野球ができる環境を作れないものかと思い、ノートを使い始めました。

この様に考えるに至ったのはいくつかの理由はあります。

1つ目が、チームを運営する立場になったのが8年前でした。元々このチームに入るに至ったのは、北海道でのクラブチーム生活を終え、横浜に帰って少し経った後でした。たまたま高校の先輩からの誘いでチームに合流しましたが、ブランク等もありバリバリの選手ではありませんでした。そもそも高校時代より肩痛に悩み、いよいよ大学の時に手術をしました。手術は成功しましたが、元の様に肩が痛くなかった時の様に思い切って投球する事はもう出来ません(密かにリハビリはしてるんですが(笑))

このチームに入ったあとでも騙し騙しプレーをする事は出来ますが、山なりしか投げれず今や選手としては潮時でしょう。さらにこの年月の中でいい選手が入ったこともあり、私はどんどんプレーをする機会が減りました。自分が出る幕ではないと、ある種望んでプレーをする機会を他に与えていた部分もあるように思います。選手として機能しない野球選手がチームに必要か。

そこで私はとても大きな不安にかられました。

「このままチームにいても良いのだろうか」

監督はすでにいます。マネージャーやコーチになるにも、私自身ギリギリスコアは書けますが、指導者にはあるまじきノックが壊滅的に下手です。今はうちのチームにはスコアもアナウンスも同時にできるスーパーマネージャーもいます。オープン戦も組んでくれます。私はポジションはほぼ捕手しかやった事がなく、打撃は木のバットになってからはまるでダメで、野手のアドバイス、打撃のアドバイスはほぼ出来ないに等しいスキルしかありませんでした。はっきりいってただのお荷物です。まぁ、遠征の送迎係くらいにはなれるかもしれませんが…

野球が好きでどうしようもなくて、せっかく社会人野球に関われたのにこのまま終わって良いのかという思いになり、なんとか私とおんなじ思いをしないでもすむチームにはなれないものか。

2つ目は、主に大学生、転職を希望している選手についてです。

うちのチームは大学生が多く在籍しています。その多くは自ら就職活動をして、仕事場を決めます。また転職についても同様です。

本人には人生を決める大きな転機ですが、野球を続けたいと思う気持ちがある選手がほとんどです。しかし、雇用先の事情から地方に着任する、または夜勤を伴うなど野球をするにはちょっと困難な状況になることもあります。上手いこと着任先でチームを見つけられればいいでしょうが、その様なケースはわずかでしょう。


3つ目は今我々が使用している小さなグラウンドか、使用できなくなるという状況ができてしまったことです。

(この問題は解決方向で、このまま使えそうではあるが)

そもそも野球人口減少が叫ばれている中、野球ができなくなるとはどうしたことかという思いと、そのグラウンドを、使っている学童や中学生の活動の場も同時に奪われることになります。

このグラウンドは他の人の土地を善意で貸していただいているもので、貸主が手放してしまえば、どうにでもなってしまうものです。なんとか自分たちで活動できる場を確保したり、この様なリスクを回避するために複数箇所のグラウンドを確保する必要性を感じました。

それには私達の身の丈にあった運営をしながら、骨組みを太くする、すなわちそれは手作りで、みんなが共感できる運営をして、入部したい、応援したいという人を増やしていく必要であると考えています。強化はその後についてくることで、二の次でいいと僕は思っています。まずはうちのチームを知ってもらい、魅力やロマンを感じてくれること、ここに感動や共感でお返しをする。これが今のチームには必要と考えています。


#社会人野球 #クラブチーム #硬式野球




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