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バハハーイと明るく去っていく最後のツアースタート

ついに横浜銀蝿40thの最後のツアーが幕を開けた。ファイナルツアー "バハハ〜イ集会『昭和魂 永遠!』"と題して全国を廻るホールツアー。Johnnyの勇姿を見れる最後のツアーだ。

Johnny復活のニュースを知って飛び上がったのが2019年の9月9日だったから、あれからおよそ2年の間Johnnyが戻ってきた横浜銀蝿40th一色に染められた毎日だった。最後のツアーが始まったということで、いよいよこの夢のような状況が終わりに近づいているということになる。

インタビューでは「最後のツアーは横浜銀蝿の集大成となる」と語っていたので期待は高まっていた。高まらないわけがないのだ。ただ、個人的に期待しすぎたライブには肩透かしを喰らうことが少なくないので過度な期待はしないようにしたかった。なによりZeppツアーが最高だっただけに、あれを超えるライブが存在するのか?という不安な気持ちもなくはなかった。

しかしツアー初日のLINE CUBE SHIBUYA (渋谷公会堂)でのライブで横浜銀蝿40thは最高到達を記録するようなライブをしてくれた。いとも簡単にZeppツアーのライブを飛び越えてみせたのだ。

これから全国を廻るので、各地で楽しみにしている人達のためにもネタバレはしないが、とにかく過度な期待をしてくれて問題ない。そのくらい今回のツアーも最高なライブを見せてくれる。

渋谷公会堂に来るのは氣志團のライブ以来11年ぶりだった。11年ぶりに来た渋公はすっかり変わっていた。あれ?ちょっとだけ場所が違う?っていうか綺麗になっている。知らなかったが建て替えられていたようだ。なので、お初となる渋公はとにかくいい会場だった。

事前に発券してあったチケットには3列目と書いてあった。しかもJohnny側。なんの文句もない良席だったので期待を胸に会場に入ってみたら、なんと3列目が1列目の最前列だったのだ。しかもJohnnyの目の前だ。こんな神席に出会えるとは何かの運命か?Johnnyを除くメンバーには悪いが、今日のライブはJohnnyを感じることだけに専念することにした。ギターを弾くJohnnyの姿を見れるのもあとわずかだと思うともうJohnnyしか目に入らなかった。

なんの曲をやったのかここでは言えないのが残念でならないけれど、腰が抜けそうなくらいに感動した選曲があったことだけ言っておきたい。50を越えたおっさんのオレが目がハートになりながら泣いてるというなんとも恥ずかしい話ではあるが、この感動を宝物として残りの人生死ぬまで大切にするんだろうなと確信した。

Zeppツアーのコラムで、おそらくAセットとBセットがあると書いたが、今回もおそらくそうなると予想する。今日のセットリストがAセットとすると、これはなんとしてもBセットも見ておきたいと強く思ったので、行く予定のなかった会場のチケットも今から取ろうかと思っている。

横浜銀蝿40thの活動が終わるまであと78日。横浜銀蝿からJohnnyが去るわけで、悲しくないと言ったら嘘になる。しかし、今回のお別れは笑って散ると最初から決めているから悲しい気持ちは抑えている。なによりこの夢のような2年間は生きてて良かったレベルの出来事で、それはもはや現象なのだ。そんな横浜銀蝿40thが巻き起こしてくれたこの現象を最後まで堪能したい。

サヨナラが近づいているのにセンチメンタルな雰囲気は一切ない。バハハーイ!と明るく去っていく横浜銀蝿40thと残りの時間を共有する全ての人が笑って散れることを切に願っています。


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