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【ローカル新聞コレクション】第2回

「日刊常総新聞」2006年12月7日付

旅先で入手し、自宅に所蔵している新聞を紹介します。今回第2回として千葉県銚子市発行していたローカル新聞を紹介します。
こちらは故郷・横浜から富山に赴任する直前の2006年12月に銚子まで日帰りでドライブに出た際に入手したものです。コンビニ等での一部売りはありませんので本社を直接訪問し入手しました。

「日刊常総新聞」の紹介

この新聞社に関しましてはネット上では情報が殆ど残っていません。僅かに残った情報ですと、1975年に創刊し、2009年11月13日に最終号を出し廃刊したようです。月曜日と祝日の翌日は休刊として発行していました。

常総新聞
常総新聞社
日刊
(中央)2197-7419号(昭59(1984).4-平14(2002).3)、
(東部)所蔵:6301-9634号(平10(1998).5.29-平21(2009).11.13)

千葉県立図書館所蔵新聞リストより
「日刊常総新聞」題字。

題字の右横には配達を請け負う新聞店が記載されていました。それを見ますと千葉県銚子市の他にお隣の千葉県旭市や利根川を挟んで繋がりが深い、茨城県神栖市旧波崎町でも販売されていたようです。

「日刊常総新聞」販売店リスト。

銚子市の紹介

千葉県銚子市は千葉県でも最東端に位置する人口約5万6千人の街です。利根川の河口に位置し、関東でも最東端となる犬吠埼を擁し、日本有数の水揚げ高を誇る銚子漁港の他、「ヤマサ」と「ヒゲタ」の大手醤油メーカーが拠点を構える醤油製造でも有名です。
全国のスーパーに並んでいる魚の缶詰めや醤油でも銚子市で加工したものが多く含まれています。

東京から約100キロと微妙に距離があることから通勤圏には入れず、人口も減少しています。近年では銚子市内を走る私鉄「銚子電鉄」の「ぬれ煎餅」販売など生き残り策にも注目が集まっています。

銚子市内にはもう1社ローカル新聞「大衆日報」があり、そちらは現存しています。この「日刊常総新聞」を入手したのと同じタイミングで「大衆日報」も入手済みです。

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