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日本占領時代の東南アジアの傷跡を辿るスタディツアー【3回シリーズの第1回の内容&使用したリンク集】


日本旅行アジア・サンライズツアーズ主催
3回シリーズでお届けする 日本占領時代の東南アジアの傷跡を辿るスタディツアー
シリーズ第一回を7月4日(日)に実施いたしました


当初の予想を遥かに超える90名の方にお申し込みいただきました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございます。
どうぞ、第二回と第三回もふるってご参加ください。

第一回でお話しした内容

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1時間のスタディツアーでは、合計50枚に及ぶスライドを使用しますが、ここでは実際に使用したスライドのほんの一部をご紹介します。

まず冒頭にて、地図を使いながら東南アジアの地理と歴史的背景(英仏蘭のアジア植民地支配について)をご説明しました。

その後、日本が侵攻したマレー作戦から、その後英国から奪う形で占領した期間、「暗黒の3年8ヶ月」について時系列で振り返りました。

こちらは、マレー上陸作戦に関わった師団についてのお話をしている時のスライドです。これまでこのnoteにもいくつか記事を書きましたが、わたしのルーツは福岡県にあります。わたしがマラヤの歴史研究をするようになった数あるきっかけの中でも、この歴史を知った時の衝撃は今も忘れることはありません。

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シリーズ第一回のテーマは「現地の方の証言をもとに振り返る東南アジアの太平洋戦争」ですので、歴史を振り返る時間は限られていましたが、第二回では、東南アジアで一体何が起きたのか、についてもっと詳しくご紹介する予定です。

こちらのスライドは、日本が無条件降伏をした後、マレーシア北部ペナン島のジョージタウン(現在はユネスコ世界遺産に登録されている街)を武装解除され「晒し者」として行進する日本軍の様子です。

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シンガポールの初代首相リークアンユー氏が、1967年2月15日(英領シンガポールが日本軍によって陥落した日)に、日本占領時期死難人民記念碑の落成式にて行ったスピーチから発展し、今もマレー半島(シンガポールとマレーシア)で語り継がれている言葉の意味についてご紹介しました。

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歴史を振り返り、現在もなお世代間で続いている被害の記憶の伝承について、現地の方の証言を通して学びました。わたしが直接お聞きしたストーリのうち、今回は4つをご案内しました。こちらは、そのうちの一つです。

この証言4でご紹介した内容の詳しいストーリーと、この女性との交流を書き記したわたしのnoteの記事です。(とても長いです。)>>> #1  #2 

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以上、簡単ですが、第一回でご紹介した内容をご案内しました。

第二回、第三回では、さらに詳しく現地の方が語り継いでいる「暗黒の3年8ヶ月」について、深くご案内していきますので、第一回にご参加出来なかった方もふるってご参加くださいね。

実施は、8月8日(日)日本時間午前11時〜です。
この記事の最後に、お申し込み方法など、詳しくご案内しております。

ここから先は、当日ご参加くださった方向けに、ツアーの中でご紹介したリンク集です。

【リンク集】現地で集めた証言について

第一回でご紹介した証言は、ストーリー仕立てで、こちらに詳しくご案内しています。(記事になっていないものもございます。追って記事にしますので、しばらくお待ちください。)

noteマガジン
BEFORE TOO LATE
〜 かつて、日本が占領したマレー半島(現シンガポールとマレーシア)で紡ぐ「赦しの糸」


【リンク集】まもなく上映開始!マラヤの日本占領期を描いたマレーシア映画「夕霧花園」

今月7月24日から全国で順次上映になるマレーシア映画「夕霧花園」についてお話しました。上映劇場や開始時期の情報などこちらからチェックしてください。

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毎日新聞の記事・トムリン監督のインタビュー

わたしMatahariが今年2021年3月にZoomにて実施した
映画「夕霧花園」トムリン監督へのロングインタビュー(約1時間 日本語字幕付)

過去記事にもこの映画について書いたものがいくつかあります。noteマガジンBefore Too Lateからご覧ください。

追記(7/20):2018年6月の撮影中に取材した内容は、7月20日発売の「キネマ旬報8月号」のグラビアインタビュー特集記事として、また劇場公開用の公式パンフレットに掲載されているとのことです。ぜひ映画館に足を運ばれた方は、手に取ってみられてください。

【リンク集】当時の記憶を語るマレーシア人の生存者達の証言

第一回の中でご紹介した、英領マラヤの日本軍によるマレー上陸作戦で爆撃を受けた時期を生き延びた生存者の証言映像はこちらのサイトに収録されています。

R.AGE は、マレーシアの主要英字新聞The Starに所属する若手ジャーナリスト集団が運営するサイトです。マレーシアや近隣諸国の社会問題や歴史に深く切り込む丁寧に取材した記事に定評があります。

この日本占領期のマラヤの証言を集めた
The Last Survivors(最後の生存者たち)はシーズン3まであります。

今回、第一回目のスタディツアーでご紹介したThe Iron Lady of Johor(ジョホールの鉄の女)は、シーズン1です。

他にも様々な証言がありますので、ぜひご覧ください。


【リンク集】マレーシアに生息する自然や動植物を描く画家 山田さなえさん

スタディツアーのスライドに美しい挿絵をご提供くださった マレーシアに生息する動植物や昆虫の絵を描いている画家 山田さなえさんのウェブサイトです。


【お申し込み方法】次回のスタディツアーの予定とお申し込みについて

第2回・第3回のお申し込みはまだ間に合います。

シリーズ第2回目
 
8月8日(日)は、日本の「終戦の日」を前に、無条件降伏に至るまでの世界の動きを、アジアを中心に振り返ります。被爆国として日本の民間人が受けた被害のことばかりが伝えられる中、原爆投下に至る過程を知り、アジアで起きた歴史を掘り下げます。

シリーズ最終回 
9月5日(日)は、「次世代に語り継ぐアジア太平洋戦争」と題し、現代の語り部「オンラインストーリテラー」の活動を通して見えてきた次世代に語り継ぐものと手放すべきもの、についてクイズを取り入れながら参加型スタディツアーを開催します。知ることで見えてくる「平和のために現代を生きるわたしたちにできること」を一緒に学んでいきます。

こちらからお申し込みできます。奮ってご参加ください。

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ご感想やご要望などのお問い合わせ先

ご感想やご要望など、お気軽にお知らせください!

メールアドレス(わたしに直接届きます)
note.matahari.malaysia@gmail.com

もしくは

スタディツアー全般のご要望については
日本旅行アジアさんのマレーシア代理店
サンライズツアーズの山田さんまで

sunrise@sunrise.com.my



本日はご参加くださった方、誠にありがとうございます!

次回8月8日(日)にまたお会いできることを楽しみにしております。


Matahari @ マレーシア

2021年7月4日(日)

2021年7月20日(火)更新






よろしければ、サポートをよろしくお願いします!いただいたサポートは、マレーシアでの平和活動を続けて行く際に、大切に使わせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。