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『Night Tempo』 ブレイク前夜!? 逆輸入の昭和アイドル歌謡

『シティ・ポップ』が音楽トレンドとして語られる傾向は数年前からありました。その波は昭和のアイドル歌謡にまで広がっているようです。

今、70年代〜80年代の日本のポップスが海外で大きな話題を集めている。山下達郎、竹内まりや、角松敏生、杏里など、かつて「シティ・ポップ」というジャンル名で紹介されたアーティストの楽曲が、インターネットを介して欧米やアジアの若い世代の音楽ファンの間で人気を博している。「ヴェイパーウェイヴ」や(欧米のディスコをベースにした)「フューチャー・ファンク」といった新たな音楽ジャンルの勃興と共に、その元ネタとして“発見”され、評価を高めているのだ。そして、その再評価の波はシティ・ポップにとどまらない。Winkやラ・ムー(菊池桃子)など、昭和のアイドル歌謡も再び注目を集めようとしている。(現代ビジネスより)

海外でバズッた竹内まりや

今、私がいちばんハマっているのが韓国人のDJ、Night Tempo君。チラホラ名前を聞いて音源には触れていたものの、今年のフジロックで会場の盛り上がりの中で音を浴びたら、見事にハマッてしまいました。

特に昨年から今年にかけて海外で大きなバズを起こしたのが、アルバム『Variety』に収録された竹内まりやの代表曲「Plastic Love」だ。(現代ビジネスより)

岩崎ひろ美『聖母たちのララバイ』!

八神純子『みずいろの雨』!

Wink『淋しい熱帯魚(Night Tempo Showa Groove Mix』!

「我々が想像していない形でJ-POPが海外の人の視点で解釈されて世に広まっている。それがすごく面白いと思いました」と、Night Tempoに声をかけたのが、音楽出版社・フジパシフィックミュージックの三浦圭司だった。

空前の“ニュートロ”ブーム

日本でもちょくちょくプレイを楽しめるNight Tempo君ですが、どうせなら「韓国でDJプレイを楽しみたい!」とソウルの友達にメールをしました。

「今、“ニュートロ”がブームなんだよ。ニュー レトロで、ニュートロ。40代以上の世代が昔のことを思い出しながらノスタルジアを感じるのとは違って(私のこと笑)、その時代を経験したことのない若い世代がレトロな文化が好きでブームになった」との返答。

まさに、Old is New!!!

なんでも、ジャンナビというバンドも人気なのだそうで……。


ファッションも、カフェも、韓国は空前の“なつかし可愛い=ニュートロ”ブームなんだそうです。


日本でもファッションは80'sとか、90'sブームが長いこと続いてますし、純喫茶も長らく若者たちに人気なので、同じ空気感なんだろうな、と思います。

私たち(40代)世代が若い頃に60'sや70'sファッションを珍重していることを思い出せば、つまり、親世代の青春期のファッションやカルチャーのトレンドが再ブレイクするという周期があるのかもしれません。Night Tempo君の音楽活動も父親の日本土産(音楽CD)から端を発しているようですし。

自分が若い頃にどっぷり浸かっていた時代が現在の若い世代や海外で評価され、同感覚で楽しめることは(厳密に言うと私はやっぱりノスタルジアでしか楽しめないわけなのですが)とてもおもしろく、嬉しいものです。

「ニューヨークでもすごかったです。きっと7月のロサンゼルスは、もっとすごいことになると思います。シーンの流れを見ていると、今シティ・ポップにハマっている人たちは、トレンドセッターのような人たちが多いんです。モデルのようなファッション業界の人達や、お洒落な人も多い。そういう人たちのフォロワーが影響を受けて広がっている。そのおかげで爆発的なブームが起こる少し前のような状況になっている感じがします」(Night Tempo/現代ビジネスより)


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