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【大相撲升席観戦あれやこれや】前代未聞の珍事に遭遇

ご縁があり、昨日、大相撲9月場所を観戦に国技館へ。人生2度目の生観戦。

実家に祖父がいた小学校の頃、場所が始まるとテレビを占拠されてしまう。「このマッタリとした時間は何なのだろう」と夕方のアニメ再放送などを観たいと思いながら、相撲を祖父の隣でボーッと観ていた記憶がある。

1度目の生観戦はちょうど一年前の9月場所。それにより、そんな記憶は吹っ飛んだ。やはり、生観戦の力は偉大。

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まず、お茶屋さんへ

国技館の前で待ち合わせ。数分経って人の流れや表情などを観ているだけで、現在の相撲人気がよくわかる。昨日は、大相撲に詳しい2人と一緒だったため、事前からどんどん情報をインプットされる。

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人だかりの方に目をやると、「勢(いきおい)関!」と。私の動体視力はまだまだ(苦笑)。

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「大森さんは本当に贅沢すぎる」と1回目、2回目と升席での観戦である私に、今回ご一緒の2人からの指摘。私だってそう思う。無欲の勝利というものなのだろうか。有り難いことだ。

まずは、正面の左にある案内所入り口から。

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20のお茶屋さんが。

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チケットに書いてあるお茶屋さんに向かい、たっつけ袴姿の「出方さん」に案内していただく。

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席に案内していただく際に、「今日は中秋の名月ですね。でも、くもりだね〜」と。すっかり忘れていた。

観覧セットの量がすごい

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会場を見渡せるこの位置に立つと、スポーツ観戦好きとしては、やはりたぎるものがある。

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今回は向こう正面、花道横の升席へ。 1マス(4名様定員)は1.3m四方に鉄パイプで囲んだ中に4枚の座布団を敷いてある。着くとすぐに出方さんが飲み物のオーダーをとって、運んでくれる。

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これに関しては、初回時にも本当に驚いたのだが、観覧セットの内容が本当に充実しすぎている(大量の焼き鳥やシュウマイ、お弁当、オードブル、枝豆、乾きもの……などなど/お茶屋さんごとに内容は違う)。この他にお土産セットがつく。とにもかくにも重すぎるので、宅配便で自宅へ手配。

呼出しさんを愛でる

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花道横の席は、力士の仕上がり具合(?)を肉眼で見られるのが本当に素晴らしい。肌ツヤとパフォーマンスの相関関係に思いを馳せる。

さらに、呼び出しさんにイケメンが多いことが相撲ファンの間では話題になっているらしく、その双璧(だと同席した知人は言っていた)、照矢さんと啓輔さんが同時に出現した時には「SNSが湧いてます」とニマニマと教えてくれた。

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土俵入り。この後、横綱土俵入り。

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今場所は、白鷗が休場になってしまったので鶴竜の1人横綱に。

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ユーチューバーが懸賞をかける時代

今場所の珍事(?)としては、人気ユーチューバーの「はじめしゃちょー」が懸賞をかけたこと。大相撲の懸賞に、ユーチューバーが登場するのは初。「はじめしゃちょー」は同郷で同世代の前頭朝乃山の取組に15日間かけている。

1本7万円となった。15日間合計で105万円とあって、誰でも手軽にかけられる金額ではない上、土俵上で懸賞旗が掲げられている様子など、場所中に会場内を撮影した動画や写真を、ユーチューブやSNSなどに使用することは禁止と約束を交わしている。相撲協会の担当者は「懸賞旗は、はじめしゃちょーのものなので、旗だけを映像や写真で使うことはOKです。

現代の牛若丸

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昨日、いちばん私が燃えたのが、炎鵬と輝の一番。168cm vs.192cm。同じ中学校の同級生対決だったらしい。やはり小兵力士が縦横無尽に土俵を飛び跳ねる様は楽しい。

もう一度、取り組みを観たいと思って検索していたら、abema TVの動画(↑)が出てきた。NHKのサイトもファンフレンドリーでよくできているし、祖父の隣で観ていた頃の私の相撲とはまるで違う世界観。SNSでの発信も闊達で(NHKのTwitterや力士のinstgramなど)、深夜まで見入ってしまった……。

6日目いちばんの出来事

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鶴竜が連敗し、横綱と大関陣が総崩れとなった波乱の6日目。

でも、いちばんのニュースは、行司さんが勢いあまって土俵から転落したことだろうか。足がもつれてしまったようで、力士の取り組みとは逆方向に横跳び。あっけにとられたけれど、ケガが心配になるくらいの勢いであった(大事にはいたらず、良かった)。

とにもかくにも人生2度目の相撲観戦。今回も興奮多き時間となった。

【おまけ】届いたお土産

先ほど届いたお土産。この箱は、相撲ファンだったら捨てられなかろうに。

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中には、ワイン、甘栗、饅頭、乾きもの……そして、ダメ押しは

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軍配うちわ模様の有田焼の湯のみ! 

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