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《レポ》しず恋2023

2023年4月16日(日)につま恋リゾート彩の郷 敷地内多目的広場にて開催されたアイドルフェス静岡アイドルフェスティバルインつま恋を見に行きました。今回は自称楽曲派ヲタによるレポートを。長文です。


事前段階

静岡に行くまで

2/8に出演者の発表第1弾がありました。個人的にはラインナップを見た瞬間から湧き上がっています。

ただ、この時点では「静岡か・・仙台から行くには遠いな・・」くらいの感覚です。行くつもりは正直そんなになかったです。

そこから数日経って、ある事実に気付きます。

ハロプロからOCHA NORMAと研ユニ'23の出演が決定しています。他のハロプロのグループは全部春のツアーで忙しいし・・・ん? BEYOOOOONDSがこの日空いてる。

ハロー!プロジェクト FCサイトより

もしかしてBEYOOOOONDSも出る?可能性あるのか??と。

そこから更に数日。《もしかして》が《現実》となり、《どうしよっかな〜》が《行く!》に変わります。

1時間後にチケットを買っているという勢いの良さ。

ここから第3弾発表の予想をしてみたり(3776だけ当たった)、BEYOOOOONDSの2度目の武道館が発表されて浮かれたり、ハロプロのひなフェスを中継で見たり。そんな間もずっと静岡までの交通手段と宿泊のことを考えていました。

交通手段は飛行機だと直通LCC無いし、新幹線でもいいけど・・だったら車で行けばいいか、その道中も楽しそうだし!と駐車券を抑え、宿泊は「3月いっぱいまでだった全国旅行支援が4月以降にも適用されるっぽい」というニュースを知り楽天トラベルで予約。「静岡といえばさわやか!」という長年の願望もあり、会場の近く・宿の近くのさわやかの営業時間を調べるなど。ずーっと楽しみにしていました。この調べている時間すら楽しかった。

随時投稿される公式ツイートがほんわかしていて、それでいてちゃんと必要な情報を随時公開してくれる。この辺も毎日の楽しみでした。

特に持ち物リスト!このリストのおかげで忘れ物はせずに済みました。

#しず恋2023オススメ楽曲

フェスでありがちなタグですが、今回は特に楽曲の良いグループが多数出演するフェスでしたので1週間前のタイミングでツイートさせていただきました。

シンプルに「自分があまり詳しくないグループの曲をそれぞれのヲタ目線でオススメして欲しい!聴いてみたい!」という思いがありました。

さらに言えば、ノリの良い公式アカウントが乗ってくれるだろうな、という読みはありました。

が、まさかヤマモトショウさんがプレイリストにまとめて下さるとは思わなんだ。

もうね、このツイート見た瞬間、ひっくり返りそうになったもの。ただあまりでしゃばりすぎてもな・・と表面上は冷静を装って。

このタグで紹介頂いた曲は全部聴きました。聴いたことがある曲、なんとなく知っている曲、そして全く聴いたことがない曲。全部楽しかったです!ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。実際現場で「この曲知ってる!」と何度も感動しました。

前日

さて、前日は移動日。朝から移動を開始します。

BGMはfishbowlの「王国」とタイトル未定の「青春群青」で。

名盤

この日は雨。一応予報では明日は晴れるらしいけど、会場の足元を心配するツイートが多数。そんな声に的確にフォローしていく公式ツイッターの優秀さが光る。

まずは仙台から高速で栃木県の佐野市へ。お昼ごはんに佐野ラーメン。

麺屋ようすけ 本店

そこから一般道で八王子・相模原方面へ流れ道志村を通って山中湖でちょっと休憩、南下して国道1号線を西へ。

掛川のお隣、菊川市の宿に到着したのは21時。こんな時間ではさわやかに行くのはちょっと無理だったので、近所を適当に散策して晩ごはん。

全国旅行支援の4月分を申し込んでいたので、宿泊の際に「ふじのくに地域クーポン」なるポイントが貰えました。土曜の宿泊で1000円分、日曜の宿泊で2000円分。

他県のポイントだと有効期限が宿泊の翌日までだったり、使えるお店がかなり限られていたりするんですが、静岡のクーポンは有効期限1週間でその辺のセブンイレブンで使うことが出来る・・なんて優秀な子!!近くのセブンでお菓子とアイス買って宿に戻りました。

さすがに疲れたのでこの日はベッドに入って即落ち。

しず恋2023

前日あれだけ疲れたにもかかわらず、朝の目覚めはスッキリ。カーテンを開けると晴れてる!

この時点ではまだ「何時に会場に入るか」「ド頭のグループから見るのか、途中から見るのか」等々、全く決めていませんでした。

ホテルの朝食を食べても終わってもまだ朝8時、雨の上がった空を見てハーフパンツでもいいのか?いや、予報では20℃くらいまでしか上がらないし・・と思いジーンズを選択。靴は普段から登山用の防水スニーカーを履いているので問題なし。

レンタルバッテリーのCHARGE SPOTを借りようと思ったら近くのコンビニはない事が発覚。ちょっと遠回りしないといけなかったので早めに出てしまおうかと9時頃にはホテルを出ました。

昨日は夜遅くの到着だったので分からなかったんですが、掛川近辺はさすが茶処、そこかしこに茶畑。他の地方なら田んぼとか畑とかありそうな位置に茶畑が一面に広がっている。いよいよ「静岡に来たんだ!」という実感が湧いてきます。

無事バッテリーを借りて会場の駐車場へ。渋滞してるのかな?と思いましたがそんなことはなく、とてもスムーズに駐車場へ。駐車場の係員の方も丁寧で分かりやすく、比較的入場口に近い位置に停めさせていただきました。

TICKET FROGの駐車券

日差しが強かったので日焼け止めスプレーをコレでもかとかける。車のドアを開けると風が強い。一応帽子を持っていく(結局一日中かばんに入れたままでした)

トンネルを潜り抜けて

いよいよ異世界へ
つま恋南ゲートと一岡伶奈さん(BEYOOOOONDS)
会場全景

右側にふじさんステージ(メインステージ)
正面奥にうなぎステージ(サブステージ)
左側に飲食ブースとおちゃステージ(リングステージ)

足元の芝生は踏み込むと「グジュっ」と音がなる感じ。一部の芝がない部分はドロドロ。ま、そのうち乾くでしょう(カラッカラに乾いて砂ぼこりとか舞ったりするくらいなら、これくらいでもいいかなと)

会場に入ると同時にうなぎステージのトップバッターが始まりました。

ドラマチックレコード

フェスが始まったという気持ち、思っていた以上に良いうなぎステージのPA、そして吹き荒れる春風。あ〜、久しぶりの野外フェス来たな。

感慨にふけっているところに流れてきた「瞬間ドラマチック」

《最高のスタート》

ここからはあちこちのステージを回ったので見た順番で。

クマリデパート

ふじさんステージも始まったので行ってみる。クマリデパート、そう言えば生で見るの初めてだった。あれが生さおてゃんか!

こっちのステージも音がいい。そして下手側のビジョンがやらたと高画質。

クマリデパート終わりでおちゃステージあたりをフラフラと。おちゃステージはプロレスのリングを使っていて、リングから1m程度の場所に簡易的な柵がある程度なのでメチャメチャ近い。お客さんの数も少なめなので通りかかっただけで爆レスが来るという恐怖(たぶんIIIIIIIDIOMさん)

おちゃステージ

飲食ブースを通りかかると1箇所だけ長蛇の列。ここ何のお店?と思ったら酒

日差しは強いんだけど風も強いのでそこまで暑さは感じないんですが、一旦休憩用テントに避難してツイッター監視。今回のフェスは休憩用のテントが設置されていたのも良かった。

テントで休憩しながら遠くから聞こえてくるCANDY TUNEのキス・ミー・パティシエやfemme fataleを楽しんでいると、研ユニ’23が始まります。

ハロプロ研修生ユニット'23

メンバーがステージに登場し、1曲目のイントロが流れた瞬間に体温が上がる。

今回のフェスはハロプロ系の出演者が多かったので研ユニ’23にも沢山の観客が集まったんですが、これがまたシンプルに楽しかった!

ハロヲタが集まったからこそ、どんな曲が来ても即座に理解し完璧なコールと振りコピ。なんだこの異常者の集まりは(笑)

後ろの方で見ていたんですが会場の一体感が高かった。後方の広い場所で大人オシャレなワンピースを着たお姉様が完璧な振りコピでバッキバキに踊ってるのとか超絶カッコ良かった!

ハロプロの研ユニは諸先輩方のカバー曲をバンバンやるのも魅力の1つです。こぶしファクトリーの明日テンキになあれ、2週間前のひなフェスで元こぶしファクトリーの井上玲音が歌って全員が号泣したあの感動がまたここで蘇って、それこそ泣きながら見てました。ここだけでも「来て良かった!」と思えました。

で、研ユニ終わったらこんな感じ

酒の行列作ってたのはハロヲタでした。

TJPW 第1試合

アイドルフェスでプロレス。インペイラーがどんなもんだろうと思って見に行きました。もうね、怖いし強いし、場外乱闘多くて「コッチ来んな!」ってなるし。

(TJPWは撮可のアナウンスが当日ありました)

余裕の原宿ぽむ
青空と中島翔子

ロックフェスでもプロレス団体が出演することも多いですが、アイドルフェスでプロレス?それって合うの?と思っていた自分が恥ずかしい。こんなに楽しいと思わなかった!そしてインペイラー強すぎ。

後日、東スポが報じたインペイラーの記事がカワイイです。

ミームトーキョー

次はうなぎステージのミームトーキョー。もうね、サウンドが大箱仕様というか低音がガッツリ効いてて気持ちよかった!そしていつも途中まで見てから気付くんです。「ミュークラブやんけ!」と。

OCHA NORMA

早めにふじさんステージに移動してOCHA NORMA待機。もう待機中にあちこちからメンバーの名前を叫ぶ声が聞こえてくる。

1曲目が始まる。もう強い。こういうフェスでハロプロと他のグループを見比べると明らかに基礎体力が違うことがハッキリ分かる。歌の上手さ、ダンスのキレ、ステージ上での立ち振舞、総合力が本当に高い。OCHAはもちろん、研ユニすらもその気配がある。そしてオケのクオリティが高い。フェスの大音量で聴いて低音も高音もクリアで気持ちいい。

そんな環境で1曲目に来る「恋のクラウチングスタート」。ハロプロ特有の癖が少ない、それでいてメロディラインが秀逸、クオリティが本当に高くてオープンな楽曲をハイ・クオリティなプレイヤーが歌い踊る。そこに最高の瞬間が訪れます。

「ウチらの地元は地球じゃん!」や「バッチ来い青春!」はハロプロの癖が強めの楽曲ですが、これがまた異常なくらいに会場が盛り上がる。ヲタの反応含め、楽しかったです。

次のきのホ。を見るために最後の曲でステージを離れたんですが、うなぎステージできのホ。を待っている間に聞こえてくるOCHAの曲がもう・・

きのホ。

今回のフェスの目的の1つ。あちこちから聞こえてくる評判がことごとく良い。どんなステージなんだろう?と。

オリエンタルで和だけどポップで分かりやすいメロディライン、オケはバンドサウンドだけどハードじゃなくどこかフワッとした心地よさ、それでいてどこか切なさがあって、なんだか初々しさもあって、それがまたステージ上のメンバーとすごくフィットしている。なんだろ、メチャメチャ良い曲やってるインディーズバンドを見たときの感触。

そしてセトリに突如現れる「渋滞」
どこのHipHopクルーだよ!??初期のライムベリーかよ!!信じられないくらい最高だな!!!気付いたら両手上げて曲に乗ってました。

それに続く「観月京」「スタートライン」も切なくて。正直、ここがアイドルフェスだという事を忘れる瞬間でした。一般的な音楽フェスと言うか、ロックフェス見に来た感覚。そうか、これがきのホ。か!

最後にSEとして天城越えのサビが流れるあたりにやっぱライブハウスで見るインディーズのバンドっぽさを感じました。

3776

ほんとね、この3776とフィロのスが同じ時間帯でカブってるのは最も悩んだところ。結局「今日ここで3776を見ておかないと、一生見る機会がないんじゃないか?」と思い3776を選択。

実際に目撃してどう思ったか。うん、このステージを見て良かった。これ、音楽好きな人がハマるのが分かる。アブストラクトだったり退廃的だったりする中に見え隠れする井出ちよののアイドル性、「八十八夜」のドラムンベースのスピード感。

「アイドル」は活動スタイルやあり方のことであって音楽性の定義ではない、「アイドル」という枠の音楽性の広さ。今回のしず恋でそれを最も実感させてくれたのが3776でした。

(LINKモードがどんなことになってたのか体感したかった・・)

トークステージ

吉田豪さんがMCとなり、きのホ。の新井ポテトさん、タイトル未定のついまさん、fishbowlのヤマモトショウさんを招いての運営トーク。トークテーマは「ローカルアイドルのこれから」

覚えている内容を順不同でざっくりと(発言者が違ってたらごめんなさい)

  • しず恋の開催を決めた時、真っ先にきのホ。とタイトル未定に声をかけた(ヤマモト)

  • 日程だけ聞いて即答で了承した(新井・ついま)

  • 今回のフェスを実現するにあたって(JR東海やTV局含め)色々な知り合いに協力してもらった(ヤマモト)

  • コネを使った(吉田)

  • いや、知り合いの・・(ヤマモト)

  • 新井ポテトさんはそのルックスからイジられることも多く、各グループのメンバーとの距離感も近く仲が良い(ヤマモト)

  • 活動を拡大していく上でどうしても東京でのライブ活動が必要だが、交通費が大変。タイトル未定の場合は本州へ行くとなると飛行機移動だし。複数の運営で共同で東京にアパートを借りようにも、結局週末に利用希望が殺到してしまうので難しい(ついま)

  • この3組は普段から交流があるが、実は3組が一緒にライブやるのは今回が初めて(ヤマモト)

  • 自分たちがローカルに拠点を構えたことで、対バンとしていろんなアイドルが地元に来てくれるようになった(ついま)

  • fishbowlもタイトル未定に呼んでもらって北海道公演を行った(ヤマモト)

  • あっ、きのホ。は北海道呼んでもらってない・・(新井)(会場爆笑)

こんな感じでなごやかにトークショーは進み、時間が来たところで終了。面白かったです。

宮本佳林

あの宮本佳林が野外フェスに降臨。ソロになって初めての野外フェス、しかも声出しあり。

1曲目の「なんてったって I Love You」では研修生ユニット'23をバックダンサーとして従えて従えて登場。曲が終わって研ユニがステージから降りる際に宮本佳林が放った一言がもうザ・宮本佳林。

2曲目の「カリーナノッテ」。宮本佳林のアイドルキャリア初期においてとても重要な曲。詳しくはこちらを参照。

宮本佳林ら歴代コピンク誕生の真実、地方局番組の壮大な仕掛け

スクショ1
スクショ2

「コピンクス!」を放送していた静岡県でこの曲を歌うことの意味、状況がもうエモエモなわけです。

4曲目「若者ブランド」、この曲の歌いだしでちょっとだけ歌がズレます。それを即座に「すみません、もう1回お願いします」と最初から歌い直す宮本佳林。シンプルに「最高の歌を最高の状態で届けたい」という真っ直ぐな思いと即決した決断力。やっぱスゴイのよ、宮本佳林は。

5曲目「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?」、宮本佳林が所属していたJuice=Juiceの超名曲。歌い始めた瞬間、観客のどよめきが物凄かった。正直、全部ソロ曲でセトリを組んでくるかと思ってました。自分のファンだけじゃなく他の観客のことも考えてくれたのかもしれない。理由はなんだって良いんです、不意を突かれたこの曲で一人ボロ泣きしてました。

締めはロックチューン「自分ファースト」。もう完璧すぎて、出てきた感想がコレ。

他がグループで出ている中、たった1人でメインステージを熱狂させる宮本佳林はやっぱりスゴイのよ。

さて、宮本佳林終わりで15時20分。そう言えばご飯食べてない。タイムテーブルを見る限りここで食べておかないと終演まで食べれない。

ということで野外フェスといえば焼きそば。

フェスで焼きそば500円

買うのにちょっと並んで、さてどこで食べようかなと思ってテントのまわりをウロウロしてたらプロレスの第2試合が始まっていました。

TJPW 第2試合

2試合目、「アレ?誰が出るんだっけ?」と思って見てみたら伊藤麻希。元LinQ、プロレス界に進出してメキメキと頭角を現し海外でも有名な伊藤麻希。

試合運び、ひとつひとつのアクション、どこをとってもクオリティが高いというか「プロレスって面白い!」と感じさせてくれる。正直感動した。海外でもビッグネームになっている理由が分かる。

伊藤麻希のファイトを見る吉田豪の図

で、木陰で焼きそば食べてたらステージにいぎなり東北産が出てきて「服を着て、恋したい」のイントロ。いや、それは見たい!と食べ終わった容器と割り箸片手にふじさんステージへ。

いぎなり東北産

さて、仙台市在住の私にとっていぎなり東北産は身近な存在。東北産が最近リリースした曲の中でも1曲目の「服を着て、恋したい」は飛び抜けた名曲なのにフェスやイベントではあまりお目にかかっていない。

大森靖子さん作詞作曲、そしてハロプロではおなじみ大久保薫さんが編曲。ちょっと面倒そうな女性を描いた曲をちょっと面倒そうな女性になって東北産が歌うのがドンピシャで。観れてよかった(雨ノ森 川海でカバーして欲しい)

2曲目の「わざとあざとエキスパート」、もう明らかにTikTokウケを狙っている感じでオジサンはちょっと乗り切れていなかったんですが、客席後方から女子達の「キャー♪」という黄色い声援が上がってて。狙い通りバズってるのはスゴイなと。

(この曲の間に手に持っていた焼きそばの容器を捨てに行きました)

4曲目の「負けないうた」はしず恋の1週間前(4/7)に突如MVが公開された新曲。もうこの青春感がエモエモだし、次はオルガン・ロックの名曲「うぢらとおめだづ」。会場の盛り上がりも最高潮!

東北産も強いな、やっぱり。

最後の曲を聞く前にうなぎステージのタイトル未定を見るために移動・・しようとしたところでちょっとした事件発生。

なんか遠くから群衆がコッチに向けて歩いてくるんです。なんだあれ?

よーっく見てみるとその中心にいるのは・・あ、渡辺未詩じゃん!なんか対戦相手担いでこっちに歩いてきてる!!!

渡辺未詩さんのアイドルヲタっぷりはちょっと前から追いかけていましたが、タイムテーブルが発表された段階で「OCHA NORMAとはアプガプロレスとしてのステージが被り」「いぎなり東北産とはプロレスの試合が被る」という不運に見舞われます。

当日は場外乱闘というプロレスのセオリーを大胆に使った訳です。

渡辺未詩さんが見た東北産は「ハイテンションサマー!」、PAテントまで20mくらいの位置で対戦相手を地面に下ろし、満面の笑みで右拳を突き上げてました。なんだこれw(堪能と言っても3秒くらいでした)

そう、私はあの大移動を逆サイドから目撃した、数少ないヲタクの一人です。

よくよく考えると、これで東京女子プロレスは3試合とも見たことになるな。

タイトル未定

ここも見てみたかった。曲が良いという話題は良く聞いてましたし、ニコ生で「IDORISE!! FESTIVAL 2023」のステージを見た際には「癒やされる」「浄化される」というコメントが飛び交う。そんなグループなかなか居ない。

実際に見た印象。なんだろこのライブ慣れした百戦錬磨感。結成2〜3年目じゃあり得ない、10年選手みたいな安定感。まずそこを感じました。

そう、こういう煽り方も上手かったし、

この辺のご当地をサラッと・・以上に多めに盛り込んでくる感じ。なにこれ強いんだけど。

これ、最後に「フィッシュボールゥ!!」と叫んだ瞬間、フロアは爆湧きしてました。

曲も良いんですよね。真正面から正攻法で作った良い曲。なんでしょう、個人的にはDorothy Little Happyあたりの「あの時代の良き楽曲」を思い起こしました。

アルバム買わねば。

HKT48

この辺で気付き始めます。

「前の方で見たいわけじゃないなら、PAテント後方で見るほうがスペース広々で楽」

なので後方でのんびり見てました。本命のBEYOOOOONDSのステージが近づいていることもあり体力を温存しながら。

※最前列でトラブルがあったようですが、その件は最後に触れます

HKT終わりでふじさんステージの一般エリアで待機。

BEYOOOOONDS

さて、本命のBEYOOOOONDS。

現在行われている春ツアーでは着席・声出し無し、来月の武道館公演で声出し解禁。それまでの間、声出し出来るのは外部のフェス・イベントのみ。このしず恋は武道館前にコールを調整する絶好の機会でした。

  1. 求めよ…運命の旅人算(New single)

  2. 虎視タンタ・ターン

  3. ニッポンノD・N・A!

  4. Hey!ビヨンダ

  5. 恋愛奉行

  6. オンリーロンリー

正直、最近のフェス・イベントの傾向からセトリはほぼ読めていました。

が、1曲だけまさかの曲が。

恋愛奉行

ヲタ人気、ライブ人気が非常に高い曲。対外イベントやフェスの声出し解禁以降では初めてセトリに入りました。そりゃイントロが流れただけで全ヲタが絶叫しますよね。

現状でほぼベストなセトリだったBEYOOOOONDS、周りの評価も高かったようで良かったです(ヲタなので自分ではもう正常な判断ができない)

FRUITS ZIPPER

ビヨ終わりで即ふるっぱー。何この最高のリレーは。

後半の「ハピチョコ → 超めでたいソング〜こんなに幸せでいいのかな?〜 → わたしの一番かわいいところ」の3曲。完璧すぎるでしょ。

(毎回ふるっぱーの櫻井優衣さんを見るたび、「あ、ミナーラフェスでアシスタントMCやってた人だ!」と「良いグループに入れて良かった、ホント」と思うんですが、ミナーラフェスでメインMCだった吉田豪さんとは会えたのだろうか)

でんぱ組.inc

ふるっぱー終わりででんぱ組、なにこの最高のリレーは(2回目)

でんぱはいつ見てもでんぱだな、最高だな!という印象

PAテント後方で見てたんですが、ヲタの全力ヲタ芸とか見てて楽しかったし、テント上手側のガチヲタ勢のコールやMixも最高でした。

Future Diver、久しぶりに聞いたわ。

fishbowl

さてさて、うなぎステージのトリ、fishbowl。楽曲は全部繋いであって30分一本勝負みたいなセトリ。

もうね、本当に幸せな空間でした。↑の動画がすべてを表しています。

後方で見ていたので周りにアイドルの方とかも居たんですがヲタもがっついたりせず、みんながステージから流れてくる音楽を楽しんでいて

優勝です。どのステージよりも最高でした。終演後もしばらくアンコールの声が止みませんでした。いや分かる、それくらい最高だった。

ここで疲れ果てたので、プリマステラを2曲だけ見て帰りました。

そしてそのままさわやかに向かいます。近場の掛川インター店は混んでたので、ちょっと移動して袋井本店で。

美味しかったです。事前に「さわやかは”中の中”だ、期待しすぎるな」とハードルを下げてくださった方、ありがとうございました。

(それなりの価格なので、そりゃ美味しいよなという偏屈な見方もできます)

宿に帰ってこの日は終了。最高の一日でした。

帰途

帰りは箇条書きで

  • 国道1号で事故渋滞に巻き込まれる

  • その辺の道の駅でお茶とみかんゼリーとうなぎパイを買う

  • 途中山中湖のきららに寄って休憩。外国人観光客が多かった

  • 久喜市で山田うどん

  • 福島県に入ってから高速に乗る

  • 22時30分頃に自宅着。死んだように寝る

ちなみに音楽は一切聴かず、しず恋の余韻を楽しみながら帰りました。

感想

良かった箇所

まず最初に、ヲタが一番見るであろう公式ツイートが優秀過ぎました。これだけでもう他のフェス以上の期待感がありました。

一応初年度のフェスなので正直もっと混乱すると思っていました。なにかトラブルがあっても「初年度だし」「あとでネタになる」くらいで済まそうと思っていました。

実際のところ・・・超快適!

まず会場の設備が良かった。

フェスのメインとなる各ステージの見やすさ、音響、ゾーン分け、全てが良かったです。

事前にタイムテーブルで見たいアイドルを決めておけば、各ステージの行き来が簡単にできるのでテンポ良く各ステージを見ることが出来ました。最後の1曲を捨てれば別ステージの開始に余裕で間に合う(EXゾーンに入らなければステージ間が徒歩2分程度)コンパクトな会場だからこそ可能なテンポ感でした。

それとお酒を販売していた割には泥酔者やお酒に起因するトラブルを見かけることはありませんでした。超平和。

(ちなみにマスクの着用は事前に「EXゾーンは必須、それ以外は各自の意思に任せる」とのアナウンスがありました。実際のところは9割着用くらいでした)

今後に期待したい箇所

ふじさんステージのビジョンに映された映像が最高だったので、録画してあったらどこかでリリースして欲しい。HKTでコールの文字をリアルタイムで重ねている映像とか、メチャメチャ楽しそうでした。

あと各出演者の合間に流れているBGM、これがまた楽曲派のオジサンにはこの上なく居心地が良くて。リリース希望。

おちゃステージのPA、もう少し強化しても良かったかも。でもそうするとフードエリアや特典会ブースでの会話が困難になるのか。

ふじさんステージの一般エリアで「背の低い女性がステージを見れていない」状況をいくつか見かけました。フェスだとしょうがないといえばしょうがない、移動したらいいんじゃない?って話しですが、女性限定エリアがあっても良いのかとも思います(が、一般エリアも実はPAテント前はそんなに広くないし・・)

そう言えばフェス飯食べる暇が無さすぎたのは嬉しい悲鳴か。あ、飲み物も持ち込んだ500mlだけで足りてしまったな。

最前列でのトラブル

一応触れておきます。

例の警察が来たトラブル、私は気付きませんでした。各ツイート等を見ましたが、最前管理組合的なものではなくヲタ同士の最前列の取り合いから発生したものと認識しています。

警察を呼んで処理したことについても「逮捕者が出るような荒れたフェスなのか!」ではなく「ちゃんと警察を呼んで処理するまともな主催者だから、来年度以降はそんなトラブルは発生率が下がる」という捉え方をしています。

結論

最高のフェス、極上のフェスでした。来年も宜しくお願い致します。

来年は・・

「#しず恋2023オススメ楽曲」をツイートした際、わざわざ年度を入れたのは「2024と区別したい」つまり「2024もやりますよね?」という無言の圧でした。初回が開演する前から次回が楽しみだった。

  • ukka、今年は当日東京ワンマンだったので来年こそ

  • RYUTist、メンバー卒業直後で今年は難しかったかもしれませんが、地方在住なので運営のトーク参加も込みで

  • うさみみが活動再開したのでオファー願います

  • CYNHNはシンプルに見たい

  • NaNoMoRaLの雨宮未來さん静岡出身ですので何卒

  • エビ中、ばっしょー、とき宣あたりでスタプラヲタを大量に呼び込んでいただいて

  • ハロプロOG枠で鈴木愛理とか超見たいんですけど!

ちなみに、上記ツイートに即イイね頂いた皆様

以上、妄想でした。

いや〜、楽しいフェスでしたね。ホント楽しかった。

長文を最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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