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自己紹介

はじめまして!国語講師のよこぴーです。

私は、この3月まで11年間、私立の中高一貫校で国語科の教員として働いてきました。この度、結婚を機に引っ越すため、慣れ親しんだ職場を去る決断をしました。今までの職場から場所は変わりますが、今後も、学校や塾のような場所で、得意な国語という分野で、誰かの役に立ちたいと考えています。

11年間の教職生活の中で、ありがたいことに、私のことを慕ってくれる生徒や、私の授業を分かりやすいと言ってくれる生徒がたくさんいて、国語の勉強についての相談を受けることや、大学入試前の個別指導を頼まれることが多々ありました。大学入試問題の個別指導や、志望理由書、自己推薦書の執筆指導を合わせると、延べ100名ほどの生徒と深く関わってきたと思います。一度きりの添削をした生徒を含めると、もっと大人数になるでしょう。

生徒たちと関わる中でよく聞いたのはこのような言葉です。
 ・「国語をどうやって勉強したらいいのかわからない。」
 ・「塾の国語の講座を取ってみたけれど、力がついている実感がない。」
 ・「買った問題集が解きっぱなしになっている。」

 私は、このような生徒たちの悩みに向き合い、できるだけ具体的にアドバイスすることを心がけてきました。そして、このような生徒たちが、
 ・「現代文の読み方がわかるようになってきた。」
 ・「共通テストの国語で8割得点できた。」
 ・「志望大学に合格した。」
という、大きな成長を遂げるお手伝いをすることができました。

つい最近も、入学試験1週間前に、ほんの5分立ち話でアドバイスをしただけの生徒が、難関私立大学に合格したと報告に来てくれました。
「先生の言うとおりにやってみたら本当にどんどん解けるようになったんです!」と、嬉しそうに話してくれるので、こちらもとても喜ばしい気持ちになりました。その生徒はのちに難関国立大学にも合格し、どちらに進学するか非常に悩んだ結果、自分のやりたいことがより実現できそうな学校を選び、納得して進学していきました。もともと優秀な生徒でしたから、私のアドバイスがどれだけ効果的だったかはわかりませんが、少しでも力になれたかもしれない、と思うと、やりがいを感じます。

退職に際し、「まさか見送られる方から見送る方になるなんて」と驚いていたのは高校2年生のある生徒です。小学生の頃から国語が苦手で、特に現代文の授業が苦痛だったそうです。授業中は空想をして過ごしていた、と言っていました。そんな彼女が、「先生の授業を受けて、文章の見え方が変わった。はじめて国語がおもしろいと思った」と言ってくれました。「先生が私の国語の世界を変えてくれた」と。もっとこの学校で働いていきたいな、と、名残惜しさを感じずにはいられませんでした。

そもそも、なぜ私が国語力を上げる方法について発信をしようと思ったかというと、私自身も、先に述べた「国語の勉強方法がわからない」高校生だったからです。
そして、あろうことか、国語の勉強方法があいまいなまま国語科教員になってしまい、それなりの苦労をしたからです。
 
・物心ついたころから読書が大好きで、小学生の頃は、将来の夢は小説家。
・学校から帰ったら、宿題を終わらせて、夕食までの時間はノートを広げてひたすら小説(と呼べるのかはわからない稚拙なお話)を書く。
・傍には少し難しい言葉を使うために引く国語辞典と、登場人物の命名のために引く漢和辞典。
・読書量と文章を書いた量に支えられ、国語が得意教科に。
・そのまま大学受験まで自己流の学習を続け、塾なし、予備校なしで国立大学に合格。
・文学部で国文学を専攻し、教員免許を取って国語科の教員に。
と、ここまで、国語に関することで挫折を味わったことはありませんでした。

つまずいたのは教員になってからです。定期試験前に、生徒たちが私のところにやってきて言います。「先生、テスト前に何を勉強すればいいですか?」

答えられませんでした。

国語の勉強方法をきちんと考えたことがなかったからです。

もちろん、読書は意識的にしてきました。文章も書いてきました。古文単語や漢文の句形、漢字は一生懸命覚えました。
けれども、肝心の文章の「読み方」について、自分の方法を客観的に検討したことも、読み方を調べて研究したことも、全くありませんでした。

そこから猛勉強を始めました。まずは授業の進め方を変えました。
違う文章を読んだ時にも使える、汎用性のある「読み方」を教えていこうと考え、授業中の生徒への質問(教職界隈では「発問」と言います)の内容を変えてみました。

予備校が開いている教員向けの講座にも通ったり、他の先生の板書をこっそり観察して自分の授業に取り入れたりもしました。
自分が無意識のうちにやっている文章の読み方を言語化することにも取り組みました。

だんだん、文章を読む上ではこういうことが大切だという本質的な部分が見えるようになって、それをきちんと言葉で表現することができるようになってきました。

前述したように、大学入試前の個別指導に通ってくれた生徒のおかげもあり、どんなふうに力がついていくのか傍で見せてもらう経験も数多くできました。

今では、全員こうやればある程度のところまでは伸びるという「王道」が、国語の勉強にはあると考えています。
「ある程度のところ」というのは、たとえば共通テストなら、6割ぐらいの点数であれば、もともと国語が苦手な人でも十分到達できるはずです。
大学受験は人生のゴールではありませんが、高校生のみなさんにとって人生の一大イベントであることは間違いありません。

国語という教科が得意な人も苦手な人も、正しい勉強方法を知り、正しい努力をすれば着実に力を伸ばしていくことができます。
そのためのヒントをお伝えしたいと思い、このような発信をすることにしました。

・今まで自己流の勉強で上手くいかなかった人
・塾や予備校で国語の授業をたくさん取ってみたけれども手ごたえを感じていない人
・漠然としたものでも、国語の勉強に対して課題意識を持っている高校生
・その高校生を支える保護者のみなさん

このような方たちに、ぜひ私の発信を見てもらいたいと思います。きっとこれから国語の力を伸ばしていくヒントが得られるでしょう。

もし、もっと発信を見てみたい、もっと話を聞きたいと思ったら、こちらは私のSNSのURLですので、noteとあわせてフォローをしてみてほしいです。どうぞよろしくお願いします!

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