勝手にチャレンジ1000 0014 台風と庭の保水力について考えたこと。

台風一過。

強力な台風という予報に反し我が家周辺は、というか、市内一円はそれほど凄まじい台風ではなかった。

山陽新幹線全線計画運休。在来線運休。高速バス、市内バス運休。デパート臨時休業・・・。
連鎖的な休業の広がりに常にはない心構えを否応なく促されたのは、かつて経験した激しい台風の記憶、更には昨年の水害の記憶が市民や市内の企業にあったからだろう。
事前に全市の機能停止で臨んだあげく、仮に肩透かしであっても、そのことを非難するのではなく、何もなくて良かったね、という認識を共有できる時代になってきたのかもしれない。

いやほんと、さしたる被害がなくて良かった。

さて、うちの庭。
正直言って、そのかつての、大変な暴風雨になったときも、今回も、庭の草木は、台風のあと、ものすごく元気で笑えるほど生き生きしている。
たっぷり水を含んで満腹、満足といった風情だ。

草ぼうぼうのこの庭でいつも感心するのは、その保水力だ。
大雨のあとなど、見た目は変わらない草を踏んで歩くと、じんわりと水が上がって来ることがある。踏み込むと水が上がるということは、土の上にたまっている水は見えないけれど、草が重なっている隙間に水が保たれているということなのだろう。
また、この先端までたっぷり水を吸い込み、蓄えた葉の一枚一枚、茎の一本一本の水分を足したら、この狭い空間にどれ程の水が蓄えることができるのだろう?まさに小さなダムである。

雨が降るとたくさんの水がアスファルトの道路を流れて側溝に落ちて行く。
アスファルトやコンクリートを剥がして、土に水を吸わしてやりたいなー。ある程度まとまった面積の空間を草ぼうぼうにしたり、木を生やしたりさせてたっぷり水を飲ませてやりたいなー。
それって空き地ってことかな。

町に少しの空き地があれば、台風一過の清々しい空気に、人もほっと一息、地球もほっと一息つくのではないかな、と思った。

あ、また、庭の「仕事」の話じゃないや。

#gardenwork1000

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