勝手にチャレンジ1000 0019 蚊、ブヨ対策

虫刺されに弱い。

半袖短パンで庭に出て、生っ白い足を満遍なく蚊に刺されまくって家に入ってきても、夫は、あー痒い痒いってキンカンを塗りたくっておけばそのうち赤みもひいてどうもなくなってしまう。

私と言えば蚊に刺されたところはすぐに膨らみ、皮膚の張りに連れて傷口が開く。痒くてたまらない。爪で十字にあとをつけてかゆみをがまんするが、掻かないようにしているうちにも蚊の刺し傷が赤く生々しく崩れていく。

蚊でこんな風になるくらいだからブヨともなれば大変なことになる。

小さい頃は外で遊ばない子、うちで本読んだり、お絵描きばかりしていたのでさほどの被害の記憶がないのだが、小学5年生の時、くるぶし10センチくらい上をなにかの虫に噛まれた。その腫れ具合からブヨだと思われた。
腫れかたもひどかったが、腫れとひどい痒みがひいても、あとに残った傷口が盛り上がって、まんなかに5ミリくらいの穴が開いた小さな火山のような結節になった。

火山は乾いたり、時おり激しく起こるかゆみで掻き壊してぐじゅぐじゅになったりしながら4年くらいそこにあったが、中学2年のある日、かさぶたが剥げるようにぽろっととれてあとは平らでつるつるの普通の皮膚になった。
そのかわり、といってはなんだか、この年の林間学校で両方の内ももをブヨに刺され、脚を閉じることができないほど腫れた。二泊三日で林間学校から帰る頃にはトイレにしゃがむこともままならず、林間学校の施設から家に連絡が行き、バスの到着場所まで母が迎えに来てくれてそのまま病院に行った。

そのときの皮膚科の処置は、腫れてるところに冷却剤をシューッとスプレーして、腫れが引くまで仕方ないね、みたいな感じだった。
もう40年も前になるんだ、と今、驚いてしまったけど、その頃の虫刺されに対する認識はそんなものだったのかもしれない。

まあ、ひどく腫れてもそんな認識だったからか、夏は虫に刺されても仕方のないものとして過ごしてきたものだから、私のうでや足はこれまでの傷跡だらけだ。大人になってからも数年越しに手首と足首に数年越しの結節をつくったり、これは経験上ブヨだろうな、と思われる腫れに、ネコ引っ掻き病ですね、と診断されたこともある。
それもまあ、ジャングルみたいなほったらかしの庭にいるしそんなものかも、と思ってきた。

今では普通の知識かもしれないけど、虫刺されで腫れるのはアレルギー反応なんだそうだ。

じゃあ、私、ある日アナフィラキシーショックとかなっちゃったりするのだろうか?
たくさん刺されたら平気になるのかと思ってたのに。

世の中はいつのまにか21世紀になり、昭和も令和になり、日本の子供も小綺麗になるし、今時のアラフォー、アラフィフはみんな美魔女で蚊やらブヨの虫刺されあとなんか作ってる人なんかいないみたい。
こりゃあ私も気を付けなくては美魔女じゃなくてただの魔女のおばあさんになってしまう。
おしゃれじゃないからなー、もうすこしいろいろお手入れしなければ。

というわけで今年はこれ!
はじめて買った。

これに園芸用手袋して長靴はいて庭に出る。
すごく快適。
なにも怖くない(笑)

夏は暑くてこれを着ようが着まいがそんなに長時間庭仕事はできなかったけど、これからはこれを被って頑張ろうと思う。
涼しくなったら真夏よりも蚊が元気なのだ。

#gardenwork1000

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