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『自己紹介2.0』って本を、2本の線だけで説明する。


『自己紹介2.0』とはどんな本なのか?を一言で説明するのに困っていた矢先、共同研究者のひとりである石川善樹さんが、先日のTWDWキックオフ
こんな風にしてうまくまとめてもらいましたので、ご紹介させてください。(おかげさまで反響もよく、売れているようです)


縦軸に「We(私たち)」と「I(私)」を置いて、横軸に「過去(実績や肩書)」と「未来(意志や時代観)」を置いて、4象限をマトリクスをつくります。

図にするとこうです。

自己紹介が下手な人というのは、ここで言うと左下にあたります。いつも「I」が主語で「過去」を語りたがる人たちです。あなたの周りにもよくいらっしゃるのではないでしょうか。

一方で、自己紹介を通じて上手くいく人は右上にいく努力を怠りません。
いつも「We」が主語になることを心がけて、相手との「未来」の交わりを生み出そうとしている人たちです。

『自己紹介2.0』という本は、この「左下にいる人」を「右上に引き上げる」ための手引書であることを石川善樹氏はズバッと見抜いてくれました。

恥ずかしながら、著者もビックリの鮮やかなマトリクスです。

そんな彼の天賦の才能に嫉妬しながらも、いいものにはすぐに乗っかってしまうのが得意な私は早速このマトリクスを採用して著書の説明をしていこうと思っています(笑)


それはそうと、それでは、「We」で語るためには何をすればいいのでしょうか。

詳しくは著書に譲りつつも、強調したい部分だけ。それは相手のことを知ることも重要ではあるのですが、自分のことを知ることも同じぐらいに重要です。ついつい自分の外側を語りがちではあるのですが、内側にこそ「We」が眠っているのです。

いま、有り難いことに、銀座・蔦屋書店様と渋谷ツタヤ様と湘南・蔦屋書店様の3店舗で、ほぼ同時期に『自己紹介2.0』フェアを開催いただています。

このフェアでは「自分とは何者か?」をテーマに自分の内側を発見していくための、いくつかの書籍や漫画、絵本を中心に数十冊を選書をさせてもらいました。

「We」を主語にして未来を語る自己紹介にアップデートするためにも、ぜひこれらをこの夏の課題図書のひとつに入れてもらえれば嬉しいです。


↓ここからは湘南蔦屋書店様でのフェアで展開する内容をご紹介します。お近くに立ち寄られた際はフラリとのぞいていただければ嬉しいです。

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(タイトル)「自分」のことを大切にするための30冊を選びました。

(テキスト)
はじめて会った人に自分自身を紹介するとき、あなたならどんなことを伝えますか? 名前、住んでいるところ、生まれたところ、仕事、好きなもの…?


自分のことを誰かに伝えるためには、「自分」というものをよく知らないといけません。それはつまり、自分とは何か、という問いを突き詰めることに他ならないのではないでしょうか。

「自分を知る」こと。それは、「他人」と関わるための重要なファーストステップです。「自分を知る」ことで「自分を伝える」ことができるようになり、自分の仕事をつくることにも繋がっていきます。その過程のどこかで、「自分を好きになる」発見があったら、こんなに素晴らしいことはありません。

このフェアでは、新時代において自身の価値を創造するための実践書『自己紹介2.0』(KADOKAWA)の著者である横石崇さんと一緒に、「自分」をアップデートするためのヒントを探ってみました。「自分が何者か」について考えてみる、楽しい時間をお過ごしください。


(選書リスト)
▼自分を知る
『みえるとか みえないとか』(ヨシタケ シンスケ)
『ペツェッティーノ』 (レオ=レオニ)『ブッダ全12巻漫画文庫 (潮ビジュアル文庫)』(手塚治虫)
『MOMO愛蔵版』(ミヒャエル・エンデ)
『ミライの授業』(瀧本哲史)
『Beの肩書』(兼松佳宏)
『続・ゆっくり、いそげ』(クルミド出版calls)
『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(伊藤亜紗)
『純粋機械化経済』(井上智洋)
『働き方の哲学 360 度の視点で仕事を考える』(村山昇)
『問い続ける力』(石川善樹)
『「言葉にできる」は武器になる。』(梅田悟司)
『私とは何か――「個人」から「分人」へ 』(平野 啓一郎)
『人間は何を食べてきたか』(第一巻/ジブリ学術ライブラリー/NHK DVD) 
『WIRED』 VOL.30 / 特集「Identity」(コンデナスト・ジャパン)
『ハーバード・ビジネス・レビュー』2019年3月号パーパス特集
『スペクテイター〈36号〉』 コペ転 特集

▼自分を伝える
『わかりあえないことから』 (平田オリザ)
『ひとつ上のプレゼン。[新装版]』(眞木 準)
『スペクテイター〈43号〉』 わびさび特集
『子どもに伝える美術解剖学』(布施英利)
『感情ことば選び辞典』学研辞典編集部
『かかわり方のまなび方』(西村佳哲)
『お笑い芸人の言語学: テレビから読み解く「ことば」の空間』(吉村誠)
『白』(原研哉)
『ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと』(クロスメディア・パブリッシング)
『“複雑なタイトルをここに"』(ヴァージル アブロー )
『世界の終わりと夜明け前』(浅野いにお)
『Graphic Recorder ―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書』(清水淳子)
『1→10(ワントゥテン)に広げる企画の極意 六本木未来大学講義録2』(日本経済新聞社)


▼自分を好きになる
『スローイズビューティフル』(辻信一)
『一緒に冒険をする』(西村佳哲)
『「ない仕事」の作り方』(みうらじゅん)
『トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈2〉セクシープロジェクトで差をつけろ!』 (CCCメディアハウス)
『ヒトラーに抵抗した人々』(中央公論)
『居るのはつらいよ』(東畑開人)
『We are lonely,〜』(佐渡島庸平)
『武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50』(山口周)
『これからの僕らの働き方』(横石崇 編著)


※上記の書籍は、タイミングにより店舗(湘南・蔦屋書店など)で取扱がない場合がございます。ご了承ください。


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