総務の人

とある中小企業で働く会社員で、母で妻で娘です。四十を過ぎて未経験の総務部門にジョブチェ…

総務の人

とある中小企業で働く会社員で、母で妻で娘です。四十を過ぎて未経験の総務部門にジョブチェンジしました。趣味はスノーボードです。

最近の記事

「心理的安全性」についての誤解が一つ解けた:読書メモ『恐れのない組織―「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす』

「誰でも発言しやすい場」を作ることが、心理的安全性の構築には必要だと思っていました。でもなんとなくあった違和感。その違和感の正体と、本来の考え方がこの本を読んでわかりました。 目指すべきは、発言「すべき」人が発言できるようにする、でした。 あるエリアにフォークリフトが通れるだけのスペースがあるかどうかについて「意見を述べる資格」を得ているのは、フォークリフトの運転手自身である。 「意見を述べる資格を得ているかどうか、自問してみるといい」と彼は言う。そのような資格は、実績

    • 心理的安全性を「贈る言葉」でとっくに教わっていたと気づいた春

      仕事場でときどき出てくる「心理的安全性」という言葉について、しっくりこない感じが続いていたのですが、こちらの記事を読んですごく腑に落ちました。 つまり、相手が自分を信じてくれるということではなく、「自分が周囲の人間を信じることができる」ということです。(上記記事からの引用) そんなこと、わざわざグーグルだのハーバード大学だのから持ち込んで来なくても、3年B組金八先生で私たちはとっくに教わっていたじゃないか!というメモです。 信じられぬと 嘆くよりも 人を信じて 傷つくほ

      • 句読点で漢字変換して、文書作成スピードを上げる。#お仕事時短

        (noteプロデューサー/ブロガーの徳力基彦さんのお話を聞く機会がありまして、「まずは自分のためのメモからアウトプットしていこう」という言葉を素直に受け止め、気負わずメモを書いていこうと思いました) やりたいこと文字入力で漢字変換する際に、スペースキーを押さなくても句読点などを打ったところで自動変換してくれる機能を利用する。 やりかたIMEオプション設定の「プロパティ」>[詳細設定]ボタン>「変換」タブ>[詳細設定]ボタン>「句読点変換」 ▼こちらのサイトが、画像もつい

        • なんでそこまでコミュニケーションを求めるのだろう?の答えが、自身の成功体験を再生産している、なら分かりやすいなと思った

          私の働く会社でも在宅勤務が定着してきた。出社している人は全体の3割程度。半期に一度の全社会議もオンライン開催で問題なく、みんなで力を合わせて柔軟に環境の変化に対応しつつ、変わったようで変わらない毎日を過ごしている。 そんな中で、私の担当業務は「総務」であるため、「コミュニケーション不足」について懸念する声を聞いたり、施策を求められることが増えてきた。 確かに、情報の流通量や心理的安全性の確保は重要だ。そのための、新しいルールやちょっとした実験、使いやすい場の提供などにはス

        「心理的安全性」についての誤解が一つ解けた:読書メモ『恐れのない組織―「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす』

        • 心理的安全性を「贈る言葉」でとっくに教わっていたと気づいた春

        • 句読点で漢字変換して、文書作成スピードを上げる。#お仕事時短

        • なんでそこまでコミュニケーションを求めるのだろう?の答えが、自身の成功体験を再生産している、なら分かりやすいなと思った

          行ってきました 「SOU-MU NIGHT TOKYO」#2

          総務をテーマにしてnoteを書き始めて1ヶ月。たまたま見つけた田中さんの記事を読んで、「総務の人の集まりか。いいなあ。でも京都か」と思っていたら、東京でも開催されるとのことで、思い切って申し込みをして行ってきました。 すごい安心感実は行く前から心配だったことが1つありました。それは「まわりみんな総務の人で、『わかるわかる』って頷きあって話したら、わたし泣いてしまうかも」ということでした。 仕事をしていく中で、社内の人間関係だけでは埋められない孤独感みたいなものは、誰でも何

          行ってきました 「SOU-MU NIGHT TOKYO」#2

          しっかり楽しく仕事することと、早く家に帰ること、どっちもやろうと思った日のことをメモしておく

          星野源さんの「ワークソング」という歌が好きです。歌詞が好きなんです。題名の通り、働く人の歌なのですが、 いつでもみんななにかを追いかけて 涙や赤い唾を吐いて 働け この世のすべて背負え のあとに 定時まで がくるのです。 輝け この血の流れ照らして 働け この身のすべて使え のあとにも 定時まで です。ブラック&ホワイトをここまで堂々とつなげることに、衝撃を受けました。そして、勇気を得た気がしました。これらは並立できるのだと。 ※上記枠内は全て、星野源「ワー

          しっかり楽しく仕事することと、早く家に帰ること、どっちもやろうと思った日のことをメモしておく

          noteをはじめて1ヶ月経った #note感想文

          昨夜、日付をまたぐタイミングでnoteから「1ヶ月経過おめでとう!」の通知が来ました。1ヶ月やってみての感想を書きます。 はじめた目的アウトプットの練習と習慣化をしたいなとずっと思っていました。このタイミングで踏み出せたのは1個目のnoteにも書いた通り、メンタルヘルスマネジメント検定I種受験の情報を残しておきたかったからです。II種を受けたときインターネットにある体験記がとても参考になったので、そのお礼の感覚でした。 はじめた方法それ以外は何を書いていこうかと考えたとき

          noteをはじめて1ヶ月経った #note感想文

          会議で「対話」ができているか。平田オリザ『わかりあえないことから』を読んで

          平田オリザさんの本『わかりあえないことから』を再読しました。 わかりあえないことを前提としつつ、人に対してまるで絶望していないのが、わかりあえない『ことから』という題名に示されているように思えて、好きな本です。 ※以下、囲み内はこの本からの引用です。 “まさに、メチャクチャに、ノイズを含んで、この本は構成されている。” と「まえがき」にあるとおり、要約には不向きな本なので、今回は読んでいて1番ハッとしたところについてのメモを残します。 会話、対論、対話の違い“「会話

          会議で「対話」ができているか。平田オリザ『わかりあえないことから』を読んで

          気配を殺して空気になろうとしていたころの自分はずっと消えない

          今では誰も信じてくれませんが以前の私は、嫌なものも嫌と言えない人間でした。自分の考えや意見ではなく、期待されていることや相手が求めていることは何なのだろうとばかり考えていたころがありました。 「ミカンかリンゴ、どっちを食べたい?」と聞かれても、「この人がもらってほしいと思ってるのはどっちかな?」という基準で選んでいました。 10代から20代の間にこういう訓練を自分に課したことは、今となっては悪くはなかったなと思います。相手の期待を想像したうえで、その通りにするなり、あえて

          気配を殺して空気になろうとしていたころの自分はずっと消えない

          Yes,andでいくことにした

          先日実施した社内イベントは初めての試みだったので、各所からさまざまなご意見をいただきました。 そこで一つ、私の中で大きな発見がありました。 Yes,butというのが話法としてあるのはご存知でしょうか。自分の意見が相手と違うとしても、いきなりNoと言うのではなく、いったんYesで受けてからbutをつなげるというやつです。最近はYes,butももはや陳腐化し、Yes,andの時代が来ている(?)らしいです。 ちなみに私はYes,andについて、「アイデアのチョイ足し」「ノリ

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          前提知識ゼロからビジネス実務法務検定2級に合格するまでに読んだ本とその順番

          昨年の話ですが、総務の仕事をするにあたってあまりにも知識がなさすぎる分野だと感じたので、ビジネス実務法務検定の2級を受けることにしました。資格や検定試験のたぐいは合格したところで合格証自体にはたいして使い道はないのですが、試験日という強制締め切りがあることと、体系立った知識を正確な用語で一気にインプットできる点が便利です。 スタート時点の私は、知識ゼロどころか義務教育の社会科で習ったようなこともろくに頭にないような状態で、最初はまったくもってちんぷんかんぷんでした。いろいろ

          前提知識ゼロからビジネス実務法務検定2級に合格するまでに読んだ本とその順番

          ファミリーデーという会社イベントを開催して、見た光と影

          いわゆるファミリーデーというイベントを開催しました。本社の社屋に社員と関係者を招き、社内見学やお仕事紹介、食べ物やゲームの屋台などを用意しました。「なんかいい会社だなあ」と、社員本人や社員の近しい人に思ってもらえたら成功なイベントです。 初めての試みでしたが、沢山の方に楽しんでいただき、運営スタッフも各方面から感謝やお喜びの言葉を頂けて、大成功のイベントでした。 本来であればなにがどうよかったかの成功記録を残して次回につなげるべきなのかもしれませんが今日は、光ではなく垣間

          ファミリーデーという会社イベントを開催して、見た光と影

          しのごの言う代わりに「そうだね」の4文字を言ってみたら、その方が後が楽だった

          本当は選択肢はあるのだけど、それが好きではないとかめんどうくさいとかの理由で無かったことにして、「あーどうにもならないなー」と言った時。 「いや、選択肢あるじゃん」と他の人に言われるとしんどくないですか。 なんだかんだ言ってその選択肢がいかにイケてないかを説明して無かったものにしようとすると、相手は逆に親切心でその選択肢の良いところを述べてくれたりします。 そうすると、自分がひどく言い訳じみたちっぽけな人間に思えてきてつらいので、先日、しのごの言おうとした口に力を込めて

          しのごの言う代わりに「そうだね」の4文字を言ってみたら、その方が後が楽だった

          できない人になんでできないのと言うことの不毛さ

          怒りや不満や悲しみを感じたときはその感情に飲み込まれる前に、一度考えてみることがあります。 私の場合、不満を感じたときはたいてい前提として「私が思う私の理想」があります。それに沿わない行動をする人や環境に対して嫌だと感じる気持ちを、「不快」と表現していることがほとんどです。 理想がなければ現実とのギャップもないわけで、苦しくなる理由をわざわざ作り出しては自分で自分を攻撃しているようなものです。自分が産んだ自分の影が、本当の敵です。私はこれを『影との戦い』と呼んでいます。

          できない人になんでできないのと言うことの不毛さ

          UIUXレビューのときに心掛けていること

          社内のデザイナーに何か作るのをお願いした時や、エンジニアが作ったものへユーザー目線でのフィードバックする時などに、自分の中で決めていたルールがあります。 それについて社内のデザイナーさんに話してみる機会があったのですが、特に怒られなかったので間違ってなさそうという自信を持ち、続けていこうと思いました。 自分ルール4つ、書いていきます。 意図を確認するシステムだったら作られた時点でもともと要件は決まっていますし、デザイン物ならこちらからお伝えした「達成したい目的」があるは

          UIUXレビューのときに心掛けていること

          社内イベントの打ち上げで、やって良かったこと

          今日は、先月に実施した社内イベントの打ち上げでした。さまざまな人に色んな裏方仕事をしてもらったので、一堂に会してみたら意外と他の人が何をやっていたかをお互い知らなかったことに気づきました。 これはもったいないことだと思ったので、打ち上げが始まって早々に、自己紹介ならぬ、自画自賛大会をやってもらいました。 「我こそが最大の功労者である!くらいの気持ちで、自分の功績を大いにモリモリに盛って語ってください」とお願いして、1人ずつスピーチしてもらいました。 それでもまだ遠慮した

          社内イベントの打ち上げで、やって良かったこと