はじめに
この物語は、ノンフィクションであり、現在進行形であり、タイトル詐欺になりうることも厭わないスタイルなので、登場する名前は実在する事件・団体・人物と全くもって関係があります。

焦る、焦る、焦る

大学で共に創作をしたきた友人、具体的には知らないが、夢に指先が掛かったらしい。何か賞に掠ったか、出版社から連絡が来たか、はたまた全く別のなにかか。あるいは私の勘違いで、その“夢”は創作に全く関係ないことだったか。それがなんなのか訊くには少し勇気がいる。なぜなら、同じ歩幅で歩いていた（厳密には少し先に行っているように見えていたけど）人が、先に夢を叶えようとしているのだ。焦るし、少しは嫉妬するのが人間である。
だが、まぁそうは言っていられない。私も夢を叶えたい。目標に届きたい。そういう人が身近にいるというのなら、それを原動力に追いついてやる、追い越してやるという気概でいないと、ダメなのだ。
なんだっていい。私も指先の掛かるなにかしらを捉えて、捕らえて、獲らえて、進まねばならない。
焦り始めて、やっと始まる感じ。私の人生、いつもこうだ。

進捗状況報告

今日は少し進めたように思う。少し、か。少しじゃダメなんだけど。現実を見よう。過去は変えられない。でも明日は変えられる。そして、明日を変えたければ今日を変えなければいけない。人生変えるにも、始まりの地道な何かがあるのだ。それを今始める。それだけだ。

〇本日の進捗状況報告
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水村ヨクト