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ただのフリーターがマンガ原作者になるまで。その15

はじめに
この物語は、ノンフィクションであり、現在進行形であり、タイトル詐欺になりうることも厭わないスタイルなので、登場する名前は実在する事件・団体・人物と全くもって関係があります。

今日は本を紹介する

まぁ物語創作は初めてじゃないけど……どうも上手くできないんだよね……って人にめちゃくちゃオススメの本がある。私もこの本に出会ってから、再現性の高い方法で間違いなく物語を完成させることができるようになった。物語を書き始めるのはできても、完成させるって案外難しいんだよね……。
それが、『SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術』という本。これめちゃくちゃ読みやすい。
ひとことで言うと、「ハリウッド映画の三幕構成はこうやってできてるよ」っていう本。これさえ読めば売れてるハリウッド映画の構造を理解できるし、真似すればとりあえずちゃんと物語してる物語を作ることができる。もちろん真似だけするとありふれた展開になるから、多少ずらしたり加えたり引いたりしてアレンジした方がいいと思うけど、頭に入れておくだけでだいぶ強みになる。直接使わなくても武器にはなるよね。
ちなみに「SAVE THE CATの法則」っていうのは、登場人物の第一印象を読者に持たせるためにその人物に何かさせなければならない。という法則。読者はやはりメインキャラに対してある程度理解を深めたり共感した状態で物語を読み進めたい。どんな人物かさっぱり分からない状態で物語を追い続けるのは正直しんどいので、「この人はこんな人物ですよー」っていうのをなんとなく示唆する役割を持つのが、「SAVE THE CATの法則」。これは物語のできるだけ冒頭に持ってきたい。
こういうふうに、様々な小手先の技法を含め物語創作の基礎を固めるのに最適な内容が纏まっているのが本書だ。少なくとも私は1年ほど前に出会ってから、創作のマニュアルになっている一冊である。
どうすればまともな作品を作り上げることができるのかわからない人。自分の作品をもう一段レベルアップしたい人に強くオススメしたい本だ。

GWに作品を公開する予定

告知でっす。
2019年に作成した演劇用の脚本をノベライズ化した作品をGW(5/3〜5)note他に公開予定。絶賛執筆中!ストーリーはほとんど変更せず、小説の形に落とし込むので、まだまだ拙い水村ヨクトの作品を見ることができるぞ。とはいえ当時周りの人達には大絶賛で、個人的にも思い入れの強い作品なのできっと面白いと思う。
タイトルは『言葉を売った男』。なにやら物騒な雰囲気……お楽しみに!(無事脱稿できよう精進します)
(あとその前に30日にも短編小説を1本公開するよ)

水村ヨクト

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