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運が巡ってくる神社参拝で大切な3つのこと

最近、女性や高齢者の方を中心に神社へ参拝する人が増えています。
いろいろな神社で「御朱印を頂けますか?」と御朱印集めをしながら、たのしくブラブラ散歩できる神社巡り。
私も東京下町に住んでいることもあり、近所に神社がたくさんあるので、時間がある時に時折神社へ参拝することが増えました。参拝も楽しいですが、記念に頂く「御朱印集め」はやっぱり楽しいですよね。。。

元来、日本人は「無宗教」であるとはいいますが、実際のところ、さまざまな日本語の語源や生活の一部(文化)には大抵「神道や仏教」から来る言葉が存在しています。実は日本人は知らず知らずのうちに「神道や仏教」と密接にむすびついている民族だということを忘れてはならないと思います。

ですから、宗教心があるない、どうのこうの、深いことは考えず、まずは純粋に「日本人であること」を大切に、神社やお寺へ参拝(お参り)に行くことはとてもいいことだと思います。

今日は、神社の参拝で大切なことについて。
知り合いの神主様から聞いた話、本などで学んだ話を含めて、神社参拝で大切な3つのことを皆さまに、少しおすそ分けしたいと思います。

<目次>
〜まず最初に〜 いろいろな神社を巡ってみましょう
大切なこと(一):神社での参拝の基本動作を知ろう
大切なこと(二):神社とは「聖なる神との対話」の場
大切なこと(三):自分の節目や、よくいく場所の地元の神社に参拝しましょう

〜まず最初に〜 いろいろな神社を巡ってみましょう

「地元でよく通う神社に参拝する方にとって、参拝神社は一つでなければならない」と誤解するようなことがあるかもしれません。(とくに氏子さんなどはそう思いがちかもしれません)実は私もずっとそのように思っていました。
知り合いの神主さんから伺って初めて知ったことですが、実際は決してそんなことはありません。いろいろな神社に参拝にいっても全く問題ないそうです。
最近では、多くの方々が「御朱印集め」でいろいろな神社を巡っているように、大切なことは神社へ時折日々のご挨拶に行くことです。
神社にはそれぞれの特徴があり、学問の神様、商売繁盛の神様、恋愛成就の神様など、たくさんの種類があると思います。それぞれの神社に行くとそれぞれの風景と趣があり、初めて行く神社へ参拝してみると、なんだか清々しい気持ちになれるものです。
「一つの神社だけにいかなければならない」ということは全くありませんので、地元の神社は大切にしながら、皆さんのその時々の祈りたい気分や行ってみたい神社に足を運んで神社巡りを楽しむといいと思います。

大切なこと(一):神社での参拝の基本動作を知ろう

神社へあまり行かない方は、基本動作を知らない方がよくいらっしゃると思います。(実は私も知りませんでした)
上の図が簡単にまとめた基本的な神社の作りと基本動作をまとめたものです。
簡単にいうと、以下を行うといいと思います。

□神社での基本動作
1)鳥居に入る前に軽く一礼すること
2)手水舎で「禊ぎ」を行うこと
3)参道は左側を歩くこと
4)拝殿では二拝ニ拍手一拝
  (2回礼をして2回手を叩いてお祈りし、最後に一礼する)
5)御神木には触らないこと

詳しくは、こちらのHPのビデオをみると正しい作法の詳細がわかるようになりますのでご参考ください。


神社は神聖なる場所、いわば「パワースポット」です。正しい動作を行うことで、正しく神様と対話できるようになりましょう。また、服装もTシャツ短パンのようなカジュアルな服ではなく、長袖、長いパンツを履いていくように、より綺麗めな格好がベターですので、あくまで神聖な場所に行くことを忘れずに行きましょう。

大切なこと(二):神社とは「聖なる神との対話」の場

皆さんは神社とお寺との違いについてご存知でしょうか?ここではどちらがいい悪いという話ではありません。あくまで違いについての話です。

神社とお寺との大きな違いは、「お寺」には「仏様(仏像)」が必ず存在していますが、「神社」には「神様」という「物体」は存在せず、「神」という「意識だけの存在(エネルギー体)」だけが存在しています。ですので、実際に神殿の奥には鏡はあっても神様という「物体」に会えることはありません。(神様とは「意思と目的を持った知的生命体(エネルギー)」であるということです)

そしてもう一つの違いは、「仏教」には「教え」がありますが、「神道」には決まった「教え」というものは基本的に存在しません。言い変えると「神社には答えを求めに行く場所ではない」ということです。
ですので、神社はあくまで、神様と自分との「対話」をしに行くのであって、「お願い」する場所ではないのです。(これは意外と知られていないことかもしれませんね)

よく神社へ「お願い事」をしに行くことを思いがちですが、そうではなく、神社へは「日々の感謝」「これから自分がやろうとしていることへの宣願」「無心でただ祈ること」、それだけで十分です。単純に、神様との交流、コミュニケーションする場なのです。神社は「神様へ意思を伝える」だけでなく、「神様の意思を受け取る場」でもあるのです。
神様は、我々人間に「愛」や「貢献したい」という意欲を与える存在であり、神様も私たち人間に頼みたいことがあるのです。我々がお祈りをする瞬間に神と対話し、神様からのメッセージを受け取り、我々が神様の代わりに現実社会に貢献する、あなたが祈ることで、神様があなたに頼みたいことをあなたがその接点になり、あなたが神様の代わりに神様が頼みたいことを実現する、ということなのです。
このように、神社とは「神様とあなたが対話する場」であるということをわすれないようにするといいと思います。

そしてもう一つ大切なこと、「祈る」とはどういうことか?
「祈る」とは「意(意志)を宣る(宣言する)」ことを意味します。これを理解すると、お祈りの際に「お願いするのではなく、「意を宣る」ことを行うことですので、無心でお祈りしながら、一言自分の「願いこと(宣言)」をすると、神様があなたを通して、神様がやりたいことを叶えてくれるのではないか?と思います。

また、参拝する際に忘れてはならないことが以下3つあります。
私も普段できていなかったことですが。是非きちんとやれると良いと思いますのでご参考ください。

<ご参拝で忘れてはいけないこと>
1)お祈りの際に住所・名前を伝える
   (  例:xx区xx町xx丁目  のxx xxと申します )
2)ご参拝の「感謝」の意、「祈り(願いこと)」を伝える
    「祈る」・・・「意(意志)を宣る(宣言する)」   
3)祝詞(のりと)と呼ばれる祈りの言葉を唱える
   「はらいたまえ  きよめたまえ」・・・

なお、祝詞(のりと)については、正しくは
「はらいたまえ  きよめたまえ  かむながら  まもりたまえ  さきわえたまえ」
(意味:罪、けがれを取り除いて下さい。神様、どうぞお守りお導き下さい)
ですが、最低限必要な言葉として「はらいたまえ  きよめたまえ」だけでも言うだけで十分なのだそうです。

大切なこと(三):自分の節目や、よくいく場所の地元の神社に参拝しましょう

※写真は上野入谷の小野照崎神社の「令和」記念御朱印です(〜5/19まで)

御朱印集めが好きで神社へ頻繁に行かれる人は別として、大抵の方は年始かお祓いの時くらいにしか神社に行かないかもしれません。ただ、自分の中の節目の時や日々のご報告をするために、定期的に(年数回くらいは)行かれるといいかなと思います。定期的に神様と対話をすることにより、新たな気づきや得るものがあるかもしれません。

また、地元ではないが赴任先や学校で住んでいるような場所にいったら、必ず地元の神社にご参拝に行かれるのをお勧めします。また出張先であれば、できればですがそこの地元の人と一緒に神社にいくと神様から贔屓(ひいき)にしてもらえる可能性もあるそうですよ。

最後に、今回参考にした書籍をご紹介します。
まだまだ勉強中ですので至らない部分があるかもしれませんので、間違いなどありましたらご指摘頂けると幸いです。

おススメ参考図書

さらに詳しく知りたい方へ:神道に関するおススメ書籍

おススメの御朱印集めの本(添付は東京神社のみですがいろいろあります)


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