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海外旅行の行きと帰りの飛行時間が異なるのは地球の自転のせいだと思っている人へ

アメリカやヨーロッパなどに行くと、行きと帰りで飛行機の時間が異なる理由が地球の自転のせいだと思っている人はいませんか?私はつい昨日までそう思っていました。

しかし、実際にはそうではない様です。
行きと帰りで時間が異なるのは、”風の吹く方向の影響”であり、地球の自転は”直接的には"関係がないとのこと。

地球は常に回っているので、空に浮いている飛行機は自転と同じ方向に飛ぶとことにより自転に追いつくための距離+目的地までの距離を飛行しなくてはならず、反対に自転に逆らって飛ぶ場合は目的地が近づいてきてくれるのでその分時間がかからないと思っていた人は私だけではないはず・・・
でも、仮に長い時間空中に浮いていたら地面だけが動いていく様なことは逆に想像ができないので、そう言われてみれば確かにそうだなとも思えました。

以下に講談社の辞書からの引用を貼っておきます。

飛行機は、高度10kmあたりを飛んでいます。
高度10kmは、ちょうど偏西風が吹いている高さになるので、飛行機はこの風の影響を大きく受けます。 西に行くときは、偏西風が向かい風になり、逆に東に行くときは偏西風が追い風のようなはたらきをするので、飛行時間が大きく変わってくるのです。
https://cocreco.kodansha.co.jp/move/news/column_list_nature_1

ただ、自転が全く関係がないのかというとそうではなく、間接的に影響しているとのこと。
地球が回る→寒暖差が発生して偏西風が吹く→行き帰りの時間が異なる要因となる。ということの様です。

飛行機が飛んでいる間に地球が回るという直接自転の影響を受けることはないが、地球の自転に一因がある偏西風のために飛行機の行きと帰りの時間が異なる
http://kagaku.info/old/faq/plane040111/index.htm

この記事で一人でも多くの人の間違った理解が正しくなればこれ以上の喜びはありません。

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