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楽曲制作ノート「blurred orange」

Japanolofi Recordsさん(@Japanolofi_R)が企画開催されている「Monthly-Beat-Gathering」への参加曲でした。第2回目となった今回のお題は「ピアノの音を使ったLofi/Chillout」ということで、普段からピアノ音源はよく使ってたのであまり気負いせず楽しも~っと思ってたのですが、告知から開催日まで一週間もなく、絵師さんにイラスト描いてもらうためにも告知後すぐ曲作り、といういつものドタバタなかんじでのスタートに💦

告知のイラストにあった「夕暮れ」が凄く綺麗で印象的だったので、もうそのイメージでいこう!ってなり、早速打ち込み開始。普段2hDTMで「~をイメージした曲」みたいな始まりからの曲作りをよくやるので、こうやって自分でイメージ決めてしまえば自然と曲のインスピレーションが湧いたり、音色や曲の流れがぼんやりとイメージできるようになっているのは2hDTMのおかげだなぁとしみじみ思います。
まずはコードから、シンプルにⅠーⅣーⅢmーⅥmで、ちょっとJazzっぽい雰囲気になったらいいなぁと思い全て7thにしてみました。最初はこの流れを繰り返して、曲調の変わり目でセカンダリドミナントのⅥ7を。あ、キーはFメジャーです。で、曲調が変わったところも定番?のⅣーⅤーⅢmーⅥで、ここでも全部7thにしてます。音色はLofi感がありつつ、あんまりピアノっぽくないけどピアノ、な感じにしたかったのでいろいろ探し回ってKOMPLETEのHYBRID KEYSを使いました。あとは一緒にSynthPadを鳴らしてます

オートメーションでフィルターもかけてます

ベースはコードのルート音をSynthBassで鳴らして、サイドチェインダッキングさせてます。ただ、今回ドラムはループ用のサンプルファイルを使ったのでkickからサイドチェインでコンプに繋ぐ、というやり方はやらず(低音部分だけをサイドチェインで流すやり方もありますが)、サイドチェイン用のダミートラック(って言うのかな)を作りました。kickのトラックを作ってバストラックに流し、バストラックはVolumeを0にして鳴らさず、kickのトラックをサイドチェインに使う、といったかんじです。このやり方、私は結構やるんですよね。。。ちょっと手間なんですけど、サイドチェインで流すkickは実際の音に影響が無いので、鳴らしてる方のkickはサイドチェインを意識せずに扱えていいなぁ、って。

dummy-kickがbass-scにサイドチェインで繋がってる

お次はメインのピアノメロディ。ちょいちょいブルーノートが入ってます。ブルーノートの扱いはほんと難しいですね。。。今回はコードがほとんど7thだったのでブルーノートを入れてもそこまで違和感なかったのかな、とか(関係無いかも💦)、跳躍が多くてそもそもメロディも危うい感じなのでブルーノートが目立たなかった、とか。ん~わからんですw
あとはメロディ弾いてるピアノの音色は歪ませたりレコードであるピッチが緩くなる?やつをエフェクターでやってます。歪ませたピアノの音、好きなんですよねぇ😊あとEQでローとハイをがっつり抑えてLofi感も出してます

オレンジがブルーノート
ピアノメロディに挿してるエフェクター

最後にミクさんのハミング。なぜハミングか?ミクさんのハミングが大好きだからですw以前からChillな曲にミクさんがハミングする「MikuChill
」という曲を(私が勝手に命名w)いくつも作ってて、今回も絶対MikuChillにしたいって思いながら作ってました😁で、ミクさんのハミングも当初はちょいちょいブルーノートを入れてたんですが、いろいろ危うかったのでほとんどやめましたwブルーノートの多用は禁物ですね💦
あとはFXをちょいちょい入れて完成!あ、途中、中だるみ?っぽくなっちゃったのでフィルターで遊んだりしてますw

全体はこんなかんじ

開催の告知がでて、ばばばって曲のラフを作って絵師さんに渡したらめちゃくちゃ素敵なラフイラストを描かれてて、もうそこでテンション爆上がりでした😆仕上がったイラストも曲の雰囲気にピッタリで、夕暮れ時のちょっと寂しい感じをイラストと曲で伝えられたかなぁ、と。タイトルの「blurred orange」は直訳で"ぼやけたオレンジ"という意味で、日が沈むときの夕日が滲む様子をイメージしてつけました🌇
いやぁ、今回もドタバタでしたが、作って良かったぁって思える曲が作れて大満足でした😊♪


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