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『推しメンと結婚しました。』第12話 年末年始その2



あの後、僕は史緒里と合流して正月でも空いているスーパーに行き梅澤さんや山下さん、史緒里、マネージャーさんと一緒に買い物をしてから家へと急いだ。
本当は僕とマネージャーさんですべきなのだろうが3人を置いていくなんて事を出来る訳もなく5人で買い物をした。

山下
「お兄さんは得意料理とかあるんですか?」

○○
「得意料理ねぇ……」

史緒里
「お兄ちゃんは何でも作れるよ。郷土料理でも家庭料理でもね」

○○
「まぁそうね。どんこ汁も呉汁もおくずかけも作れるし……って史緒里も作れるじゃん」

史緒里
「(´>ω∂`)」


「お兄さんは好き嫌いとかあります?」

○○
「基本は無いけど甘すぎるのは無理かな。特にコーヒーは無糖じゃないと飲めないかな」


「久保みたいに偏食とかは無いんですね」

○○
「まぁそうね。僕あんま食べないけど史緒里が僕の分も食べてたくらいには食べるけどね」

山下
「お兄さんもちゃんと食べないとダメですよ?」

○○
「あはは……まぁ気を付けるよ」

買い物を終えると僕と史緒里、山下さんと梅澤さんはマネージャーさんの車に乗り込み僕の家を目指した。

家に着くと手洗いうがいをした後に料理の準備を始めた。史緒里が折角だからとすき焼きが食べたいと言ったためすき焼きになった。すき焼き用のお肉も僕がお取り寄せしてあることを史緒里が話したためだ。

○○
「まぁ適当に座ってください。マネージャーさんも」

マネ
「すいません、失礼します」

○○
「何か苦手なものとかあります?」

マネ
「あ、いえ特には……」

久保
「春菊!!」

○○
「はいはい。嫌いなのは知ってるから。梅澤さんと山下さんも苦手なものある?」

山下
「すき焼きだったら全部好きなので大丈夫です!ヨーグルトはちょっと苦手です……」

梅澤
「私は大丈夫です!」

○○
「おっけー、それじゃ用意しとくからリビングで待っといて。史緒里手伝って」

久保
「はーい」

梅澤さんと山下さん、マネージャーさんをリビングに残し僕と史緒里はすき焼きの具材の準備を始めた。途中春菊もいれる野菜の中に加えようとしたが鬼の形相でこちらを見てくる妹の姿があったため断念した。


それから、すき焼きを食べ始め普段の妹や梅澤さんと山下さんの様子とか僕のこれまで行った海外の話だとか絵梨花との馴れ初め話等多種多様の話をして盛り上がった。個人的には僕は普段折角ならとお取り寄せやふるさと納税を利用した話で色々な事を梅澤さんと話せたのが何処か新鮮で楽しかった。

食べ終えてひと段落すると梅澤さんと山下さんはマネージャーさんの車でお家に帰っていった。

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