『推しメンと結婚しました。』第13話 7thYEARBIRTHDAYLIVE!
3年目の大学生活を終えて、すぐにやってくるのは就活では無い。そう僕は就活をする必要が無い。収入の面に関しては既に1個人の久保〇〇としてプロピアニストとしての仕事をこなしているので年収でも毎年外車を買えるくらいの額は稼いでいる。そのため僕は就活をしていないのでいつもと変わらない春休みを過ごしている。
普段、春休みになると〇〇は秋頃から告知していたコンサートツアーを行っている。だが○○は今年この告知を一切していない。当然、○○のファンからは不安が広がり、引退説や病気説等様々な憶測がインターネット上にて広がっているが当の本人はピンピンしてるし今のところ引退する予定も微塵もない。では今〇〇は何をしているかというと……
?:あ、こっちお願い出来るかな?
○:はい、今行きます。
?:じゃあ、山下・梅・久保の3人をここに連れてって貰えるかな?行けばそこにもウチの人達いるからそこで聞いてくれるかな?3人ともこの撮影終わったらオフだから〇〇君も連れてったら上がっていいよ。
○:分かりました。
乃木坂のスタッフの一員として動いていた。何故このような事態になっているかというと……
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1か月前
〇〇は大学で講義を終えて学食で高校の時からの友人達とお昼ご飯を食べていた。
友人A:そういや、今年は例年の春のコンサートやらないのか?
〇〇:やらないかな。今年はやることがあるから。
友人B:やること?
〇〇:まぁそれ以外にも皆、就活とかあるだろうし今年は会場を押さえてないからな。
友人A:へぇ、そうなのか。
友人B:それで夏とかにはやるのか?
〇〇:一応10月11月に会場は押さえてあるからな。後は突発的なことがない限りはストリートに潜ってる。
友人A:確かに最近お前ストリートやってないよな?
〇〇:まぁ少し計画してることがあるからな。まだ僕と史緒里と関係者くらいしかこの話は知らない。
友人B:で?今年のバスラ行くのか?大阪だろ?
○○:一応行くつもり。というか招待された。
友A・B:は?
○○:前、上海の時に行ったの覚えてるよな?その時に兄妹っていうのを生田さんに暴露されたから
友A:あぁ……そりゃごくろうさん
○○:運営のお偉いさんからも1度挨拶したいって言われてたけど多忙を理由に断ってたからちょうどいい機会だからって挨拶された。
友B:それで目の前に乃木メン見てどうだった?
○○:そりゃあ可愛かったな。
友A:くぅーいいなぁ
友B:それで何かあったのか?
○○:他言無用だが……招待する代わりにバスラの期間まで臨時でマネージャーをやらされることになった。
友A:へぇ…何で?
○○:元々バスラやる直前くらいに臨時で雇ってたんだと。それでちょうどいいからって白羽の矢がたったわけ。だからしばらくそっちメインの生活だな。
友A:大学はどうするんだ?
○:先生に相談したらそれくらいで成績は下げないので全力でやってこいって言われた。
友B:先生も先生だなぁ……
………………………………………………
あの後、久保・梅・山下を撮影現場に連れていきそこにいた他の乃木坂のスタッフさんに引き継ぎを行って、事務所に戻って日誌を書いていると着信音が鳴り響いた。
〇:はい、もしも……
久:お兄ちゃん!!何で帰っちゃうの!!
〇:えー、本日はもう上がってもいいってチーフに言われたから上がりました。
久:むぅー、いいもん。今日帰ったらベッドの上でご飯食べるもん
〇:!?おい、やめろ。この前どんな悲惨なことになったの覚えてないのか?
久:じゃあ早く迎えに来て!
○:…………で、どうします?
チ:ごめんねぇ、行ってもらっていいかな?久保のとこにはこっちから連絡しておくから
○:了解です……だと。今から行くから少し待ってて
久:いつまでも待ってるね!
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