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『推しメンと結婚しました。』第11話 年末年始


2018年も終わりを迎え、家で年越しそばを食べて寝て起きるとちょうどそこに史緒里が帰ってきた。

史緒里
「ただいまー」

○○
「お帰り、眠い?(笑)」

史緒里
「んー、ちょっと寝て帰ってきたからそんなには」

○○
「そっか(笑)あけましておめでとう史緒里」

史緒里
「ん、あけましておめでとう」

○○
「どうする?寝る?」

史緒里
「んー、寝る。もし14:00までに起きなかったら起こして。梅と美月とマネさんで初詣行ってくるから」

○○
「了解。おやすみ」

史緒里
「んー、おやすみ」

…………………………

それからスマホに届いていた新年のメッセージややってきた年賀状をざっと見ていると宮城にいる両親や親戚から届いたり、内部組の中でこの家の住所を知ってる人からも送られてきていた。

〇〇
「そういえば……まだ送られてきてないな」

以前、生田絵梨花がウチに来た際に住所教えてと言われ史緒里伝いに住所を教えて年賀状絶対送るからと言われてそれが来るのをどこか期待して待っていたのだが正月になってもやってこなかった。

〇〇
「(ま、まだ1日だしさすがに天下のアイドル様がそんな守るわけないか)」



その後、送られてきた年賀状をよく見るとその中に初めて僕がピアノを教えた子やピアノを教えてくれた先生からも来ていて返信を書いていると時刻は午後2時を迎えた。

………………………………

その後、史緒里を起こして家にやってきた梅澤さんと山下さんとマネージャーさんと一緒に初詣に出かけた。僕も大学の友人達が空く時間でいいから初詣に行こうというので付いていくことにしていた。

友人A
「おーい、こっちこっち」

友人B
「やっと来たか」

〇〇
「わりわり、遅くなっちまった」

友人A
「いやいや、史緒里ちゃんは大丈夫なのか?」

〇〇
「史緒里なら、メンバーとマネージャーさんと初詣行くって言ってたから大丈夫だ」

友人B
「へぇー、CDTV終わりなのによく動いてるな〜」

〇〇
「いや、帰ってきて寝てからまた出かけたから大丈夫だと思うよ」

友人A
「何処行くとか聞いたのか?」

〇〇
「いや、聞いてない。それで僕達は何処行くんだ?」

友人A
「乃木神社に行こうと思ってるんだが大丈夫か?」

〇〇
「……何で乃木神社なんだ?」

友人B
「いや、お前がいるからだよ。史緒里ちゃんの事も想って」

〇〇
「お前ら……」

友人A
「ま、将来乃木坂の関係者席で勘弁してやるよ」

友人B
「だな」

〇〇
「お前ら…それが目的か……ま、毎回かは分からんが言ってはみる」

それから乃木神社に向かうと、やはり正月ということもありたくさんの人でごった返していた。それでも列に並び参拝を終えた。その後3人で少し立ち話をしてから解散し帰りの電車内でメッセージアプリを開くと史緒里から来ていた。

…………メッセージ…………

『今日、夜ご飯どうするの?』

「史緒里こそどうするの?」

『梅と美月がお兄ちゃんのご飯食べたいって言ってるけどどうする?』

「別に食料だけ買ってくれば作るからそれでも大丈夫だよ?」

『分かった。お兄ちゃん今どこにいるの?』

「日比谷駅にいる。何処に行ったらいい?」

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