『推しメンと結婚しました。』第7話 乃木坂46
関係者専用の入り口の人にパスを見せると無線で確認が行われ、無事に入ることが出来た。会場に来たことはあるものの会場裏には入ったことがないため、キョロキョロしながら進むとメンバーのある人がやってきた。
??
「もしかして、久保のお兄さん…ですか?」
○○
「え?あ、そうですけど……あなたは」
??
「ウチはな西野七瀬いうんだけどわかる?」
○○
「もちろん。いつも史緒里がお世話になってます。」
七瀬
「ええってそんなかしこまらんくて。それでどうしてここにいるん?」
○○
「絵梨花から呼び出されたんですよ」
七瀬
「ええっ!いくちゃんから?」
○○
「まぁ、高校の時からの同級生ですし。それに……」
絵梨花
「あーっ!○○いたー」
○○
「げっ」
七瀬
「あっいくちゃんや」
絵梨花
「やっときたと思ったらなぁちゃんと喋ってたの?」
○○
「あのなぁ…ここの裏は入ったこと無いんだわ」
七瀬
「ここの?」
絵梨花
「あぁ、○○はね日本じゃ全然有名じゃないけど世界的には有名なんだよ?」
○○
「一応、プロのピアニストだし。日本でもそこそこ知名度はあります」
七瀬
「それでここに来たんはどうして?」
絵梨花
「そうだった!ほら○○楽屋行くよギュッ」
○○
「あ、おい待て!」
七瀬
「行ってしもた……せなウチも楽屋戻ろうかな」
…………………………………………
乃木坂46のメンバーの楽屋に着くとちょっとまっててと言われ待機してると西野さんも入っていき、そこから少しした後に入っていいよと言われ入るとそこには理想郷があった。
絵梨花
「紹介するね。久保ちゃんのお兄さんの久保○○君。私と生年月日が同じの21歳。そして私の彼氏でーす」
○○
「いや、違うから。ただの同級生だから」
絵梨花
「ちぇっ、連れないなぁ」
○○
「はぁ…改めて、久保○○です。いつも史緒里がお世話になってます。絵梨花とは高校からの同級生で、彼氏では無いので。」
??
「あの、もしかしてプロピアニストの久保○○さん……ですか?」
○○
「そうですけど…あなたは確か」
??
「私は山崎怜奈っていいます」
○○
「山崎さんね。確かに僕はプロピアニストだよ。最近まで北京でやってた国際音楽祭にも招待されてたからね」
楽屋がざわざわしている。まさかメンバーの兄がそんなにもすごい人だと思ってもなかったのだろう。
衛藤
「はい!質問いい?」
○○
「答えられる範囲であれば」
衛藤
「ほんとにいくちゃんと付き合ってないの?」
○○
「無いですね。そもそも皆さん恋愛禁止でしょ?」
秋元
「私もいい?」
○○
「まぁ…答えられる範囲であれば」
秋元
「いくちゃんって普段でもジャイアン?」
絵梨花
「ねー、まなつぅー」
○○
「普段でもそうですよ。学校に来てる時は僕を事ある毎に呼び出しますから」
絵梨花
「ねぇー○○もー😭」
この後も質問攻めにあい開放されたのはマネージャーさんが楽屋に入ってきてからだった。
…………………………………………
あれから昨日中国の知り合いの父親が所有しているホテルに入り、寛いで翌日関西国際空港経由で東京へと戻ってきた。
家に帰ると僕の部屋のベッドで寝ていた史緒里がそこにはいた。
○○
「史緒里、起きて😴👏😤」
史緒里
「んん…お兄ちゃん…(つд⊂)ゴシゴシ」
○○
「ただいま」
史緒里
「お帰り。北京と上海どうだった?」
○○
「良かったよ。乃木坂のLIVEも裏側まで見せてもらったしね。久々に見た人もいたし」
史緒里
「え?裏側?」
○○
「生田さんがさ手配してくれてさ、僕が中国にいるのを知ってたからね。」
史緒里
「あ〜、なるほどね」
こうして、僕の乃木坂46のメンバーとの初対面は終わった。
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