ひみつ

ある日ふと気づいた。彼は決して自分たちに車道側を歩かせない。頑なに貫くというわけではなく、ごく自然にそうしていた。
俺の皇子さまたち。そう呼び、優しく微笑んで、さり気なく自分たちを守ってくれる彼が、ベッドの中では可愛く恥じらって乱れるなんて、二人だけの秘密だ。 #140字小説

2017/12/03

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?