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出版関連SNS Twitterアカウント一覧 (書籍系)

 書籍に関する情報を配信しているTwitterアカウントの一覧を作成しました。フォロワー1000以上のものをピックアップしています。

 本が好きな人は書籍情報の収集に、出版社の方は他社の動向を把握してより充実した書籍情報の発信にお役立てください。

出版関連SNS Twitterアカウント一覧 (書籍系)2019年7月14日

フォロワー数ベスト10は、以下の通りです。

1位、昭文社の旅行ガイド「ことりっぷ」
2位、KADOKAWAの「電撃文庫」
3位、キネマ旬報社の公式アカウント
4位、KADOKAWAの書籍情報サイト「ダ・ヴィンチNEWS」
5位、文藝春秋の書籍サイト「本の話@文藝春秋BOOKS」
6位、KADOKAWAの「MF文庫J編集部」
7位、小学館の「ガガガ文庫」
8位、KADOKAWAの「富士見ファンタジア文庫公式」
9位、KADOKAWAの「スニーカー文庫」
10位、KADOKAWAの「KADOKAWAの電子書籍」

 現時点で534サイトを収集しています。雑誌系、書店・書籍販売サイトは別途集計する予定です。

 詳細は、以下のファイルをダウンロードしてご覧ください。

(若干の修正をしてver2に差し替えました) 

 また、@rick08 さんがGoogle Apps Script (GAS)を使って、毎朝最新の数値を取得して更新する便利な仕組みを作ってくださいました。ありがとうございます。
 各アカウントの成長率も分かるので、中の人には励みになると思います。

出版社関係アカウントリスト by rick08

書籍系Twitterアカウントの特徴

 面白いのは、大きな出版社、ベストセラーを刊行している出版社が必ずしも上位ではないということです。サンマーク出版やアスコムは近年のベストセラーランキング上位の常連ですが、Twitterアカウントのフォロワー数では必ずしも上位ではありません。

 それは、ターゲットとする読者層の違いかも知れませんが、いずれにせよ、Twitterアカウントのフォロワー数=売上げでないことは確かです。

 一方で、フォロワー数の多いアカウントは、ユーザーに対して提供出来る情報のジャンルが明確であるものが多いように思います。世の中に情報があふれる中で、自分が興味を持っている特定ジャンルの情報を恒常的に発信してくれるアカウントにはフォロワーが付きやすいのだと考えられます。

 ことりっぷや地球の歩き方は、刊行形態から書籍アカウントに入れましたが、性格的には雑誌に近い印象もありますね。

 書籍は自動車や飲料のような大きな数が売れていく訳でなく、趣味嗜好性のあったファンに届けていくには、TwitterやFacebook、Instagramなどで、継続的な信頼関係を維持していくことはとても大事だと思います。

 会社別で見ると、圧倒的にKADOKAWAのアカウントが多いですね。このリスト内での数字になりますが、上位5社は

KADOKAWA 37
講談社 13
集英社 13
新潮社 11
文藝春秋 11

 となっています。新潮社、文藝春秋が多いのは、本来は雑誌編に入れるべき文芸系雑誌を私の好みでこちらにも重複してリストアップしているからでもあります。

 SNSはインターネット上のサービスでありながら、電子書籍のアカウントで多くのフォロワーを獲得している事例は少なくて、現状では作品認知のあとに買い方の選択肢のひとつとして電子書籍が位置づけられているのだろうと思います。紙の本にはない電子書籍オリジナルが増えてくると、また違った流れも生まれるのかも知れませんが。

このリストについて

 6月に作成を始めたところ、多くの友人知人から情報や意見をお寄せ戴きました。ある種の集合知によって出来上がったもので、改めて御礼申し上げます。

 さらなる改善のための知恵や情報がありましたらご提供ください。

 出版社が運営するアカウントのほかに、書籍系の情報を扱うサイトや、応援しているYouTuberのベルさんなども加えています。

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