奴はとんでもないものを残していきました。それはWinter Wonder Wanderです。(β版)

こんにちは、よもぎです。
皆さんWWWシリーズって知っていますか?これは、栁舘周平さんが水瀬いのりさんへ書き下ろした、略するとWWWになる3つの楽曲のことを指します。すなわち、『Winter Wonder Wander』『Well Wishing Word』『While We Walk』の3つです。
あまり省略して書きたくはないのですが、今後何度も登場するので、それぞれ『WWW』『WWWⅡ』『WWWⅢ』と表記させていただきます。


今年のセトリ、やばくない?

今年のセトリ、やばいよ。

どなたかは存じ上げないんですけど、この方も無事成仏されたことかと思います。

Winter Wonder Wanderの亡霊

私はHHからライブに参加したのですが、WWWを聞くチャンスが実はあったんですよね。そうですね、「町民集会2021-おかわり-」です。遠征する金がなく配信でした、負けです。MVのおかげでより深い"理解"が始まりましたよね。いや本当に今年聞けて良かったです。

1stライブのWWWの映像がYouTubeで見れるという慈悲、素晴らしいですよね。ニコニコルンルンです。何回見たか分かりません。

まあこれ以上書くと誰も考察まで読んでくれなさそうなのでやめます。要するにWWWに対してクソデカ感情を抱えていたわけですね。

WWWシリーズを考察するにあたって

『Innocent flower』の歌詞にもあります、

十人十色 君だけの色

Innocent flowerより

自分だけの考えがありますから、こういう見方もできるよね程度で読んでいただければと思います。まあまあ逆張りしてます。

登場人物

基本的にWWWのMVに沿って話をします。そこにはいくつかの登場人物がいるので、物語の核となるものを紹介しておきます。

・赤ずきんの少女
・金髪の少年
・くらり
・手袋を渡された女性
・WWWⅡの姫
・WWWⅡの王子
・メイド

長いものは適宜省略しながら記載ます。(「赤ずきん」など)

WWWシリーズとは、WWWⅡで分かれた王子と姫が、WWWで少女と少年として再開する話だと思っています。色々説があるかと思いますが、私が今回採用するのは転生説です。
そしてWWWⅢは、WWWⅡからWWWまでのストーリーを全て統括したようなものだと思っています。まとめみたいな。

これ言ってるのを誰も見てないんですけど、皆さん勝手に転生説の場合
姫→赤ずきん、王子→金髪
に転生したと思っていませんか?

逆ですよ逆。
姫→金髪、王子→赤ずきん
です。

これには一応根拠があって、アニメのキャラなどでDNAが共通しているキャラを描くときどういうデザインをしているイメージがありますか?
そうですね、髪の色や瞳の色が同じってパターンが多いんです。

WWWⅡの姫と髪や瞳の色が同じなのって、金髪の少年の方ですよね?そういうことなんですよ。(どういうこと?)

あともう一つ根拠があって、私ならそうするからです。(は?)
私なら性別を転生前後で逆にします。まあそれはいいとして、MVに沿って見ていきましょう。

Winter Wonder Wanderを紐解いていく

WWWとは

机の上にWWWシリーズの本が3冊置かれていますが、WWWシリーズは、いのりまちのある世界で実際にあった話だと考えています。
だからこの本は実話を記録したものであるというのが私の考えです。

この机のシーンは、WWWシリーズから何年も経過した今を生きる私たち町民の視点になっており、「かつてこのまちでは、こんな素敵な、童話のような出来事があったんだよ」ってことだと思います。

街のはずれに導かれ

0:25~ 何者かがドアをノックしていますね。
このMVに登場するくらりって姫が腕に着けてたブレスレットが具現化したような存在だと思っています。このあとくらりが赤ずきんを導くわけですから、ノックしたのは姫になります。

姫はこの時点では転生後、つまり亡くなっているのですが、亡くなった人が一時的に具現化し主人公の前に現れたりするあれですよ。(語彙力)
祭りが行われていますし、お盆的なやつでしょう。

つまり、姫が赤ずきんを外に連れて行こうとしたわけですよ。
これ赤ずきん=王子だととても辻褄が合います。
言っていましたよね。

「絶対に僕を見つけてよね その時まで バイバイ!」

Well Wishing Wordより

と。

約束通り、姫は赤ずきんとして転生した王子を見つけていたわけです。

運命の再会

1:13~ 金髪の少年と赤ずきんの少女が再会します。
ここでこの楽曲における「私」と「あなた」とは誰なのかについて考えてみましょう。
WWWⅡとWWWⅢでは「貴方」と表記されているのに、WWWだけは「あなた」と表記されています。

この再会のシーンを思い出してください。
WWWⅡで「僕」と言っていた王子は、相手を「君」と呼び、「私」と言っていた姫は相手を「貴方」と呼んでいるので、WWWにおける「私」は前世が姫である人物だと仮定できます。そうなると、WWWは姫視点ということになります。

WWWで姫は金髪の少年なわけですから、

「あなたがそこにいるよ」

Winter Wonder Wanderより

の「あなた」は赤ずきんの少女を指していると考えられます。

お気づきですか、この「あなた」は王子が転生後女性になっていることから、「貴女」だということです。だからひらがななんですね。
こじつけです、そんなもんでいいんですよ。オタクの妄想なので。(「貴方」は男女どちらにも使えるので本当に妄想です)

転生後性別入れ替わり説はもう一ついいところがあります。

「足音が大気を揺らして 貴方だと気づけたよ」

While We Walkより

という歌詞の辻褄が合うんです。このMVにおいて金髪(姫)のもとに歩いてきているのは赤ずきん(王子)ですから。
そこにいる「あなた(赤ずきん)」が「貴方(王子)」であることに気づいたんですね。

また、WWWの「私」が姫であることの根拠として、

「飛び跳ねる鼓動 私らしくないけれど」

Winter Wonder Wanderより

という歌詞が挙げられます。WWWⅡの歌詞で「僕」と「私」の性格が表れていますが、「飛び跳ねる鼓動」が自分らしくないと思ってそうなのは現実主義的な「私」、すなわち姫ですよね。王子はロマンチストなので。

1:32~ 赤ずきんはフードを深くかぶります。これは続きのシーンがヒントになります。

1:36~ 泣いてる少女に金髪少年がハンカチを差し出しています。
つまりこの日再会するよりも前に一度二人は会っているんですね。金髪(姫)は当時から赤ずきんが王子であることに気づいていたんだと思います。でも王子は気づかなかった。

「絶対君を見つけるから」

Well Wishing Wordより

なんてかっこつけていたのに、この日まで気づかなかったことが恥ずかしくなってフードで顔を隠したんでしょう。お茶目な王子様ですね。

手袋を渡す

赤ずきんがベンチに座っている女性に手袋を渡します。
この女性、WWWⅡのシーンに出てくるメイドと同一人物だと考えるのが無難です。でもそれにしては若すぎますよね。あとなんでこの人がいのりバンドといのりちゃんがいるスノードームみたいなの持ってるのかって話ですよね。

もうこの人が神様なんじゃないですか?(IQ3)

かつては時や運命をを操れたのかもしれませんね。力を失い、近くで見守っていたのに二人を引き裂く運命を変えられず、絶望している神様的な。
スノードームに映し出される二人の動向を静かに見守っているとかだったら童話っぽいじゃないですか。

これを書きながら思ったのですが、この女性の正体が何にしろ、もしかしたらWWWの「私」はこの人で、「あなた」が金髪の少年と赤ずきんの少女を指しているのかもしれませんね。

皆さんは

「大丈夫 ふたりはどこまでも行ける」

Winter Wonder Wanderより

って歌詞が気になったことないですか?
なんでここだけ「私たち」とかじゃなくて第三者視点なんだって。

いや、「ふたりなら~」とかならまだ分かりますよ。
自分たちのことを指して「ふたりは~」なんて言いますか?言わないでしょう。

だから、当事者(再会を果たした二人)でない視点の歌詞の可能性もあるなと思ったわけです。

妄想を語りつくし、満足しました。

はい、次行きます。

登場人物の再確認

このあたりでここまで出てきた情報をもとに、登場人物を改めて確認しましょう。

・赤ずきんの少女=WWWⅡの王子
・金髪の少年=WWWⅡの姫
・くらり
・手袋を渡された女性=WWWⅡのメイド

実は登場キャラって少ないんですよ。(私の妄想上の話)
あとはいのりバンドやいのりちゃん、ロボットなども登場しています。

ロボット、何者か分からなすぎるので、まあいのりまちの世界にはロボットも普通にいるんだろくらいに思ってます。メイドの相棒的な存在なんですかね。

王子の墓へ

2:12~ 看板に英語が書いてあります。

Inorimachi Abbey
Here lies the Prince of "Well Wishing Word"

まあ訳すると
「いのりまち修道院
"Well Wishing Word"の王子ここに眠る」
って感じですかね。

WWWⅡはそのままタイトルと考えていいと思います。王子のお墓があるということでしょう。
そこで泣き崩れる姫とメイド、ロボットが映ります。

2:19~ ここから一瞬赤ずきんの目に姫と幼少期の赤ずきんが一瞬映ります。姫が手を振る姿って、姫自身は見えませんよね。その姿を正面から見ることができたのはのは王子ですよね。やっぱり赤ずきんが王子です。

この説だと、姫の後に幼少期の自分が映っていることになるので、これをどう辻褄を合わせつつ説明しようか悩んでいます。現状ただの過去回想としか説明できません。

いい感じのこじつけがあれば教えてください。

お別れの向こう側

2:33~ ベッドで眠る姫の前でメイドが泣いています。永眠と考えるのが妥当でしょう。
部屋にティアラとネクタイが置いてあるのアツいですよね。

このシーンの右手首の光に注目してください。この光が消えてくらりが現れ、赤ずきんの手首に移ります。

2:47~ 赤ずきんが涙を流す理由、姫が亡くなるシーンを目の当たりにしたからではないかと考えられます。王子はWWWⅡのお別れ(死別?)後の姫を知らないはずですから。

WWWⅡの回想

2:57~ 桜の花びらが散るようなエフェクト、これはWWWⅡであることを意味しています。(0:30あたりで映るWWWⅡの表紙に同じエフェクトがあります)

姫が「バイバイ」ってしてますね。時計はおそらく23:59ですかね。
王子は0時になる前に別れる必要があったのでしょうか。シンデレラを想起させます。

「鳴り響く 鐘の音」

Well Wishing Wordより

という歌詞がありますからね。0時の鐘がお別れの合図だと考えられます。

必ずまた会おうと再会を誓ったにもかかわらず、二人は二度と会うことはありませんでした。

3:04~ 転生後の幼少期、二人は遊んだことがあったんですね。
これ金髪の少年(姫)の方だけが前世を覚えていたら切ないですね。
まあ私はその説を採ってるんですが。

クライマックス

3:08~ 「手と手を重ね」

はい優勝。

この二人はもう離れることはないです。何度生まれ変わっても会えます。

3:11~ これ1stでWWW歌ってたいのりちゃんと完全一致しているわけですが。いのりまちの町長であり歌姫でもある、そんな感じですかね。

この町長に関しては本筋とは少し違った、サービスシーン的なものだと思ってるんですよ。

この再会を記したところで本は終わっている。WWWのMVはそんな感じの内容ではないかと思っています。

WWWⅢについて

最後に少しWWWⅢの歌詞にも触れておきましょう。
1番はWWWⅡの別れまでのことを言っていると考えられます。

夢から醒めても 瞼が覚えている

While We Walkより

以降は王子を失い一人になった姫~転生して金髪の少年になったときの話です。赤ずきんと再会はまだできていません。

合図を空へ 貴方へ

While We Walkより

WWWのMVで印象的なのは、くらりが空を飛んでいたことです。(2:22~)
金髪の少年が空へ送った合図を感じ取り、くらりが赤ずきんを導いてきたと考えれば、"良い"、ですよね。

ラスサビ以降はWWWと同じではないかと思います。
二人の再会、この先もずっと一緒にいようってことです。

これ考察してるか?

オタクの妄想にお付き合いいただき、ありがとうございました。
いや本当にいいですよねWWWシリーズ。

この曲はいくらでも解釈の余地があると思うんですよね。私は今回一例を示しただけであって、結構詰め切れていないところもありますし。

各々の解釈でWWWを楽しんでいきましょう。

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