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ニュージーランドでピルを買う(緊急避妊薬についても書いています)

こちらは医薬品についての記事なので、安易に購入や使用をお勧めするものではありません。必ず医師や薬剤師のコンサルティングのもと使用してください。

ピルを服用している方にとっては、「ニュージーランドに来てもちゃんと購入でき内服を続けられるか」は心配ごとの一つになり得ると思うので、①処方箋をもらって購入する方法と②処方箋なしで購入する方法について説明します。
ここでいう「ピル」とはcontraceptive pillのことを指します。

処方箋をもらってピルを購入する

GPやFamily plannning などでアポイントメントの予約をして、コンサルテーションを受け処方箋を出してもらい薬局で受け取る。

費用
・GPまたはFamily plannningなどでのコンサルテーション費用(ビザのステータスやGPによって異なります)
・薬局に支払う薬代

Family Plannning Website


処方箋なしにピルを購入する

薬局のOral Contraceptive pills のコンサルテーションを予約し、薬局でコンサルを受け直接ピルを購入する。

費用
・薬局に支払うコンサルテーションフィーと薬代

Health Navigator 

Unicherm (薬局)ピル説明のページ

Life Pharmacy(薬局)ピル説明のページ

経口避妊薬ピルは現在、当院の認定薬剤師から処方箋なしで購入することができます。以前に医師から経口避妊薬を処方されたことがあり、一般的に健康状態が良好であれば、当薬局の薬剤師から同じ経口避妊薬を購入できる可能性があります。薬剤師がチェックリストを作成し、資格があれば、一度に最大6ヶ月分の経口避妊薬を購入することができます。

複合経口避妊薬(処方箋なし)は、16~39歳の健康状態の良好な女性が購入できます。 処方箋なしで購入できるブランドには、マイクロギノン、レブレン、ブレビノール、ノリミンなどがある。

プロゲステロンのみのピルまたはミニピル(処方箋なし)は、16~52歳の健康状態の良好な女性が利用できる。 処方箋なしで購入できるブランドには、Cerazette、Microlut、Noridayなどがあります。

訓練されたスタッフがプライバシーに配慮してご相談に応じます。

Unicherm websiteからの引用、DeepL翻訳 https://www.unichem.co.nz/article?id=41208

緊急避妊薬/モーニングアフターピル

緊急避妊ピル(ECP)は、無防備な性行為の72時間後(3日間)までの服用が承認されていますが、研究によると、性行為の4日後まで有効であることがわかっています。服用は早ければ早いほどよい。
平均的な体重の女性の場合、ECPの効果は98%です。
体重が70kg以上の女性には、ECPの効果は低く、銅製のIUDをお勧めします。ECPを服用する場合は、ECPを2回服用する必要があります。

ECPは、Family Planningで無料で処方してもらえます。すぐにECPが必要な場合は、予約時にお渡しすることもできます。

また、事前にECPの処方箋をお渡しすることもできます。

ECPはほとんどの薬局で直接購入することもできますが、割高になることがあります(通常35~50ドル)。

Family plannning websiteからの引用、DeepL翻訳 https://www.familyplanning.org.nz/clinics/services/emergency-contraception-ecp

避妊に失敗した、避妊してなかった、など緊急避妊薬が必要な場合は薬局(有料)またはFamily Planning(無料)へ相談しましょう。


改めて、この記事ではピルの内服をお薦めする意図は全くありません。内服する必要のある方に「ニュージーランドではどこで買えるのか、どうやって買うのか」の情報提供が主な目的です。

日本では処方箋を出してもらう必要があるので、ニュージーランドでは2017年の2月から処方箋なしにピルが買えることがあまり知られていないかもと思ってこの記事を書きました。

健康状態やピルを内服している理由によっては処方箋なしで購入することができないので、ご自身で必ず情報を確認した上で薬局やGP、Family Planningに問い合わせてみてください。

ピルの内服に関してSNSを通して個人的な相談をいただいても回答できませんのでご了承ください。

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