車窓に映るボクが
美しいと思えるなんて
なんて皮肉な お昼前
どこへ行こうか
どこに行けばボクは満足
するのでしょう
思い付くのは
記憶にわずか残る
場所ばかり
降り注ぐ日射しに紛れて
この体
消えちゃえばいいのにな

だってボクは

どうせボクは

穏やかな揺れ
心地良い音
そうだ
それすらキミは知らずに
ボクの我が儘つきあった

ねえ言って

それすらも取り上げたのは
ボクだって
教えてよ
ねえ

ねえ叱って

当たり前のことも分からない
不器用なんて言葉で収まらない
ボクの醜さを
ねえ

それすら待たなかったのがボクなんだ
それすら知ってほしくなかったボクなんだ

ゆがむ視界すら
浅ましい
どこへ行こう
どこにいこう