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今更FFを全部遊んだ

まず最初に謝罪させてください。このタイトルは嘘です。
正確には「ナンバリングのファイナルファンタジーを全部遊んだ」です。

4月ごろにFF7Rを遊んで以来この半年間ひたすらファイナルファンタジーに支配された生活を送ってきたわけですが、ついに
FF1
FF2
FF3
FF4
FF5
FF6
FF7
FF8
FF9
FFX
FFX-2
FF12
FF13
FF13-2
FF13LR
FF15
FFT
FF零式
FFCC
ディシディアファイナルファンタジー

……のピッタリ20本をクリアしてナンバリングファイナルファンタジーを全部遊びました!改めて見たら何だこの数!?

これが大体半年ぐらいで全部遊べてるので人間頑張れば何でもやれちゃいますね。みなさんもFFを一通りやってみては?面白いですよ!


えっ?「11と14やってねえだろうが」って?
はい。すいません。
ナンバリングファイナルファンタジーを完全制覇したのも嘘です。


なのでこの記事のタイトルは正確には「今更オフラインのナンバリングのファイナルファンタジーを全部遊んだ」になりますね。


……いいんだよ!俺の中で一区切りついたんですよ!
そもそも最初FF7Rを遊んだときはこんな大量のFFを遊ぶなんて思ってもいなかったんだから!


まあ前置きはここら辺にして、今回はFFを大体20本ぐらい遊んだ私が「勝手にファイナルファンタジー大投票」をやろうと思います。

これは某番組で行われた全てのファイナルファンタジーの中から「作品部門」「キャラクター部門」「ボス&召喚獣部門」「音楽部門」の4つに分けてどれが一体1位なのかを決めるという企画です。それの丸パクリです。

ただ、流石に丸パクリというのもどうかと思うので「ボス&召喚獣部門」を「名シーン部門」に変えて行います。
なので、前述の20作品の中から作品賞、キャラクター賞、名シーン賞、音楽賞を決めます!


ではまず音楽から!


音楽部門

第10位 ローズ・オブ・メイ(FF9)
第9位 悠久の風(FF3)
第8位 我ら来たれり(FF零式)
第7位 セリスのテーマ(FF6)
第6位 ビッグブリッジの死闘
第5位 カゼノネ(FFCC)
第4位 ゼロ(FF零式)


それでは栄えある上位三曲の発表です!


第3位 女神の騎士(FF13-2)

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FF13最大の名曲としてお馴染みの「閃光」の美しいサウンド更に進化させ、FF13からFF13-2に進むにあたって女神エトロの騎士となったライトニング自信を象徴するかのような美しいメロディが耳に気持ちいいこの曲が楽曲部門第3位です!

FF13シリーズ自体、この女神の騎士やサンレス水郷を筆頭に浜渦正志さんの楽曲が全部素晴らしいので是非音楽を聞くところからでも入って見てください!




第2位 反乱軍のテーマ(FF2)

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FF1、FF2、FF3とファミコン時代のFFも遊びましたが、その中でもずば抜けて良かったのがこの反乱軍のテーマ。
実際とても人気のある曲でいくつもアレンジが作られているのですが、私は最初のファミコン版の反乱軍のテーマが一番好きです。
とても四音で作られているとは思えないぐらい、帝国に抗わんとする反乱軍の決意と悲哀に満ちた楽曲になっています。

多分アナタも聞いた瞬間に「これ四音!?」と植松伸夫の圧倒的な作曲センスに驚く事間違いないので是非原曲から聞いてみてください。(アレンジも最高です)




第1位 The Man With the Machine Gun(FF8)

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もうこれに関して特に語ることはありません。
1位なのに語ることが特にないとかわざわざランキング作ってる意味ねえだろと思う方も居るかもしれませんが、実際にSpotifyで毎日聴いてるぐらい大好きです。

ザ・植松伸夫と言っても過言ではないサウンドで軽快かつアップテンポ、ラグナの明るい性格を象徴するかのようなこの楽曲が第1位です。

見てわかる通り先程から私の音楽に対する造詣のなさが露呈しまくっているような気がしますが、とにかくThe Man With the Machine Gunを聞いたことがない人は聞け!
こんな詰め寄る口調で言うのもあんまり好きじゃないけどThe Man With the Machine Gunは聞いといて損はない!


この音楽部門で大体どんな感じか分かったかもしれませんが、上位の3つだけを紹介する感じで進めて行こうと思います。もう全部話してたらキリがないので!

次はキャラクター部門!




キャラクター部門

第10位 ユフィ(FF7)
第9位 リュック(FFX)
第8位 ケット・シー(FF7)
第7位 カイン(FF4)
第6位 キマリ(FFX)
第5位 ギルガメッシュ(FF5)
第4位 ミンウ(FF2)



それでは栄えある上位3名の発表です!


第3位 イグニス・スキエンティア(FF15)

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「FF15最オカン」と言っても過言ではない彼がランクインです。
まあどのぐらいオカンなのかと言うと主人公であるノクティスと一緒に朝ご飯を作りながら「何か気にかけている事はないか…?」と聞いてくるぐらいにはオカンです。いやこんなのオカンしか聞いてこないから。


というかもうオカン公認です。

その他にも料理を作ったり車を運転したり、FF15はノクティス・イグニス・プロンプト・グラディオラスの誰が欠けてもいけないのですが、イグニスが欠けたら即パーティー壊滅レベルの男です。

この男、クールな時の宮野真守のボイス+イカつい外見で「こんな事してる場合じゃないだろ、急ぐぞ」と平成2号ライダー並みの厳しいことを言ってきそうな印象を受けますが実際はその真逆で、誰よりも食事を楽しみにしているし誰よりも笑顔で写真に写るギャップがもうたまりません。
FF15最萌キャラ。


彼は物語の途中で視力を失ってしまうのですが、それでも「俺に合わせろなんて言わない、追いつけないならその時は自分で諦める」と献身的に尽くす姿が本当にカッコイイ。
FF15最オカン兼最萌キャラ兼最男前のイグニス・スキエンティアをどうかよろしく!




第2位 アルガス・サダルファス(FFT)

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FFTをプレイした事がある人ならば、一度は思うでしょう。「何故こいつが仲間に居るんだ…?」と。

FFTのチャプター1で最も暴れる男、ゲーム開始直後からとにかく貴族以外の人間を下に見て盗賊に対する罵詈雑言を吐き散らし殴る蹴るの暴行すら一切の迷いを見せずに振るう脅威の男。

というかもうアルガスはFFTのラスボスにインパクトで勝っちゃってます。

もう彼の罵詈雑言の数々を挙げ始めたらキリがない。かの有名な勝手に相手を生まれた時から貴族の家畜だと決めつけた上で放つ「家畜に神はいないッ!!」「言葉遣いには気をつけろよこの野郎!盗賊が貴族にタメ口聞くんじゃねえ!!」など、もはや暴言のレパートリーならこの男が全ファイナルファンタジー史上最強と言っても過言ではないでしょう。

もうアルガスの勇姿を一目見るためにFFTを遊んで欲しいレベルです。




第1位 リノア・ハーティリー(FF8)

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栄えあるキャラクター部門第1位はFF8のリノアです。というか、この1位は「Like」の1位じゃなくて「Love」の1位です。

全20本近くのファイナルファンタジーを遊ぶ上で、FF8は2番目ぐらいにプレイしたので結構最初の方です。FF8を遊んでからダガー、ユウナ、レナ、セリス、ルナフレーナ…と数々のFFのヒロインに出会いましたが、私はリノアが一番好きです。リノアガチ恋勢です。


なんていうか、リノアって不思議系ヒロインなので具体的に彼女の魅力を説明するのがすごく難しいんですよね。

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実際、初対面で「私の事を好きにな~る、好きにな~る」と呪文をかけてくるヤベエ女なのですが、なかなか人に心を開かない攻略難度歴代光の戦士最難関のスコールを徐々に徐々に解きほぐして最終的には夫婦のような空気感に持っていくまでをゲームとして体験出来るのがFF8の楽しい所です。




具体的に言うならこの「同級生を勘違いさせてそう感」なんですよ!
実際さあ、リノアがもし同級生だったとしてちょっと優しくされたらオモクソ勘違いしちゃうだろ!?

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そもそも明朗快活でどこかミステリアスな雰囲気を帯びているヒロインが単純に私の性癖なのかもしれません。

てかリノアをスクウェア三大悪女に入れた奴誰だよ!
ファイナルファンタジー最高の女だろうが!!!




名シーン部門


第10位 ゼロムス戦のFFのオープニングが流れ始める一連の流れ(FF4)
第9位 誰かを助けるのに理由がいるかい?(FF9)
第8位 ネクロフォビア戦で乱入するギルガメッシュ(FF5)
第7位 今さら疑うものか!私はお前を信じる!!(FFT)
第6位 エンドロールで重なるロックのテーマとセリスのテーマ(FF6)
第5位 宇宙空間でリノアをキャッチするミニゲーム(FF8)
第4位 やっぱ辛えわ(FF15)



第3位 キマリは通さない(FFX)

これです。FFXの前情報をほぼ知らなかった私でも「キマリは通さない」は知っていた。

「こんだけ散々インターネットでネタにされてるんだから変なシーンなんだろ…」と思っていたのですが、想像以上に熱い!

というかFFXで一番熱いのはこのシーンだとイチオシしたいくらいこのシーンは熱い!!

てかファイナルファンタジーは「キマリは通さない」とか「やっぱ辛えわ」とかネタにされてるシーンに限って実際に遊ぶと普通にいいシーンだったりすることの方が多い!なんでや!キマリ弱いけどカッコイイやろ!!



第2位 晴れ晴れとした気持ちでスクウェアに向かう途中の目黒駅でAV女優になりませんかと声をかけられる三井ゆきこさん(FFT)

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エピソード自体の面白さもそうなのですが、国民的RPGのはずのファイナルファンタジーに突如「AV女優」という単語が現れる瞬発的な面白さも含めて第2位です。

これ以外にも「FFTの作曲に行き詰まったのでリフレッシュのためにテレビを付けたらFF7のCMが流れた」などの面白エピソードを三井ゆきこさんは繰り出してくる。


第1位 エアリスが死んだ直後のスノーボード(FF7)

言うほど直後……という訳でもないのですが、にしたってエアリスが死んだばかりでパーティー全体にお通夜ムードが流れている中で突然始まる伝説のスノボーミニゲームが1位です。

「FFにはミニゲームが多い」という事は私のこれまでの記事を見てもらえばよく分かると思うのですが、その数々のミニゲームの中でもこれは状況の面白さ+妙に力が入っている+エアリスが死んだ直後というシチュエーションが渾然一体となっている歴代最強のミニゲームです。



……さて、お待たせしました。ここからは作品賞です。
余計な火種を起こしたくないという気持ちもあるのですが20本を細かくランキング付けするのがここに来て面倒になったので一気に上位3つを紹介します。




第3位 FINAL FANTASY 零式

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ここまでのランキングは目黒駅でAV女優になりませんかと声をかけられる三井ゆきこさんを見れば分かる通り完全な独断で決めましたが、FF零式に関しては純粋な総合点で3位です。

ファイナルファンタジーは新たな挑戦を続けるがあまりどこかしらにはクセがあったり、ストーリーがやや難解だったりと一長一短なのですが、FF零式はその全てが高水準でまとまっています。

クセがなく動かしやすい戦闘システム、あまり難解になりすぎずに機械や帝国やクリスタルが入り乱れるFFのイメージにピッタリの世界観、壮絶だけど最後には感動のストーリー。

まさに「FF初心者向けの一本」です。
第3位おめでとうございます!



第2位 FINAL FANTASY VIII

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私はここまでFFをプレイしてきて「毎回毎回世界観が変わりすぎ」とか「毎回毎回戦闘システムが変わりすぎ」とか「思春期の主人公ばっか」とか色々言ってきましたが、その全てがFF8には詰まっています。

「クリスタルに選ばれた光の戦士が世界を救うだけじゃない、常に手を変えて新しい挑戦を続ける」という姿勢がファイナルファンタジーシリーズは一貫していると思うのですが、正にその姿勢がFF8には強く出ている。


「ファイナルファンタジーシリーズでどれが一番ファイナルファンタジーしてる?」と聞かれたら私は真っ先にFF8と答えるでしょう。
FF8は20年前のゲームですが、今この世にプレイしても全く古さなど感じず逆に訳の分からない世界観に新しさすら覚えました。

キングオブファイナルファンタジー…というと流石に過言かもしれませんが、FF8が最もクセの強いFFだとは思います。
なので俺の中のキングオブファイナルファンタジーはFF8です。




第1位 FINAL FANTASY XV

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ハッキリ言ってこのゲームはオープンワールドとしては明らかにおかしい。他のオープンワールドと比べて使いづらすぎるファストトラベル、他のオープンワールドと比べてめんどくさすぎるサブクエの仕様。
何もかもオープンワールドとしては微妙だ。

だが、その代わりにFF15が他のオープンワールドと一線を画しているのは「キャラクターへの感情移入」にある。


例えば前述の使いづらすぎるファストトラベル、これは「ノクティス達の愛車に乗らなければマトモな移動手段が確保出来ず、ファストトラベルに関してもランドマークまでしか出来ず微妙な場所はわざわざ徒歩で行くしかない」という面倒を極める仕様なのだが、実際にノクティス達と一緒にドライブするとこれが中々に悪くない。美しい風景や軽快な会話が楽しくてしょうがないのだ。


次のサブクエスト周りの仕様も、「依頼者から受けたサブクエストを達成したらわざわざ実際に依頼者の所まで戻って報告する」というこちらも面倒を極める。でも、そのどうでもいいサブクエの途中でみんなでキャンプしたり…


一緒に砂浜走ったり…



一緒に化け物とツーショットしたり…



一緒に朝ご飯作ったり…




みんなと一緒に写真撮ったり…


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そう、これだ。ここにFF15の本質がある。
めんどくさすぎる車の移動もめんどくさすぎるサブクエも全てがみんなと一緒に過ごしたFF15の大事な大事な思い出になる。
これが一番大切だ。

そう、FF15はオープンワールドで快適とされるありとあらゆる要素をかなぐり捨ててまで「仲間との思い出作り」に全て振り切っている。



突然になってしまうが、私は皆さんが想像しているよりもずっと年齢が若い。実際の年齢は恥ずかしくてとても言えないが、平成ライダーよりも後に生まれている。
更に言うとFFXの方が私よりもギリギリで年上だ。(DLSiteは使える年齢なのでそこは大丈夫!)



だから、FF7Rで上手く人と話せなくてドギマギしちゃうクラウドも分かる。

FF8で大人の昔話に「(きらいだ…)」と心の中でキレてしまうスコールの気持ちも嫌ってほど分かる。

FFXで数々の理不尽が受け入れられなくてキレるティーダの気持ちも嫌ってほど分かる!

分かる!分かるんだよ!!
思春期のFFのキャラの気持ちが全部分かるんだよ!!!
俺だってFFのキャラと同じで大人なのか子供なのかもよく分からないその曖昧な境界に今居るんだよ!!!!



そう、だから!FF15のみんなは俺と年齢が近いからまるで同級生の奴らと一緒に旅してるみたいで最高に楽しかった!


これまで散々FFを「思春期のキャラばっか出てくる」とかちょっとネタにしてたけど、自分自身がFFのキャラに近い年齢なんですよね。
何だか騙してたみたいで申し訳ないです。



でも何でここで明かしたのかっていうと、「どうしてここまでFFを出来たのか?」って考えた時に、やっぱりファイナルファンタジーがとても「若い」ゲームだからだと思うんです。

私はこれまで20本近くのFFをプレイしながらTwitterで実況しましたが、各作品で反応する人達が結構違いました。

それはもちろん「FFシリーズ全部好き!」という方も多いのでしょうが、「FF7が好き!」や「FF15が好き!」と各世代各作品にそれぞれ熱狂的なファンが居ました。




これってとてもすごい事だと思うんです。世に出てから30年近く続いているシリーズが、常に新しい挑戦を続けることで常に新しいファンを生み出し続けている。ずっと昔からあるゲームなのにずっと最先端を走り続ける。

だからファイナルファンタジーはすごく若々しいゲームなんです。

どれだけ続いても全く老いが見えてこない。新しいファイナルファンタジーだと思ったらその次には更に新しいファイナルファンタジーが出てくる。


私は今こうして大人なんだか子供なんだかよく分からない年齢ですが、いつかは必ず大人になってしまうでしょう。でもそんな時にファイナルファンタジーの若さに負けず、ちゃんと新しいファイナルファンタジーを楽しめるように頑張って生きようと思います。




………まあこれだけ色々と御託を並べてみたけど結局ファイナルファンタジーは世界一面白いゲームってことだ!

こんな長々とFFばっか遊んでたのにここまで全部見てくれた人、本当にありがとう!

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じゃあな!