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わたしの友人【#本好きの30問】

闇夜のカラスさんこんにちは!
読むのも答えるのも楽しすぎるアンケートをありがとうございます。
遅ればせながら参加させてください♪

◆いま現在、読んでいる本

ハンチバック 市川沙央
文藝春秋で読んでいるのですが、同誌に掲載されていた「君たちはどう生きるか」の作画監督・本田雄さんの記事が面白すぎて、そっちを読んですっかり満足してそのままになってしまってます。

◆次に読む予定の本

ずっと、おしまいの地 こだま
こだまさんの「ここは、おしまいの地」というエッセイにどハマりしてしまい、この本に限らず著書全部読みたいなと。

・母の子育ては面白いくらいに力ずくだった。基本方針が「泣く子は縛る」
・エグザイルの誰かを失敗させたような若者。
・「今のあなたは転んだだけで死にます」(略)医師はアフリカ奥地の祈祷師みたいなことを言った

「ここは、おしまいの地」より引用

◆積ん読のなかで1年後くらいに読むんじゃないかな?という本

一度積まれた本は、たいてい今生の別れになります。

◆手元にないけど近いうちに入手する予定の本

いつも衝動買いなので予測不能です。

◆いつか絶対読んでやる予定、しかし予定は未定…の長編シリーズ

長いもの苦手なので読まない…かもしれない。

◆今の私を作っている基礎だと思う本、または作家

作家の川上弘美さんです。
小説を読んだり書いたりするきっかけになった方なので、弘美さんの本に出会ってなかったら全く別の趣味を持って別の生き方をしてたかも。

◆大人になって読んで、これ子供の頃に読みたかったなあと感じた本

子どもの頃のわたしに読ませたい本はあるけど、絶対言うこと聞かないと思う

◆子供の頃に読んでおいて良かったなあと思う本

読んだものすべて

◆子供(3〜12歳)のころ特に好きだった本/シリーズ

ゲーム・ブック 五味太郎
ひとまねこざる H.A.レイ
学校の怪談 講談社KK文庫
特に思い出深い3冊を。
五味太郎さんの本は幼心に色使いがすごく好きで、大人になってから買い直しました。(でも子どもたちの手にかかってボロボロになってしまった、、)
ジョージはかわいくて伸びやかで大好き。怖い話も大好物でした。

◆思春期のころ特に好きだった本/シリーズ

小林深雪
折原みと
中原涼
小学校の高学年くらいの頃は、講談社X文庫ティーンズハートを読みまくってました。
小林深雪さんの「16才♡子供じゃないの」とか、折原みとさんの「アナトゥール星伝」とか、中原涼さんの「アリスシリーズ」とか。
もしご存知の方いらしたら、今から肩組んで飲みにいきましょう。

◆16〜20のころ特に好きだった本/シリーズ

トリイ ヘイデン(ノンフィクション)
エドワードゴーリー(絵本)
魚喃キリコ(漫画)
ジョージ朝倉(漫画)
高校生のときに大好きで繰り返し読んでいた作家、漫画家のみなさま。
クロマティ高校もよく読んだ。

◆20代以降、特に好きな本/シリーズ

【20代前半・女性作家の時代】
川上弘美
角田光代
小川洋子
いきなり小説に目覚めて、この御三方の著者を中心に現役で活躍されている女性作家の作品をハイスピードで読み漁りました。川上未映子さんの「わたくし率 イン 歯ー、または世界」を読んだ時は「うわぁすごい」とうっとり。

【20代後半・絵本と文豪の時代】
ゴムあたまぽん太郎 長新太
あいたくなっちまったよ きむらゆういち
ふれ、ふれ、あめ! カレン・ヘス
小学校で読み聞かせのボランティアを始めたことをきっかけに絵本を積極的に読みました。
この三冊は、いいなぁと思って印象に残っている絵本。

同時に、昔の人(←言い方)の本をよく読んだ時期でもありました。
好きだなと感じて繰り返し読んだのは、川端康成・谷崎潤一郎・内田百閒・尾崎翠など。
文豪たちの書く文章のうつくしさと突き抜ける変態っぷりに、純文学ってめちゃくちゃ自由で熱いんだなと興奮した記憶。文芸誌もよく読んでました。

◆30代以降、特に好きな本/シリーズ

ホモ・デウス ユヴァル・ノア・ハラリ
意識はいつ生まれるのか ジュリオ・トノーニ
私はすでに死んでいる アニル・アナンサスワーミー
脳科学やゲノム編集について易しく親切に(←重要。なぜならば難しいと分からないから)書かれた本を読むのが楽しかった時期。
物語を一切読みたくなくて、創作もしたいと思いませんでした。

30代の半ばからは、また物語に親しむようになってます。
数ヶ月に一度本屋に繰り出して、目に留まったものを買って読む。みたいなリズム。今年の春にnoteを覚えてからは、すっかり紙の本から遠ざかってしまってますが。

◆現在、最も気になっている作家

遠野遥
「破局」がめちゃくちゃ好きで、この方の書くものだったら何でも読んでみたいと思いました。と言いつつ「教育」読めてないですが。

・私が見るからチワワのほうも私を見るのだろうと考え、前を向いた。
・陰毛はなぜ縮れているのだろう。縮れているせいで、すぐに陰毛とわかってしまうから、何かの拍子で人に見られたとき、恥ずかしい思いをしなくてはいけない

「破局」より引用

◆ぜったいに読みたい本

ぜったい読みたい、と思いながら忘れるのが常です。

◆持ってることが自慢できる(?)お宝本

森へ行きましょう 川上弘美(サイン本!)
0歳の長女(エルゴ)4歳の次男(ゴーグル着用)10歳の長男(うちの準保護者)をぞろぞろ連れて、新宿のサイン会に行ったときの思い出の本です。弘美さん、ほんとに優しくて。胸がいっぱいでぜんぜんうまく話せなかったんですが、お手紙を渡しました。帰ってきてからサイン眺めて、しみじみビール飲みました。

◆実際に会って話をしてみたい作家はいますか?
(既に亡くなった作家も含む/外国語の言葉の壁はないものとする)

かわか… (もうしつこくなるので自主規制)

◆今までに読んだことがあるもので「これ自分がプロになって書き(描き)たかったやつ!」と強烈に感じた作品

ないです。

◆生まれ変われたらなってみたい既存の作家

生まれ変わったら、言葉以外のことに興味を持つ人間をやってみたい。例えばスポーツに親しむとか。

◆定期的に読み返す本

家にある本はほとんど読み返してます

◆一度読んで、これ以上はいいかなと感じた本/作家

もういいかなと感じたら名前も忘れてしまう

◆ぶっちゃけ苦手な分野の本/作家

カタカナの名前や地名がたくさん出てくる本。
カタカナ5文字以上になると何かがキャパオーバーになるらしく、例えば「ニュージャージー」とか見ると、読んだ側から「ニュージー」「ニューエイジ」「スムージー」と一気に他の単語が押し寄せてごっちゃになって、最終的に脳内でジャージー牛の絵になってしまう。
そしてそのまま読み進めるので「なんか牛が出てきた気がするけど、これなんの話?」と苦しみながら本を読むことになる。

◆ぜひ映像化してほしい本/作品

とらのゆめ タイガー立石(絵本)

◆ぜったいに映像化して欲しくない本/作品

特に思いつかず。

◆「巨匠」という言葉からイメージする作家

岡本太郎(…作家?)

◆「偏愛」という言葉からイメージする作品/作家

谷崎潤一郎

◆ 一週間入院する自分と同年代の友人に差し入れるならこれって本/シリーズ

女の園の星  和山やま(漫画)

◆ 外国に移住する自分と同年代の友達へプレゼントするならこれって本/シリーズ

むしろ現地で見つけた変な本を送ってきてほしい

◆元気を出したい時に読む本/作家/ジャンル

元気がない時は本を読まない。お酒を飲みに行く。

◆もし自分がオーナーになったらこんな店にする!という妄想の本屋

本屋は行くのが好きなので経営はしない。どうしてもやりなさいって言われてやることになったら、その本屋は9割居酒屋になっていると思う。

◆いま思いつく「オールタイムベスト10冊」
(お題/ジャンルは自由でかまいません)

真鶴 川上弘美(小説)

わたしの心の中でふくれていった、夏の雲がちぎれてすぐに形をかえる、まるくなったり、かとおもうと端がほそくなってのびたり、またちぎれてこまかくなったり、それと同じ、考えのすきまからもれでてきた妄念のようなものが、どんどん形をかえて、大きくなったり、小さくなったり、おそろしいものになったり、とつぜん明るくひかるものになったり、ただそんなものだったのよ、あれはきっと。

ことばの食卓 武田百合子(エッセイ)

「ジョンや」は肥っていて丈夫だから、背中に庖丁を立てたまま、せっせと坂を上って家に帰ってきた

超芸術トマソン 赤瀬川原平(エッセイ?)

用もなく打ち捨てられたものなのに、キチンと手当てをされて保存されているこれらのものは、ふつうではない

綺譚集 津原泰水(小説)

皓い空に枝枝が染みて、先生、きれいです。

春琴抄 谷崎潤一郎(小説) 

佐助、それはほんとうか、と春琴は一語を発し長い間黙然と沈思していた佐助はこの世に生れてから後にも先にもこの沈黙の数分間ほど楽しい時を生きたことがなかった

近所の地球 鈴木康広(エッセイ&作品集)

地球は足元に物体としてあり、頭の中にはイメージとしてあります。

密やかな結晶 小川洋子(小説)

「君は小説を書いてきた人間だよ。それが役に立つか立たないかで区別できるようなものじゃないっていうことは、よく分かっているはずだ」

ジョゼと虎と魚たち 田辺聖子(小説)

女は人に可愛がられるのが幸福なのだ、という神話を、女の子をもつ親は信じていますが、でも女の両手はいつも可愛がるものを求めて宙に差し出されているのではないでしょうか。

カンガルー・ノート 安部公房(小説)

「おれ、この猿、好きなんだ」別の誰かの反論。「オランウータンは猿じゃない、類人猿ですよ」「好きなんだ、泣き腫らしたみたいで、あの眼…」「あんたに似ていますよ」「いい顔だよ」

夢十夜 夏目漱石(小説)

そうして、しまいには焼け火箸のようにじゅっといってまた波の底に沈んでゆく。そのたんびに蒼い波が遠くの向こうで、蘇芳の色に沸き返る。すると船は凄まじい音を立ててその跡を追っかけてゆく。

以上でございます。最後まで読んでくださった方、感謝です。
闇夜のカラスさん、素敵な企画をありがとうございました!

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