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スピッツとミスチル、結局どっち派?

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スイスイ

1985年生まれ。元メンヘラ現100%リア充のエッセイスト。
現在cakesで「メンヘラ・ハッピー・ホーム」連載中。

サクちゃん

1978年生まれ。シングルマザーのクッキー屋。
娘のあーちんはほぼ日で連載中のイラストレーター。
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スイ:スイスイサクサク

サク:よむラジオーーーーー!!!

スイ:みなさんこんにちは!すっかり夏ですね!リクエストやコメントや感想、今回もあつくおまちしてます!

満を持して今回のテーマは!!なんと!!!待望の!!!

サク:待望の・・・?

スイ:「スピッツとミスチルどっち派?」です!!!!!!!

サク:具体的!!!固有名詞!!!

スイ:これ重要だから先にいっておきますけど、わたしはミスチルもスピッツも大好きです。

サク:うん、わたしも両方すき。

スイ:いちばん好きな曲は、スピッツは「ジュテーム?」ミスチルは「デルモ」です。
   
サク:わたしはね、スピッツは「謝々!」ミスチルは「Replay」かな。

スイ:わたしずっと思ってたんですよ。ミスチルとスピッツ、結局どちらかと言うとどちらが好きか?っていう問いは、結構人間の、そのひとの、本質をつくのではないかと!いきかたの。

サク:生き方の・・・本質・・・。

スイ:で、わたしはスピッツ派なんですよ。

サク:わたしもスピッツ派ですね。

スイ:どちらかというと。宇宙にミスチルかスピッツどちらかの曲だけが聞き放題、他はなんの曲も持ち込めないってなったら、ぜったいスピッツなんですよ。

サク:でもね、高1のときにすごいすきだった人がミスチル似。

スイ:似!!

サク:桜井さんね。だから好きな曲は単純にその彼の思い出だな。

スイ:いや、これは神様のいたずらだけど、わたしは顔は完全桜井さん派だけどこれは生き方には関係ない。

サク:うん、そうね。

スイ:ほんとはサクちゃんとわたしのどちらかがミスチル派であったほうがフェアだとはおもうんだけど、でも、どちらかがミスチル派だったらこのラジオいっしょにやってないとおもうんですよ。

サク:ほう。

スイ:ミスチル派はミスチルに救って欲しくて、スピッツ派はスピッツに救いはもとめてない。

サク:ほほう。

スイ:何度も言うけどこれはどちらの人格がいいわるいでもない。音楽に何をもとめるか、自分の外側に何を求めるか、で、性質の違いなだけなんですけど。

サク:うん、あとさ、音楽性とかの話してないよね。むしろそこはなんにもわかんない。両方ずっと続けててずっと人気でスゴイということしか。

スイ:音楽性の話はしてない!音楽の事はぜんぜんわからない!!!軽音楽部でギターもやってたけどわたしは弾けない!ライブで1度アンプに線をつながずエアーで出たことがあるくらいにプライドもない!

サク:歌詞の背景とか本意とかも関係ないよね。
  
スイ:関係ない。ミスチル自体もスピッツ自体も、曲も、ファンも、何も否定してない。ただ、私個人が一聞き手として取る印象。それによって、ただ分けてみただけ。みんな、わたしは、何の武器ももっていませんよー!!!!!!!!!!!両方めっちゃすきだよーーー!!!!

サク:とりあえずわたしとスイスイが今何の話してるかわかった。みんなに伝わるかな。でもまあこれ言ってるとすすまないから、勇気出していこうか。

スイ:私は今回の問いで、わたしとサクちゃんで答えをだしたいというよりは、リスナーの人と意見交換をしたいな。ラジオだから!

  


それでいうと、さかなクンは何者?


スイ:繰り返すけど、ミスチル派は、救ってほしい。だれかに。言葉に。ミスチルに。スピッツ派は、じぶんで答えを出したい。スピッツをただききながら。スピッツの恋話をただききながら。

サク:うんうん。

スイ:さくちゃんの見解はどうですか?

サク:スイスイが言ってること、なんだろうすごいわかるんだよね。
ミスチル聞いてるひとは、自分に置き換えて聴いてる感じがして、スピッツはものがたりを聞いている感じ。

スイ:そう!物語!!!
ファンキーモンキーベイビーズがさ、「前向きな曲ばっかり歌ってるのに不倫するなんてひどい、裏切られた」っていわれてるけど、じゃあ不倫の話を歌ってる歌手が不倫するのはいいのかな?それ、ぜんぶ関係ないと思うんだよね。でも、やっぱりファンキーモンキーベイビーズは、全身で、メッセージを、リスナーに、とどけてて、リスナーは、メッセージを、きいていたんだよね。自分宛に。だから、それは「物語」じゃなかったんだよね。

サク:突然のファンモン。そうだね、あれはメッセージを届けてたんだよね。応援団だね。
それでいうと、ミスチルは塾の先生、スピッツはさかなクンというか。

スイ:ミスチルは塾のせんせい、スピッツはさかなクン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!あのね間違いないわ。さかなくんは、さかなクンから魚の事学ぶって言うより、我々は「魚の事を学んでるさかなクン」をみてる。

サク:ミスチルはなにか教えてくれるんじゃないかっていう感じがするし、スピッツは楽しんでるけど教えてはくれない。

スイ:そう!!!!!!!!!!!!!!

サク:さかなクンから得てるのは、学業ではないよね。

スイ:ない。

サク:おなじ恋愛を歌っているようで、ミスチルはわかりやすく解いてくれていて、それをわかりやすくてうれしいひとがミスチル派なのかな?「わかるーーー!」っていう。

スイ:たしかに。わかるーーーー!がミスチルで、わかんないー!!!がスピッツ?!

サク:スピッツ何言ってるかわかんないからね、あのひとたち。
わかんなくしてるのに、でもわかりやすいふりしてしれっとしてるんだよね。恋の歌を歌ってるふりしてる。声とメロディで。あと顔(草野さん)。

スイ:歌や小説や映画でもさ、そのなかで、この表現がすきだとかこの物語最高だなとかはおもうけど、そのなかの、この一言に、自分が、勇気をもらった!とか、おもったことない。
アイアンマンか、ヒミズか、どっちの映画みる?ってこと?

サク:園子温!

スイ:うちの夫にスピミス質問(※)をしたところ、ミスチルと答えたんですよ。(※スピッツ派かミスチル派かの問い)

サク:わはは そうきたかー。

スイ:で、彼は、すっきり、わかる、ゆうきもらう、わかりやすい、ストレス発散!みたいな、自分に結果的になにかがもたらされそうな映画をみるね。

サク:求めるものがちがうんだね。

スイ:でも、ひとつの作品をみても、印象ってちがうから、スピッツに背中を押されるひともいるとおもう。

サク:それはそうだね。フレーズに撃たれるとかね。メロディなんてときどき武器だからね。「魔法のコトバ」のイントロにはキンモクセイと同じキュン成分が配合されていると思うし。意図的に!!毒を盛るかのように!!

スイ:えええ!そういえば失恋した時にスピッツエンドレスでイヤホンでききながら気付いたら6時間あるいてたときもあった。

サク:だから、どう聴くかはホントにひとによってちがうんだろうなと思う。わたしはスピッツは歌詞の意味とかあまり深く推測しないで、わかんないまま聴きたい。

スイ:たしかにわかんないまま聴きたい。
でもスピッツは、よく、自分の過去を思い出したりするきっかけになる。他人の物語をきいて自分の物語をおもいだす。でも、物語を思い出したくてきくわけじゃない。ただスピッツの物語がみたいだけできく。


両者の違いをどうしても一言でキメたい2人。


  スイ
:我が友人はほぼスピッツ派だった。でもさ、ミスチル派の、自分の人生に作品からのメッセージすんなりいれこんで、すぐ勇気とかに変換できるっていうのは、でも、ある種、すごいとおもう。素直だよね。いつも歌に勇気もらってます!!とか。脱水症状のときに飲む経口補水液のような。
で結局さ、なんなんだろう。スピッツ派は◯◯ ミスチル派は◯◯とすると?!

サク:うーん。

スイ:スピッツ派は美術館巡り、ミスチル派はパワースポット巡り?
パワースポットはパワーもらう目的があって、美術館は、たしかにそこに、美術やアートへの感動やなにかしらを期待して求めていくかもしれないけど、どちらかというと、それをみたあとで、自分1人で考え事するかんじ。


サク:美術館の絵とスピッツ、わかる!!理解とかじゃないんだよね。

スイ:あーぜんぜん意味わかんなかったな。でも行って良かったな、っておもう。美術館!w

サク:ほんとに見るひとによってちがうよね。絵画だね、スピッツ。想像と共にできあがる。ミスチルはそのものを受けとって、なんならお返しさえしたい気になる。

・・・スピッツ派は天空の城を想い、ミスチル派は富士山を拝む?

スイ:おいおいビビビ!それだ!!!!!!!!!!

サク:富士山間近に見たことある?すげーーーーって思うよね。あれが毎日朝起きたたら目の前にあったら、もう信じるよ。みんなの富士山だけど、それぞれのマイ富士山なんだよね。

スイ:マイ富士山だね。わたしのミスチル、決してわたしのものではないスピッツ。うーん。。。

サク:スピッツは実在してないくらい、それぞれの心の中にいるね。

スイ:でも、なんだろう・・・もっとバキッと答えがあるきがする。。



恋が答えをおしえてくれた。



スイ:元彼をおもいうかべるとみんな、スピッツ派っぽいな。(もし元彼のだれかがみてたらコメントください)だからこそ、ミスチル派の夫と最も長く続いて結婚までしたのかな。

サク:あーー、わたしは両方いるなー(わたしはコメントしなくていいです)

スイ:ミスチル派もいたの?!

サク:ミスチル派の彼に「サクちゃんの言ってることよくわかんない」って言われたな。「なんでむずかしいこと言うの?」って。

スイ:やっぱり!!!!!!!!!!!!!wwwもう言語すらちがうんですよ!!!www

サク:それで、彼が自分のなかのストーリーにわたしを入れようとするから、ミスキャストだ!って別れたよ。スピッツ派の彼は、わかんないほどおもしろがる感じがした。

スイ:結婚じゃなくてカップル、だと、それは2人しか登場人物がいないからミスキャストかもしれないね。登場人物二人の世界だから。でも結婚は、ふたりがダブル主演で、いろんな登場人物に会いにいく感じがあるから、方向性ちがっててもなんとかなるようなきがするようなしないような。まあそのひとたちそれぞれの恋愛観にもよるか。

サク:結婚は確かに話が別かもね。

スイ:わかんないことをおもしろがるのがスピッツ派。わかることがうれしいのがミスチル。。。

サク:それあるね。でもわたしスピッツ派で、わかんないのがおもしろいけど、めんどくさいのがさ、わかんないものをわかりたい気持ちがおおきいんだよ。理解というより、おしえてほしいの。きいても結局わかんないだろうけど。

スイ:そうだね。どうかんがえてもわからないと言う前提でわかりたい。ほんとうはわかりたくないのに。

・・・ちょっとまって。
こたえがでなさそうな、わからない問題を、どうにかしてわかりたい、、、、、、

!?今最も答えがでなさそうな問題って、、、

サク:な、なに?

スイ:まさにスピッツ VS ミスチル問題!!

サク:ひゃーーー!ほんとだ!!!!

スイ:わたしたちは、答えがでないとわかっていて、答えをだそうと楽しんでいるにすぎない!!!

サク:これ話してるわたしたちまさにスピッツ派!

スイ:意味の分からない美術をたのしんでみているのとおなじ、手の届かない天空の城を慈しむのとおなじ!!この議論こそが。

サク:はじめから答えはあったのか・・・!

スイ:答えが無いと言う答えが?!答えが出ない事をはじめから知りむしろそれにわくわくさえしている!!!!むずかしいことをいっているようで、ほぼなにもいってない!!!!笑

サク:そりゃサクちゃんの言ってることわかんないって言われるわ!!!わたしもわかんないわ!

スイ:【スピッツ派とは。スピッツ派とミスチル派はどうちがう?を議論したいひと。ミスチル派とは。そんなことに興味ないひと。】

サク:ミスチルの話だけしたいよね。

スイ:そうだね笑




(本日のエンディング曲:氷結 あたらしくいこう さかなクン×スカパラ)



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